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京橋千疋屋東京駅一番街店のランチ
東京
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以前、記事に書いた、東京駅八重洲地下の「京橋千疋屋東京駅一番街店」
ランチにしました。

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実際の店内はもっと明るいです。

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フルーツカレー、サラダ付き1,260円です。

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千疋屋総本店日本橋本店の、「カフェ・ディ・フェスタ」のマンゴーカレーは、
マンゴーがカレーに溶け込んでいますが、こちらはトッピング型で、
苺、キウイ、パイナップル、そして季節物の柿がのっています。

カレーもそれほど辛くはありませんが、フルーツと一緒にすると、
さらに柔らかな味になります。

他に、フルーツサンドやハヤシライスなどもあります。

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【2009/11/30 06:38】 お店 | トラックバック(0) | コメント(0) |
虎ノ門 喫茶店「草枕」
新橋・虎ノ門
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喫茶店「草枕」は、新橋から外堀通りを虎ノ門に向って左側にあります。
場所は港区西新橋1-10-1です。

間口は狭く、暖簾がかかっています。

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小さなお店で、中は細長く、照明も暗めで、和風の雰囲気です。

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カウンターには文庫本が並んでいます。

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衝立には博多の禅僧、仙厓の書画が飾ってありました。
先日、出光美術館の展覧会で仙厓を観て来たばかりなので、不思議なご縁です。

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BGMは、レコードのジャズを、音を小さくしてかけています。

若い、細身のマスターは、白シャツ、黒ネクタイ姿で、穏やかな話し方です。
3年前に開店したとのことです。
以前はバーで働いていたとのことで、カウンターに座ってマスターの所作を
見ていると、確かにバーの雰囲気があります。

コーヒーはネルドリップで、お湯を細く垂らしてゆっくりと淹れます。

珈琲600円です。

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時間をかけているので、ぬるめですが、その分まったりと味が口に広がり、
とても美味しいです。

白地に金線のカップは大倉陶園です。

豆は15g使っているそうです。
25gの濃い目のや、煎りの浅いアメリカン、牛乳珈琲もあります。
水出しコーヒーも作っています。

コーヒーの淹れ方、和風の拵え、小さな焙煎機、並んだ文庫本など、
表参道の「大坊珈琲店」によく似ています。

マスターに訊いたところ、やはり「大坊」が好きで、そのような店造りをした
とのことでした。

どんな本がお好きかと訊いたら、当然、夏目漱石でした。

銀座の「カフェ・ド・ランブル」のマスターのこと、「コーヒーパーラー・ヒルトップ」
水出しコーヒーのこと、新宿にあった和風喫茶「青蛾」のことなど、あれこれ
おしゃべりして来ました。

お店のHPです。


【2009/11/28 21:50】 お店 | トラックバック(0) | コメント(0) |
晴海散策・砕氷艦「しらせ」
勝どき
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photo by taro

天気のよい日に晴海に行ってみました。
その時、南極観測に向う砕氷艦「しらせ」が入港することを知り、数日後に
また見に行ってきました。

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水上バスが行き交っています。

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気持ち良さそうに飛んでいます。

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船体に「千住大橋」と書いてあります。

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学術研究船「白鳳丸」です。
東京大学海洋研究所の船でしたが、今は独立行政法人海洋研究開発機構に
移管されています。
マストは東京大学のスクールカラーの水色で、銀杏のマークが描いてあります。

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砕氷艦「しらせ」です。
南極観測船として知られています。
初代「しらせ」の老朽化に伴って建造された二代目です。
砕氷能力を高めるため、船首部分が先代に比べ、丸くなっていて、散水装置も
付いています。
11月6日に母港の横須賀から寄港し、第51次南極観測隊の輸送のため、
11月10日にオーストラリアに向けて出港しました。
来年は無事に任務を終え、帰港しますように。

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晴海トリトンスクエアのホールです。
フレスコ画による天井画は、ギリシャ神話をテーマにしています。
床にはモザイクで、海の神トリトンが描かれています。
トリトンスクエアは、オフィスとショップ、住宅の複合高層ビルです。

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ビルの上の方をつないでいるのは耐震装置で、渡り廊下ではないそうです。

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【2009/11/26 06:38】 街歩き | トラックバック(0) | コメント(0) |
上野松坂屋 「大竹山規油絵展」
御徒町・上野広小路
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上野松坂屋の美術サロンで、11月24日まで、「大竹山規油絵展」が
開かれていました。

大竹山規(おおたけやまただし)は1951年生まれで、細密画を描いています。
油絵ですが、影を付けない、日本画風の平面的な描写の作品もあります。
下地塗りをした後で磨き、これを数回繰り返して、キャンバス地の見えない
堅牢な下地を作ってから描いているとのことです。

同じ細密画でも、先日観た、古吉弘の作品には、トロリとした味わいが
ありますが、こちらには、くっきりとした厳格さがあります。


大竹山11-21-2009_001

すぐ腐っていく巨峰、ゆっくりと色が変わり、ひび割れていくカラスウリ、
形の変わらない貝殻、そして生物でないガラス玉と、何気ない風で、
時間とのかかわりを暗示する品を並べています。


【2009/11/25 22:19】 美術館・博物館 | トラックバック(0) | コメント(0) |
上野松坂屋 「レオナール・フジタ作品展」
御徒町・上野広小路
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上野松坂屋の美術画廊で、11月24日まで、「レオナール・フジタ作品展」が
開かれていました。

戦前から戦後にかけての、リトグラフやエッチングを中心に約30点が
展示されていました。
油絵の小品も1点あります。
まだフジタの様式になっていない初期の、バレリーナを描いた、
背景に金箔を使った珍しい作品です。


フジタ11-21-2009_002

子供を題材にした作品が多く、さまざまな表情の子供たちがいます。
猫を描いた作品はやはり秀逸で、寝ている猫はいかにも気持ち良さそうです。
つくづく、デッサンの上手い人だと感心します。

「レオナール・フジタ展」 その1

「レオナール・フジタ展」 その2

「藝大美術館所蔵品選」 その2

「現代版画巨匠展-長谷川潔・藤田嗣治特集-」


【2009/11/25 22:17】 美術館・博物館 | トラックバック(0) | コメント(0) |
東京国立博物館 「皇室の名宝-日本美の華」展 2期
上野
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上野の東京国立博物館平成館では、天皇陛下ご即位20年を記念して、
宮内庁所蔵の名品を展示する「皇室の名宝-日本美の華」展が開かれています。
1期は10月6日~11月3日、2期は11月12日~11月29日で、1期2期で展示品が
全部入れ替わります。

1期の記事はこちらです。

2期は「正倉院宝物と書・絵巻の名品」と題して、正倉院宝物、平安時代の書、
鎌倉時代の絵巻物、江戸時代の屏風、それに名刀などが展示されています。

大変な人気で、開館時間前から来館者が並んでいます。
あらかじめ、観たい展示物を決めておいて、開館と同時に入り、そこに直行する
のが良さそうです。

展示品の内、絵画について、書いてみます。

14番 「聖徳太子像」 奈良時代 8世紀

皇室11-19-2009_006


教科書や昔のお札でお馴染みの肖像です。
三尊像形式で、唐風の肉太の筆遣いです。


56番 「春日権現験記絵」 高階隆兼 鎌倉時代 延慶2年(1309)頃

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藤原氏の氏神である、春日権現の霊験を表した絵巻です。
この場面では、鷹狩りの鷹や草紙を読む子供が描かれています。
社殿の建築現場の場面では、当時の普請の技術が良く分かります。
ちょうな、やりがんなで板を削りだしたり、墨壷を使って線を引いたり、
礎石を据えたりしています。


皇室11-19-2009_003

木々にうっすらと雪の積もった山野の描写が見事です。


57番 「絵師草紙」 鎌倉~南北朝時代 14世紀

貧乏な絵師が伊予守を賜ることになり、大喜びしたものの、土地は奪われ、
元の貧乏生活に戻るというお話です。
お祝いの宴会で浮かれて踊る絵師や、ねずみも徘徊するあばら家で、
がっかりする家族が生き生きと描かれています。


58番 「蒙古襲来絵詞」 鎌倉時代 13世紀

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日本史の教科書には必ず出てくる有名な絵巻で、今度の展覧会で
一番見たかった物です。

肥後の御家人、竹崎季長が文永弘安の役での自分の活躍を記録に
残すために描かせたと云われています。

矢が当たり、血を流して暴れる馬を、季長は鎧の袖を翻して必死に御しています。
「肥後国竹崎五郎兵衛季長 生年二十九」と誇らしげに記されています。

季長を攻撃している3人の蒙古兵は、実は後世の加筆と言う説があります。
確かに、矢を受けて敗走する兵たちと3人とでは筆遣いがはっきり違っています。
又、今にも槍を投げようと構えている蒙古兵の右腕は、すぐ後ろで背走する兵の
裾の線を利用して描かれているので、後から重ね描きされたことが分かります。


81番 「扇面散屏風」 俵屋宗達 江戸時代 17世紀

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絵の描かれた扇面が、8曲1双の金屏風に並んでいます。
扇面という、制限された画面を上手く使っています。
題材は平治物語を中心にしているとのことですが、他に伊勢物語も混じって
いるようです。
左下は筒井筒の段で、女が自分でご飯をよそっているのを、男が見て
幻滅する場面です。


82番 「源氏物語図屏風」 狩野探幽 江戸時代 寛永19年(1642)

皇室11-19-2009_005

源氏物語の各段の場面を、6曲1双の屏風の、金地の雲の間に並べています。
いわゆる名場面集で、源氏物語に詳しい人なら、これはあの巻、これはあれと、
当てる楽しみがありそうです。
女性が碁を打っている場面は空蝉の巻でしょう。


82番 「井手玉川・大井川図屏風」 狩野探幽 江戸時代 17世紀

6曲1双の屏風で、右隻は新古今集春歌下159番の藤原俊成の歌を
題材にしています。

駒とめてなほ水かはん山吹の花の露そふ井手の玉川

井手の玉川は京都の南を流れる川で、山吹の名所として知られています。
岸辺に山吹の咲く川に、貴人が馬に乗って入り、水を飼わせ(飲ませ)ています。
従者たちは裸足で川に入っている、のどかな情景です。

左隻は、同じく新古今集冬歌554番の藤原資宗の歌です。

筏士よ待てこと問はむ水上はいかばかり吹く山の嵐ぞ

大井川で詠まれた歌とのことです。
大井川は京都嵐山を流れる川で、紅葉の名所です。
川下りの筏乗りに、紅葉した岸辺から呼びかけている図です。
筏乗りの方は、そんなことには構っていられませんから、どんどん川を
下っていきます。


82番 「唐子遊図屏風」 狩野探幽 江戸時代 17世紀

6曲1双の屏風で、中国の子供(唐子)たちが遊んでいるところを描いています。
大らかな描きぶりで、唐子は鶏を闘わせたり、草合わせをしたり、蝶を追ったり
しています。
ブリューゲルにも「子供の遊戯」という作品がありますから、子供の遊びは、
良い画題になるようです。

狩野探幽は、以前、出光美術館で観た、「やまと絵の譜」展でも思いましたが、
いわゆる狩野派的な絵ばかりでなく、大和絵にも優れた作品を残していることが
分かります。 

本館前のユリノキが紅葉していました。

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落ち葉を掃くのも大仕事です。

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【2009/11/21 19:13】 美術館・博物館 | トラックバック(0) | コメント(0) |
赤坂 炭火焙煎珈琲「薔薇」
赤坂・赤坂見附
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「炭火焙煎珈琲 薔薇」は赤坂サカスの向いの小路を入って左の
地下にあります。
場所は東京都港区赤坂3-14-7 タニビルです。

赤坂サカス前です。

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30席ほどの小さなお店で、カウンターの後ろには色々のカップが
並んでいます。

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コーヒーは、その都度挽いて、ペーパードリップで淹れます。

ブレンド(コク)、1000円です。
お替りは半額になります。

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名前の通り、コクがあり、適度な酸味もあって、とても美味しいです。
ブレンド(ソフト)もあり、アメリカンで、豆も変えてあるとのことです。
こちらは、すっきりした味で、一気に飲めます。

カップはミントンにしてもらいました。
ティーカップと兼用のようで、やや広口で、たっぷり入ります。
取っ手はウェッジと同じく、しっかりとして持ちやすいですが、
お皿が深めなのが特徴です。   

お店のママによれば、1996年の開店とのことです。
開店する前、池袋の「皇琲亭」の運営している学校で
喫茶店経営の勉強をしたそうです。
そういえば、「皇琲亭」はペーパードリップ方式でした。
「皇琲亭」は、飾ってある活花が見事ですが、あれは専門の方が
活けているとのことでした。

お店の名前の由来は、何か難しい漢字の名にしたかったので、
「薔薇」になったそうです。

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放っておいて欲しい時は、いろいろ置いてある新聞や雑誌を
読むのも良し、構って欲しい時は、カウンターでママと世間話を
するのも良さそうです。

常連らしいお客さんが入ってきました。
散歩の途中の近所のご夫婦のようです。

夕方の赤坂見附です。
手前は赤坂エクセルホテル東急です。

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【2009/11/21 00:50】 お店 | トラックバック(0) | コメント(0) |
国立新美術館 第41回「日展」
乃木坂・六本木
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六本木の国立新美術館では第41回「日展」が開かれています。
期間は12月6日までです。

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洋画

「青い旋律」 待井恭子

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対象への視点を考えた、構成的な画面です。
絵の重心が上の方にあるので、緊張感があります。
テーブルクロスの緑色が印象的で、テーブルの白によく映えています。


「男とネコ」 日野耕之祐

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四角を並べた構図と、一面の濃い青色が目を惹きます。
シャツの青い縞模様も背景と合っています。
このように単純化された作品は、他には少ないようで、新鮮に見えます。


「十三湖の冬」 吉崎道治

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穏やかな色調でまとめた雪景色です。
灰色の空と湖を上手く描き分け、広々とした空間を感じさせます。
ボートに積もった雪に、情感があります。


「ひき潮」 森田正孝

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潮が引いて干潟が現われた情景を、透明感のある色彩で描いています。
空の色が水に映り、画面全体がさわやかな水色に包まれています。
有明海の景色ということで、横方向の画面に、立っている棒が縦のアクセントに
なっています。


日本画

「トスカーナ」 広瀬きよみ

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淡い明るい色彩の、イタリアの風景を背景にした人物です。
三人は、スナップ写真を撮られているような、自然な表情をしています。
昨年の、同じような構図の作品でもそうでしたが、猫もカメラ目線なのが
面白いところです。


「季」 安堵蒼樹

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冬の海でしょうか、海の上に暗い雲が湧き上がり、民家のある浜も陰になって
沈んでいます。
その雲の切れ間から青空が見え、周りも白く輝いています。
明と暗の対照の際立つ作品で、この様な風景は、私にも見覚えがあります。


「輝奏の宙」 佐々木麻里子

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家の屋根で埋まった丘にロマネスク風の塔が立ち、藍色の夜空には星が
輝いています。
その空間全体に、向日葵の花が輪になって並んでいます。
昼の花の向日葵が夜の空に浮かんでいる景色はファンタジーがあります。


日展は、洋画、日本画、書、工芸と部門が多く、見て回るのに時間がかかります。
絵画は穏やかな作風が多く、分かりやすいですが、もう少し冒険したり、作風に
幅があっても良いのではないかとも思います。


この日は天皇陛下御在位20年記念日ということで、館内では弦楽四重奏の
ロビーコンサートが開かれていました。
アンコール曲は、エルガーの「愛の挨拶」でした。

夜の国立新美術館です。
昼とは違った趣があります。

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【2009/11/19 06:35】 美術館・博物館 | トラックバック(0) | コメント(0) |
湯島天神の菊まつりと東京大学の秋
湯島・本郷三丁目
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湯島天神では11月23日まで、毎年恒例の、「菊まつり」が開かれています。

拝殿前です。

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渡り廊下にも並んでいます。

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黄色と白の二段盛りです。

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大文字焼もあります。

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菊といえば、菊人形です。
今年は、「天地人」の直江兼続です。

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2週間ほど前の写真ですが、湯島天神の近くの東京大学の様子です。

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【2009/11/17 07:17】 街歩き | トラックバック(0) | コメント(0) |
古今集 秋は来ぬ
あきはきぬ
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あきはきぬ紅葉はやどにふりしきぬ道ふみわけてとふ人はなし

秋が来た、もみじ葉は家の庭に降り敷いた、しかしそれを踏み分けて
訪ねてくれる人はいない。

古今集秋歌下287番、よみ人しらずの歌です。

「あきはきぬ」、「ふりしきぬ」と、「ぬ」が揃って、テンポの良く続いた後に、
「とふ人はなし」と、突き放したように言い切ります。

恋を失った、寂しい気持ちを表した歌ではありますが、この吹っ切れたような
言い方に、いさぎよさを感じます。

以前に書いた新古今集534番の式子内親王の歌、

桐の葉もふみわけがたくなりにけり必ず人を待つとなけれど

と比べると、作者の個性の違いと共に、さっぱりとした古今集と、
思いの深い新古今集の、時代の違いも読み取れます。


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(北の丸公園)


【2009/11/17 00:35】 文学 | トラックバック(0) | コメント(0) |
神田 「珈琲専門店 エース」
神田
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「珈琲専門店 エース」は、神田駅西口の神田外語学院の近くにあります。
場所は千代田区内神田3-10-6です。

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店内は30席ほどと小さく、昔からの喫茶店らしい、ゆったり出来るシート席です。
38年前に開店したとのことで、良く似た、穏やかな感じの兄弟でやっておられ、
お店を落着いた雰囲気にしています。
朝7時から開いていて、常連さんが次々入ってきますが、BGMは無く、
お店の中は静かです。
新聞も各種取り揃えてあります。

珈琲専門店ということで、扱っているコーヒー豆の種類もとても多いようです。
壁一面に貼り出された、コーヒーの名前のプレートやメニューのポスターには
統一感があり、整然とした賑やかさを感じます。

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モーニングセットは無く、単品で注文します。
コーヒーはサイフォンで淹れます。
保温ポットにコーヒーを入れてもらって、買っていくお客さんもいます。

マンデリン480円と、元祖「のりトースト」120円です。

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コーヒーのお皿に、「マンデリン」と書いた小さなプレートが付いています。

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「のりトースト」は、こちらのお店が始めたメニューとのことなので、
試してみました。

バターを塗ったトーストに、醤油の付いた海苔がはさんであります。
柔らかい醤油せんべいというか、サクサクした磯辺巻というか、ちょっと
変わった味ですが、結構コーヒーと合います。
塩気が欲しい時にちょうど良いかもしれません。

近くの「神田珈琲園」と同じように、街に馴染んだ古くからのお店ですが、
初めての人でもくつろげる、居心地の良さがあります。


【2009/11/15 13:46】 お店 | トラックバック(0) | コメント(0) |
出光美術館 「ユートピア 描かれし夢と楽園」展
有楽町・日比谷
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丸の内の出光美術館では「ユートピア 描かれし夢と楽園」展が開かれています。
期間は12月20日までです。

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ユートピア(理想郷)がテーマということで、目出度い図柄や桃源郷、夢の世界に
ちなんだ、絵画や工芸品、約60点が展示されています。


4番 「佐竹本三十六歌仙絵巻 柿本人麿」 
    伝藤原信実 鎌倉時代 重要文化財


大名の佐竹家に伝わった鎌倉時代の三十六歌仙絵巻です。
元は2巻の絵巻だったのが、大正時代に巻頭部分の「住吉明神」を含め、
37枚に切断されたものです。

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直衣(のうし)に、烏帽子、右手に筆、左手に紙を持って座った老人の姿です。

平安時代に、歌人の藤原兼房が夢の中で柿本人麻呂に会ったという逸話があり、
その時見たという姿で人麻呂は描かれるようになったということです。

書かれている歌は、

ほのゝとあかしのうらのあさきりにしまかくれゆく舟をしそおもふ


6番 「色絵蜃気楼文大皿」 吉田屋窯 江戸時代後期

蜃気楼は大きなハマグリが吐き出す幻という伝説を図案にしています。
九谷焼らしい、青、緑、黄、茶を使って、青海波模様と、ハマグリ、吐き出される
中国の楼閣を描き出しています。
7月に観た、東京国立博物館の「染付-藍が彩るアジアの器」展にも、同じ絵柄の
伊万里の染付大皿がありました。


21番 「百寿老画賛」 仙厓 江戸時代

出光美術館は江戸時代の禅僧、仙厓の書画を多く所蔵しています。
仙厓(1750~1837)は博多に長く住み、その洒脱な人柄と巧みな書画から、
町の人に「仙厓さん」として親しまれたということです。  

うらめしやわがかくれ家は雪隠か来る人ごとに紙おいていく、という狂歌からも
その人柄が偲ばれます。

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百歳の老人百人が集まって、長寿の神様の寿老人を輿に乗せて、
お祭り騒ぎをしています。
酒樽の蓋を開けたり、おしゃべりしたり、笑ったり、一番手前には本を読みかけて
居眠りしている人もいます。
数えてみると、寿老人の他に119人も描かれているとのことで、画面から溢れる
ような、その賑やかさには圧倒されます。


8番 「涅槃図」 斎藤秋圃 江戸時代

その仙厓を釈迦に見立てた、俳画風の涅槃図です。

寝台の上には、仙厓さんが昼寝をするように、向こう向きに寝ています。
その周りには、菩薩や弟子ならぬ、近所の人たちが大勢集まって座っています。
手前の、動物たちがいる筈の場所には、仙厓の愛用した、茶碗、眼鏡、団扇、
筆、盆栽などや、好物だったという、大根、茄子、筍などが並んでいます。
本来の涅槃図では、弟子や動物は釈迦の死を悼んで、嘆き悲しんでいますが、
こちらのおやじさん、おかみさんたちは、にこやかな顔です。
いかにも仙厓さんらしい、心の和む涅槃図です。

斎藤秋圃(1768~1859)は円山応挙に学んだ絵師で、秋月藩黒田家に
仕えたこともあり、晩年は太宰府の町に住んだということです。


29番 「梅花書屋図」 田能村竹田 天保3年(1832年) 重要文化財

大きな画面の文人画です。
ゆるやかに流れる川の岸には白梅が咲き誇っています。
遠くの家の中には人物が見え、そちらに向って道を行く、三人の人物が
手前に見えます。
春らしい明るい色彩で、文人たちの理想郷を描いています。
この理想郷の姿は、今の我々も抱いているかも知れません。


41番 「伊勢物語図色紙 武蔵野」 俵屋宗達 江戸時代

伊勢物語十二段の、男が女を盗み出して武蔵野に逃げていくお話です。
男女が草むらで語り合い、手前では松明をかざした三人の追手が迫っています。
緊迫した場面の筈ですが、のどかな王朝風の雰囲気です。

書かれている歌は、

むさし野はけふはなやきそ若草のつまもこもれりわれもこもれり


44番 「美人鑑賞図」 勝川春草 江戸時代

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庭に面した座敷で、美人たちが掛軸を観ています。
絵は寿老人と、竹に鶴図とのことです。
浮世絵美人画ですが、西洋絵画の技法を取り入れ、池の水面には木の影も
写っています。
遠近法も使っていますが、消失点が一定しない、ちょっと不思議な構図なのが
面白いところです。


50番 「四季草花図屏風」 伝俵屋宗達 江戸時代

六曲一双の金箔貼りの屏風に、四季の草花が上下二列になって、季節の順とは
関係なく並べられています。
分かっただけで、撫子、木賊、沢瀉、菖蒲、牡丹、菊、薄、萩、紫陽花、薊、茄子、
薔薇、松などがあります。
茄子の実が成っているのも描かれています。
金箔が適度にかすれ、程好い色合いになっていて、観ていて飽きません。


会場には、場面に合わせて、和歌や漢詩がいくつか掲げてあって、雰囲気を
つくっています。

わがやどの梅のはつ花ひるは雪よるは月とも見えまがふかな

  後撰和歌集 読み人知らず

むかしたれかかる桜の花を植ゑて吉野を春の山となしけむ

  新勅撰集 藤原良経

夢をだに見であかしつる暁の恋こそ恋のきはみなりけれ

  和泉式部


面白いもので、会場に並んだ、夢のような世界を描いた絵を観て回っていると、
いっとき自分も桃源郷に迷い込んだような気分になります。
この桃源郷の入口が12月20日まで開いているというのは、嬉しいことです。

展覧会のHPです。


【2009/11/14 06:17】 美術館・博物館 | トラックバック(1) | コメント(0) |
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Author:chariot
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