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「フェルメール展」 上野の森美術館
上野
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上野の森美術館では、「フェルメール展」が開かれています。
会期は2019年2月3日(日)まで、日時指定入場制です。
当日券の発売も若干あるようです。

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確認されている作品が30数点という、オランダの画家、ヨハネス・フェルメール
(1632-1675)の作品が9点(1点は1月9日から)展示されるという展覧会です。

私は平日の朝9時30分から10時30分の入館を予約しました。

音声ガイドが無料で貸し出されます。

まず2階のオランダ絵画の展示に進みます。
特にピーテル・デ・ホーホの「人の居る裏庭」(1663-1665年頃 
アムステルダム国立美術館)が印象に残りました。

次に1階に降りるとフェルメールの作品が展示されています。

展示されている作品は以下の通りです。
 
「マルタとマリアの家のキリスト」 1654-1655年頃 スコットランド・ナショナル・ギャラリー
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「牛乳を注ぐ女」 1658-1660年頃 アムステルダム国立美術館
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「ワイングラス」 1661‐1662年頃 ベルリン国立美術館 (日本初公開)
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「リュートを調弦する女」 1662-1663年頃 メトロポリタン美術館

「真珠の首飾りの女」 1662-1665年頃 ベルリン国立美術館
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「手紙を書く女」 1665年頃 ワシントン・ナショナル・ギャラリー
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「赤い帽子の娘」 1665-1666年頃 ワシントン・ナショナル・ギャラリー (日本初公開)

「手紙を書く婦人と召使い」 1670-1671年頃 アイルランド・ナショナル・ギャラリー
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「取り持ち女」 1656年 ドレスデン国立古典絵画館 (日本初公開、1月9日から展示)

初期の宗教画、風俗画もあり、モデルが同じ金色の上着を着た、「リュートを調弦する女」
「真珠の首飾りの女」「手紙を書く女」の3点も並んでいます。 

手紙を題材にしたフェルメールの作品3点が展示された、2011年にBunkamura
ザ・ミュージアムで開かれた、「フェルメールからのラブレター展」の記事です。

小さな美術館でのフェルメール展というのは、大変な混雑になるのではないかと
心配しましたが、日時指定入場制のおかげで、思ったほどの混雑なしで鑑賞できました。
これが日時指定入場制でなかったら、とんでもないことになっていたでしょう。

展覧会のHPです。


【2018/10/18 22:06】 美術館・博物館 | トラックバック(0) | コメント(0) |
「びわ湖長浜KANNON HOUSE」 宝厳寺の聖観音立像
上野
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「びわ湖長浜KANNON HOUSE」は京成上野駅と不忍池の間にあります。
場所は台東区上野2-14-27の上野ファーストビル1階です。

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観音の里として知られる滋賀県長浜市には130体を超える観音像があります。
「びわ湖長浜KANNON HOUSE」は「観音」をテーマとして2016年に上野に
オープンした情報発信拠点で、長浜市の観音像を2~3か月に1体ずつこちらで
展示しています。
隣の不忍池は寛永寺の開祖・天海が琵琶湖に見立て、竹生島になぞらえて
中之島を築かせたとされており、長浜市の拠点としてふさわしい場所といえます。
開館時間は午前10時から午後6時、入館は無料、休館日は月曜日です。
毎週金曜日は17時から30分間、館内の照明を消灯し、観音堂の明かりだけを灯した
スペシャルライティングが行なわれます。

8月28日からは10月21日まで、竹生島宝厳寺の聖観音立像が展示されています。
2016年のオープン時に最初にお越しになった観音像で、今回はリクエストに応えての
再訪です。

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平安時代後期、12世紀の作で、像高67.5㎝、蓮華を持ち、優しいお顔立ちをしておられ、
定朝様式の典型的な作例とのことです。


10月23日からは保延寺の千手観音立像がお越しになります。


上野広小路の証券会社のパンダはコスモスの咲く野で遊んでいます。

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【2018/10/16 19:41】 美術館・博物館 | トラックバック(0) | コメント(0) |
「ジョルジュ・ルオー 聖なる芸術とモデルニテ」展 パナソニック汐留ミュージアム
新橋
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新橋のパナソニック汐留ミュージアムでは開館15周年特別展、「ジョルジュ・ルオー 
聖なる芸術とモデルニテ」展が開かれています。
会期は12月9日(日)まで、水曜日は休館日(但し11月21・28日、12月5日は開館)です。

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ジョルジュ・ルオー(1871-1958)における、聖なる芸術とモデルニテ(現代性)に
焦点を当てた展覧会ということで、作品約90点が展示されています。
宗教的主題の作品が中心で、ルオーの深い精神性、宗教性の伝わる展覧会です。

第1章 ミセレーレ -甦ったイコン

「ミセレーレ」とはラテン語で、「憐れみたまえ」という意味です。
父の死と第一次世界大戦を経験したルオーが制作した58点の銅版画集で、
そのうち12点が展示されています。
力強いモノクロで、深い悲しみと愛の感情が表れています。

「ミセレーレ 13 でも愛することができたなら、 なんと楽しいことだろう」 
 1923年 パナソニック汐留ミュージアム


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「青い鳥は目を潰せばもっとよく歌うだろう」、 通称「青い鳥」
 1934年 油彩、グワッシュ、淡彩、透写紙 個人蔵

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「ミセレーレ」に組み入れられる予定で、採用されなかった作品です。
「ナイチンゲール(小夜啼鳥)は目を潰すとよく歌う」という伝説に依っているとのことです。


第2章 聖顔と聖なる人物 -物言わぬサバルタン

サバルタンとは抑圧された人びとという意味です。

「聖顔」 油彩、グワッシュ、紙 1933年 ポンピドゥーセンター・パリ国立近代美術館
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ゴルゴダの丘に曳き立てられて行くイエスに聖ヴェロニカがヴェールを差し出し、
イエスが顔を拭ったところ、そのヴェールにイエスの顔が映ったという逸話に
基いています。
額縁の様な枠の中に描かれた茨冠を被ったイエスは、棘の傷のため顔は血で赤く
染まり、大きく眼を見開いてこちらを見ています。

ルオーは1904年からキリストの顔(聖顔)を描き始め、特に1930年代に集中的に
描いています。

「ヴェロニカ」 油彩、麻布 1945年頃 ポンピドゥーセンター・パリ国立近代美術館
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青色に囲まれ、十字を付けた布を被り、静かで優しい表情を浮かべています。

「我らがジャンヌ」 油彩、紙 1948-49年頃 個人蔵
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旗を掲げ、馬上で昂然と顔を上げて進むジャンヌ・ダルクを
縦横の線を強調した画面で描いています。
ジャンヌ・ダルクは抑圧への抵抗の象徴でもあります。

ジョルジュ・ルオー 「マドレーヌ」
 油彩、紙 1956年 パナソニック汐留ミュージアム

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ルオー最晩年の作品で、サーカスの女道化師を描いています。
マドレーヌはマグダラのマリアのフランス名で、晩年のルオーは聖書の人物を
題名にすることが多いようです。

「サラ」 油彩、紙 1956年 ジョルジュ・ルオー財団
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最晩年の作品で、アーチで囲まれ、ステンドグラスのように輝いています。
サラは旧約聖書のアブラハムの妻ですが、ルオーの死後、慣例的に
この名で呼ばれています。


第3章 パッション[受難] -受肉するマチエール

「受難(エッケ・ホモ)」 油彩、麻布 1947‒1949年 
 パリ国立近代美術館・ポンピドゥー・センター

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新約聖書のヨハネ福音書にある一場面で、裁判にかけられるイエスをローマ総督
ポンテオ・ピラトが「エッケ・ホモ(この人を見よ)」と言って群衆に指し示します。
イエスはマタイ福音書の通り、茨の冠をかぶり、赤い衣を着せられ、王笏の代わりに
葦の棒を持たされています。
その表情は深く静かで、自らの苦難を引き受けています。

特別セクション

ルオーはステンドグラスやタピスリーなどの装飾的な作品も手掛けています。

「聖心」 七宝、銅 1951年 ヴァチカン美術館
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七宝による縦24cmの小さな作品で、イエス・キリストの愛の象徴である聖なる心臓
(サクレ・クール)をかたどっています。
元は聖櫃の扉装飾で、ルオーの下絵に基いて制作されています。

こちらの作品は撮影可能です。

「飾りの花」 1947年 油彩、紙 個人蔵
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ルオーはタピスリーの原画として花の絵を描いたことから、1930年以降、
花の絵をよく描いています。

「飾りの花」 1947年 油彩、紙 パナソニック汐留ミュージアム
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「盛り花 I」 ステンドグラス 1949年 ジョルジュ・ルオー財団
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床にはステンドグラスからの光が映っています。

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「キリスト十字架像(ルオーにより着彩)」 
 17世紀 木彫、着彩 清春白樺美術館

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ルオーが気に入って入手し、着彩して毎日祈りを捧げていたそうです。
ルオーの娘イザベルが山梨県の清春芸術村にルオーに捧げる礼拝堂が
建立されるのを聞き、寄贈したものです。


第4章 聖書の風景 -未完のユートピア

「キリストと漁夫たち」 油彩、厚紙 1947年頃 汐留ミュージアム蔵
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夕暮れの水辺の風景ですが、キリストも描かれていて、聖書によく出てくる
キリストと漁夫の話の場面になっています。
空と水の青色が深い精神性を表わしています。


「秋 または ナザレット」 油彩、紙 1948年 ヴァチカン美術館
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ルオーが1957年にローマ教皇ピウス12世に贈った作品で、ナザレット(ナザレ)は
イエスの育った所です。
穏やかな景色の中に母子が立ち、奥にはイエス・キリストのような人物も見えます。


ルオーギャラリーにはいつもルオーの作品、数点が展示されていて、新収蔵品もありました。

「夜の風景 または よきサマリヤ人」 木炭、水彩、パステル、紙 1897年

初期の作品で、大きな暗い画面の中にかすかに建物や灯火が見えます。
どこがよきサマリヤ人なのか分かりませんが、重く凄味のある絵で、
ルオーの力量を感じます。


展覧会のHPです。


次回の展覧会は、「子どものための建築と空間展」です。

会期は2019年1月12日(土)から3月24日(日)までです。





【2018/10/13 22:32】 美術館・博物館 | トラックバック(0) | コメント(0) |
「ピエール・ボナール展」 六本木 国立新美術館
乃木坂
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六本木の国立新美術館では「ピエール・ボナール展」が開かれています。
会期は12月17日(月)までで、火曜日は休館日です。

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オルセー美術館の所蔵する作品を中心にした、本格的なボナールの回顧展です。

第1章 日本かぶれのナビ

ピエール・ボナール(1867-1947)はドニやヴュイヤールと同じく、ナビ派の画家ですが、
浮世絵などの日本美術の影響を強く受けており、「日本かぶれのナビ」と呼ばれています。

ピエール・ボナール 「庭の女性たち」 1890-91年 オルセー美術館 
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左から、白い水玉模様の服を着た女性、猫と座る女性、ショルダー・ケープを着た女性、
格子柄の服を着た女性という題の付いたシリーズです。
高さ約160㎝、カンヴァスに貼った紙にデトランプ(テンペラ)で描かれています。
紙を使うことで、絵具の吸収を良くして、画面のツヤを消しています。
掛軸のような縦長の画面は極めて平面的、装飾的で、浮世絵などの影響が分かります。

 「格子柄のブラウス」 1892年 オルセー美術館
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モデルは作曲家のクロード・テラスと結婚した、妹のアンドレです。
抱かれている猫はお皿の料理を狙って前足を延ばしています。
服の格子柄が平面的に描かれ、浮世絵の影響がはっきり分かります。
ヴュイヤールとともに親密派(アンティミスト)と呼ばれたボナールらしい、
温かで家庭的な情景です。

 「白い猫」 1894年 オルセー美術館
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猫の足を極端に長くして、縦長の画面に収めています。
ボナールは動物好きで、あちこちの作品に犬や猫が登場していて、
その表情までよく描かれています。

 「大きな庭」 1895年 オルセー美術館
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クロード・テラスの別荘で過ごした時の情景で、鶏を放し飼いにしている庭で
女の子たちが果物を拾い、それを犬が見ています。
縦2mほどの大きな画面は緑に包まれ、洗濯物を運ぶ女中さんの服も緑色です。


第2章 ナビ派時代のグラフィック・アート

ボナールは始め法律を学びますが、絵が好きでポスターや挿絵などを手掛けています。

「フランス=シャンパーニュ」 1891年 川崎市市民ミュージアム
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リトグラフによるシャンパンの広告ポスターで、この作品が認められたことで、
画家への道を進むことになります。


第3章 スナップショット

一時期、よく写真も撮っていています。
家族やヴュイヤール、ルノワールの写真や、作品によく描かれた妻のマルトの
ヌードを撮った写真も展示されています。


第4章 近代の水の精(ナイアス)たち

ボナールの代表的な画題、裸婦の展示です。

「化粧室あるいはバラ色の化粧室」 1914-21年 オルセー美術館
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室内空間を区切る壁紙や鏡、カーテンは日の光にあふれ、裸婦の肌と
響き合っています。
マルトは入浴を好み、ボナールはよく入浴するマルトを題材にしています。


第5章 室内と静物「芸術作品 ―時間の静止」

ボナールは1926年に南仏のル・カネの別荘を購入しています。

「ル・カネの食堂」 1932年 オルセー美術館 (ル・カネ、ボナール美術館寄託)
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裸婦と並んでボナールを代表する画題である室内画です。
暖かい室内で、テーブルの上のボトルや皿がおしゃべりをしていて、
猫がその様子を眺めています。


第6章 ノルマンディーやその他の風景

ボナールは南仏ばかりではなく、北部ノルマンディーの風景も描いています。


第7章 終わりなき夏

「にぎやかな風景」 1913年頃 愛知県美術館
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ボナールは1912年に尊敬するモネの住むジヴェルニー近くの
ヴェルノンに移り住んでいます。
この作品は化粧品会社の創業者、ヘレナ・ルビンスタインの注文で描かれた
ものということです。
伸び伸びとした大作で、風景の中に思い思いの姿の女性と犬がいて、古代の
ユートピアを思わせます。
右側の日陰の女性はマルトで、白目まで描き込んであります。
ボナールは注文を受け、装飾的な大作をよく手掛けています。

 「アンティーブ(ヴァリアント)」 1930年頃 オルセー美術館
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アンティーブは南仏のカンヌとニースの間にあり、要塞跡が残っています。
モネやシニャックが描き、高い塔の中の部屋を後にピカソがアトリエに
使っていたこともあります。


室内、裸婦、風景など、約130点の作品がほぼ画題別に揃って展示され、
存分にボナールの世界を味わうことが出来ました。

展覧会のHPです。


【2018/10/11 19:40】 美術館・博物館 | トラックバック(0) | コメント(0) |
「池田晶紀 Portrait Project 2012-2018 「いなせな東京」」展 末広町 アーツ千代田3331
末広町・御徒町・秋葉原
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末広町のアーツ千代田3331では、「池田晶紀 Portrait Project 2012-2018
「いなせな東京」」展が開かれています。
会期は10月14日(日)まで、会期中は無休、観覧料は無料です。

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展示室は撮影可能です。

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写真家の池田晶紀さんが2012年以来、「神田っ子」をモデルに撮影を続けたポートレイト、
100枚以上が展示されています。
神田を中心に千代田区のお店や企業の方の元気な姿が並んでいます。

外神田 神田明神
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江戸の総鎮守とされ、神田祭で有名です。
2017年の神田祭の記事です。

神田小川町 笹巻けぬき寿司
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元禄15年創業、笹で巻いた寿司を販売しています。

神田須田町 甘味処竹むら
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昭和初期の趣きのある木造の建物で、揚げ饅頭が評判です。

神田須田町 神田まつや
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池波正太郎のひいきにした蕎麦屋です。

神保町 チャボ
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新選組隊士が池田屋に踏み込む前に、評判のホワイトカレーで
腹ごしらえをしています。
2015年のチャボの記事です。

外神田 三井製パン舗
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神田明神の真下にあるベーカリーです。
2012年の三井製パン舗の記事です。

神田神保町 ラドリオ
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神保町を代表する喫茶店の一つです。
2018年のラドリオの記事です。

神田淡路町 近江屋洋菓子店
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コーヒーやフレッシュジュースなど、各種ドリンク飲み放題のセットがあります。
2013年の近江屋洋菓子店の記事です。

神田淡路町 神田志乃多寿司
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明治35年創業、稲荷寿司で有名です。

神田須田町 理容店ハシモト
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神結床の亭主は、おいら笑顔は苦手なんでこの面(つら)で勘弁してくれ、
という表情です。

神田淡路町 WATERRAS
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WATERRASは2013年に淡路小学校の跡地に建った複合施設です。
2013年のWATERRASの記事です。

  芝で生まれて 神田で育ち 今じゃ火消の纏持ち


【2018/10/09 19:39】 美術館・博物館 | トラックバック(0) | コメント(0) |
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Author:chariot
東京のビルの多い街で暮らしています。

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