次のページ
「第14回 Catアートフェスタ」 丸善丸の内本店ギャラリー
東京
chariot

丸善丸の内本店4階ギャラリーでは、「第14回 Catアートフェスタ」が
開かれています。
会期は2月28日(水)までです。

img176.jpg 

img177.jpg


2月22日は猫の日ということで、ギャラリーA・Bの両方を使った会場いっぱいに、
29人の猫アーティストがショップを開いて、制作した人形、置物、絵画、写真、
Tシャツ、アクセサリーなどを展示販売しています。
2月24日(土)までの前半と2月25日(日)からの後半で、一部展示替えがあります。

出品作家は以下の通りです。

[全日]
有田ひろみ・ちゃぼ(墨絵・ぬいぐるみ)、おおやぎえいこ(絵画)、奥平浩美(ジュエリー)
きびねの(創作人形)、小島美知代(立体造形)、櫻井魔己子(立体造形)
松風直美(切り絵)、東早苗(九谷焼)、布施和佳子(絵画)、細山田匡宏(立体造形)
松下カツミ(イラストレーション)、目羅健嗣(絵画・立体)、もりわじん(立体造形、画)

[前半]
桐山 暁(銅版画)、ゴーあや(陶芸・その他)、鴻巣三千代(絵画・その他)
中山祥代(写真)、なつめみちこ(粘土、立体作品)、半澤淳子(陶芸)
平林義教・利依子(七宝焼)、渡辺志野(陶芸)

[後半]
彬香子(イラストレーション他)、五十嵐俊介(張り子)、岡村洋子(陶芸)
小出信久(ミニチュア木彫り)、白井光可(ワイヤーワークなど)、すみ田理恵(陶芸)
宮内久美子(絵画、造形)、山下健一郎(絵画・立体)

お客さんも多く、あちこちで作家と話しをしたり、気に入ったグッズを
選んだりしていました。
会場を見て回るだけで猫まみれになる、猫好きの人にはたまらない企画です。


【2018/02/22 19:26】 美術館・博物館 | トラックバック(0) | コメント(0) |
「FACE展2018 損保ジャパン日本興亜美術賞展」告知 東郷青児記念損保ジャパン日本興亜美術館
新宿
chariot

新宿の東郷青児記念損保ジャパン日本興亜美術館では、
「FACE展2018 損保ジャパン日本興亜美術賞展」が開かれます。
会期は2月24日(土)から3月30日(日)までです。

img068_20180221193310917.jpg


FACE展は損保ジャパン美術財団の公益財団法人への移行を期に創設された
公募コンクールで、今回で6回目です。
会場には970名の新進作家たちの応募作品から選ばれた、受賞作品9点を含む
入選作品71点が展示されます。

2017年の「FACE展」の記事です。

展覧会のHPです。


【2018/02/21 19:43】 美術館・博物館 | トラックバック(0) | コメント(0) |
「さくらと富士展」 銀座 日動画廊
銀座
chariot

銀座の日動画廊では、「さくらと富士展」が開かれています。
会期は3月3日(土)まで、日曜日はお休みです。

日差しも暖かくなり始め、もうすぐ春ということで、30名以上の作家による、
桜と富士を題材にした小品が展示されています。

佐藤泰生 「旭日富士と波」 8F
img160.jpg

富士山に雪の残る春の浜辺で、空にも海にも緑の入った、
暖かく楽しい景色です。

糸園和三郎 「さくら」 8F
img161_20180220175712613.jpg

あふれるように咲く枝垂桜で、花も空も夜の紫に染まっています。


【2018/02/21 19:23】 美術館・博物館 | トラックバック(0) | コメント(0) |
「至上の印象派展 ビュールレ・コレクション」 国立新美術館
乃木坂
chariot

六本木の国立新美術館では「至上の印象派展 ビュールレ・コレクション」が
開かれています。
会期は5月7日(月)までで、火曜日は休館日です。
九州国立博物館に5月19日(土)から7月16日(月・祝)まで、
名古屋市美術館に7月28日(土) ~ 9月24日(月・祝)まで巡回します。

img148.jpg


ドイツ出身でスイスに移住した実業家、エミール・ゲオルク・ビュールレ(1890-1956)の
コレクションを展示していた美術館が2015年に閉鎖され、2020年に拡張してオープンする
チューリッヒ美術館に作品が寄託されるのを前にして催される展覧会です。

フランス・ハルスやアングルに始まり、ドラクロワ、クールベ、コロ―から印象派を経て、
ボナール、ヴラマンク、ドラン、ピカソ、ブラックまで、60点以上が展示され、印象派だけ
ではない作品の揃った展覧会です。


カミーユ・ピサロ 「ルーヴシエンヌの雪道」 1870年頃
ビュimg155 (7)

ルーヴシエンヌはパリの西にあり、ピサロやシスレー、ルノワールたち印象派の
画家が一時住んで、屋外の風景を描いています。
1870年に普仏戦争が始まると、ルーヴシエンヌはプロイセン軍の侵攻を受け、
ピサロも家を荒らされ、ピサロはロンドンに逃れています。
のどかな雪景色で、戦争は7月に始まっているので、開戦前に描かれた絵のようです。

アルフレッド・シスレー 「ブージヴァルの夏」 1876年
ビュimg155 (1)

ブージヴァルはパリの西のセーヌ川左岸にあり、シスレーが住んでいました。
シスレーらしい地平線の低い構図で、空とセーヌ川の青、雲の白、土手の緑が
さわやかな景色です。
普仏戦争ではブージヴァルもプロイセン軍に占領され、シスレーは財産を失い、
裕福だった父も破産してしまったので、以後は困窮した生活を送ることになります。

エドゥアール・マネ 「ベルヴュの庭の隅」 1880年
ビュimg156

晩年のマネが梅毒治療のため、パリの南西ムードンのベルヴュ地区に
滞在していた時の作品で、モデルは友人夫妻の妹マルグリットです。
マネは印象派の画家ではありませんが、後輩たちに影響されて、
明るい外光を意識した印象派のような作品も描いています。

クロード・モネ 「ヴェトゥイユ近郊のヒナゲシ畑」 1879年頃
ビュimg155 (6)

モネが1878年に移り住んだ、セーヌ川沿いのヴェトィユを対岸から見た景色です。
手前のヒナゲシ、奥のセーヌ川岸、上の曇り空と画面を分割していて、
教会の建物はグーグルアースでも確認出来ます。
ヒナゲシの中にいるのはモネの家族のようで、真ん中の子はヒナゲシを
摘んで持っています。
モネは以前住んでいたアルジャントゥイユでも、後に住むジヴェルニーでも
ヒナゲシ畑を描いています。
この絵は2008年にセザンヌの「赤いチョッキの少年」など他の3点とともに
一度盗難に遭っています。

クロード・モネ 「ジヴェルニーのモネの庭」 1895年
ビュimg155 (3)

モネは1883年にジヴェルニーに移り、庭に花を植え、セーヌ川の支流から
水を引いて池も作っています。
花盛りの庭にたたずむのは、モネの2番目の妻、アリス・オシュデの三女、
シュザンヌです。
モネは左利きだったということで、画面左側の細かい筆触は右下から左上に揃い、
波のうねりのように見えます。

ピエール=オーギュスト・ルノワール 「イレーヌ・カーン・ダンヴェール嬢
(可愛いイレーヌ)」 1880年 油彩、カンヴァス

ビュimg155 (4)

肖像画で人気を得てきた頃の作品で、ユダヤ系の銀行家、ルイ・カーン・ダンヴェール
伯爵の長女、8歳のイレーヌがモデルです。
服や手は大まかな筆遣いですが、栗色の髪と背景の濃い緑に囲まれた顔は
写実的で、まつ毛も描き込まれ、顔にはほんのりと紅と青も入って、透き通るような
肌の色を描き出しています。
この絵はイレーヌ自身が所有していましたが、後にナチスに没収され、
美術品の愛好家だったゲーリング国家元帥の手に渡ります.
戦後にイレーヌに返され、ビュールレは1949年にイレーヌから購入しています。
この1点だけでも展覧会に行く価値のある、素晴らしい作品です。

エドガー・ドガ 「ピアノの前のカミュ夫人」 1869年
ビュimg155 (5)

カミュ夫人がこちらを振り向いているところで、横に積まれた楽譜が
ピアニストであることを示しています。
譜面台の楽譜は何の曲でしょうか。
壁の影から光源が下の方にあること、夜の室内であることが分かります。
普仏戦争に従軍する前の作品で、ドガはこの戦役で目を傷めています。
この絵はナチスによって略奪され、スイスで売却された時にビュールレが
購入したもので、略奪品とは知らずに購入したことは認められますが、
元の所有者からもう一度買い直しています。

エドガー・ドガ 「出走前」 1878-80年頃
ドガ002

思い思いの様子で、レースの出走を待っている旗手たちと馬で、
遠くの方で駆けている馬も見えます。
ドガは馬のデッサンもよく手がけているので、馬も色々の姿をしています。

エドガー・ドガ 「14歳の小さな踊り子」 1880-81年 
 ブロンズ、着彩、木綿のスカート、サテンのリボン

ドガ007

ドガの生前に発表された唯一の彫刻作品で、最初に印象派展に出品された時は蝋製で、
髪は人毛のかつらだったそうです。
ブロンズ像の服の部分に淡く色を塗り、木綿のスカートを着け、髪にはピンク色の
リボンを結んでいます。
少女の上向きの顔もかなりリアルで、可愛いさを表そうとはしていません。

フィンセント・ファン・ゴッホ 「日没を背に種まく人」 1888年
ビュimg155 (2)

木を画面の手前に大きく描くという構図は歌川広重の浮世絵に倣っています。
ミレーの「種まく人」のテーマへの関心はゴッホの初期の頃から続いていて、
夕日が大きく描かれているのは、ゴッホの思い入れを表しているのでしょうか。

ポール・ゴーギャン 「肘掛け椅子のひまわり」 1901年
ゴッホ1_1

ゴッホを象徴するようなひまわりが椅子に置かれています。
ゴッホの描いた、ゴーギャンをアルルに迎えるときに用意した椅子の絵を思い出します。
窓の外はゴーギャンの現在を表すタヒチの海です。
ゴッホの耳切り事件で、アルルでの共同生活が破綻した二人ですが、ゴーギャンは
ゴッホのことを忘れず、後年にも懐かしく思い出していたようです。

クロード・モネ 「睡蓮の池、緑の反映」 1920-26年
モIMG_0372

部分
モIMG_0377

部分
モIMG_0375

会場の最後に展示されており、この作品のみ撮影可能です。
縦200㎝、横425㎝の大作で、最晩年に描かれています。
これだけ大きいと、まるでジヴェルニーの睡蓮の池が自分の目の前に
広がっているような気持になります。
ビュールレはジヴェルニーを訪れたこともあるそうで、この絵は1952年に
遺族から購入しています。

近代絵画を中心にした、とても充実した展覧会で、これから混雑が予想されるので、
早めに行かれることをお勧めします。

展覧会のHPです。



【2018/02/20 19:17】 美術館・博物館 | トラックバック(0) | コメント(0) |
「南方熊楠-100年早かった智の人」 国立科学博物館
上野
chariot

上野の国立科学博物館では生誕150周年記念企画展、「南方熊楠-
100年早かった智の人」が開かれています。
日本館1階企画展示室での展示で、会期は3月4日(日)までです。

img044.jpg


和歌山県田辺に住み、博物学者、民俗学者として著名な南方熊楠
(みなかたくまぐす、1867-1941)を紹介する展示です。
広く資料を集めて蓄積し、提供する、「情報提供者」としての面に注目しています。

南方熊楠の情報収集の方法の紹介です。

文献や見聞きした話をノートに書き留めた抜書
みIMG_0295

膨大な情報をびっしり書き込んでいます。

キノコを描き写した図譜
みIMG_0298

数千枚のキノコの図譜を作成しています。

民俗学者の柳田國男に送った手紙
みIMG_0302

数多くの人たちと書簡のやり取りをして、情報を集めています。

日々の行動を記録した日記
みIMG_0306

植物の採集記録にもなっています。


南方熊楠は文献などの膨大な資料の中から、ある一つの単語についての
記述を集め、関係を整理し、文章を作成する作業を行なっています。
コンピューター処理のコピー&ペーストやリンクと同じ方法です。
副題が「100年早かった智の人」となった理由で、驚異的な記憶力を持った
熊楠ならではの作業です。

「十二支考・虎」を執筆した時の資料です。

情報を集め、紙に書き出し、関係性を付けていきます。
みIMG_0335

活字にすると、こうなります。
みIMG_0338

まとめます。
みIMG_0340


南方熊楠の業績の一つに神社合祀令への反対運動があります。
明治政府の進めた神社の統廃合政策を、地域の伝統や自然環境の破壊につながる
として反対したもので、現代の自然保護運動の先駆けとなるものです。

熊楠が柳田國男に託して東京帝国大学附属植物園園長の松村任三に
宛てて送った、神社合祀令に反対する意見書
みIMG_0329

柳田が意見書を印刷し、関係者に配布した「南方二書」
みIMG_0328


1929(昭和4)年に昭和天皇が南紀行幸の折、南方熊楠は特別に召されて、
田辺湾神島沖に停泊した戦艦長門の艦上で進講しています。
無位無官の者による進講は前例がなく、生物学者としての昭和天皇の熊楠への
関心の高さを示しています。
その時、粘菌の標本をキャラメルの箱に入れて献上したので、昭和天皇は驚いた
ということです。

献上したキャラメルの箱と同型の箱
みIMG_0325

森永ミルクキャラメルで、思ったより大きい箱です。

後に1962(昭和37)年の南紀行幸の際、昭和天皇は神島を眺め、歌を詠んでいます。

  雨にけふる神島を見て紀伊の国の生みし南方熊楠を思ふ

「南方熊楠」展のHPです。


日本館地下1階多目的室では同じく3月4日(日)まで企画展、「地衣類―藻類と共生した
菌類たち―」が開かれています。

img043.jpg


地衣類は菌類の一部で、藻類と共生し、藻類の光合成による栄養で生活するものです。
苔に形が似ていますが、苔ではありません。
南方熊楠は地衣類の研究も行なっています。

街なかの地衣類
ちIMG_0273

熱帯~亜熱帯の地衣類
ちIMG_0275

針葉樹林帯の地衣類
ちIMG_0286

「地衣類」展のHPです。


日本館の1階ホールには犬の仲間たちが集まっています。

左はアイリッシュウルフハウンド、右はボルゾイです。

みIMG_0294


オオカミもいます。

みIMG_0354

左はタイリクオオカミ、中はコヨーテです。
犬はタイリクオオカミを家畜化したものです。


【2018/02/17 18:39】 美術館・博物館 | トラックバック(0) | コメント(0) |
プロフィール

chariot

Author:chariot
東京のビルの多い街で暮らしています。

最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

カテゴリー

ブログ内検索

月別アーカイブ

リンク

このブログをリンクに追加する

RSSフィード


| ホーム | 次ページ>>