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「火星―ウソカラデタマコト」展 東京大学総合研究博物館本館
本郷三丁目
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東京大学本郷キャンパスにある東京大学総合研究博物館本館では、
「火星―ウソカラデタマコト」展が開かれています。
会期は10月30日(日)までです。

展覧会のポスターです。

東0125


博物館の入口です。

東0124


火星の探査車などが展示されています。

東0101

東0122


東京大学総合研究博物館ニュース、2010年7月23日付の表紙です。
地球と火星はよく似た星であることを表した合成写真です。
この展覧会についての詳細な記事が載っています。

東001


この展覧会では研究者による公開ギャラリーセミナーが行なわれます。
8月22日のセミナーに行ってきました。
宮本英昭准教授による解説です。

東0118

火星研究の歴史や現在の火星探査の状況など、映像を交えたお話はとても興味深く、
予想していた以上に面白い内容でした。

19世紀にミラノ天文台のジョバンニ・スキャバレリが望遠鏡で火星の地図を作り、
その際に直線的な模様を、溝を意味する「canali」と名付けたのが、英語や
フランス語に訳されるときに、人工物の意味合いの強い「canal(運河)」と
訳されたことで火星人の存在を想像させ、その後の火星研究を進めるきっかけに
なったとのことです。
この「ウソカラデタマコト」が展覧会の副題になっているそうです。

火星のクレーターに着陸しようとしてパラシュートを開いた探査機を別の探査機が
撮影した写真です。
クレーターの左側に見える四角形の部分です。

東002


日本が検討を始めている火星探査計画のMEROS(ミーロス)計画についての
展示もあります。
計画についてのアンケートコーナーもありました。

東0104


公開ギャラリーセミナーは9月18日(土)、10月16日(土)の13:00-14:00にも
展示会場で行われる予定です。

展覧会のHPです。


2階では併設展として、「昆虫標本の世界―採集から収蔵、多様性保全まで」展が
開かれています。

東003


2階の展示室です。

東0108


壁には化石の標本が掛けてあります。

東0111

展覧会のHPです。


また常設展として、「キュラトリアル・グラフィティ――学術標本の表現」展が
開かれています。

東004

東005


エドワード・モースの収集した大森貝塚の標本を始め、古人骨や土器の標本が
展示されています。
鎌倉の材木座海岸で発見された、新田義貞の鎌倉攻めの時の戦死者のものと
思われる頭骨もありました。

展覧会のHPです。

常設展は撮影禁止ですが、このページに展示状況の写真が載っています。


総合研究博物館本館は赤門近くの懐徳門を入った右側にあります。
開館時間は10:00~17:00で、月曜日は休館、入館料は無料です。

懐徳門です。

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レンガの塊りは、旧前田侯爵邸の懐徳館の地下基礎部分です。
ルネサンス様式の洋風建築でしたが、昭和20年の東京大空襲で炎上、
解体されています。

東0090

東0089

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【2010/08/31 06:12】 美術館・博物館 | トラックバック(0) | コメント(0) |
CAFE横濱屋 麻布台
神谷町
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「CAFE横濱屋」は桜田通りの飯倉交差点の東側にあります。
場所は港区麻布台1-11-2です。
大倉集古館に行った帰りに寄りました。

横0096


半地下にあるお店は、漆喰壁に木の梁、木の床でほの暗く、テーブル席15ほどと
カウンター席です。

横0111


マスターは愛想が良く話好きで、「こちらの席がクーラーが効いていますよ」
と言って、お客さんを案内しています。

BGMはジャズソングでした。

コーヒー650円とタルトタタン500円です。

横0107

コーヒーは軽い苦味で美味しく、おかわりできます。
カップは有田焼でしょうか。

タルトタタンは自然な甘さで美味しいです。

ハヤシライスとデザートとコーヒーのセット850円があり、評判のようです。

マスターによれば、開店したのは28年前で、横浜出身なので「横濱屋」と
したそうです。

飯倉交差点は交通量も多い所ですが、その脇で穴倉の中にこもっているような
落着いた気分になれるお店です。


近くの西久保八幡神社の石段です。

横0125


設定が間違っていて、8月23日にこの記事を出したと思っていたのですが
公開されていなかったので、UPします。
申し訳ありません。



【2010/08/31 06:00】 お店 | トラックバック(0) | コメント(0) |
カフェ&ギャラリー開(KAI) 日本橋
三越前
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「カフェ&ギャラリー開(KAI)」は日本橋三越本店の向かいの細い路地にあります。
場所は中央区日本橋室町1-13-14です。

窓の上の方に何か居ます。

開0015

開0011

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古い木造家屋を改造したお店です。
1階のカフェは15席ほどで、全席禁煙です。
ランチタイムは近所のビジネスマンで賑わいます。

愛想の良いマスターによれば、マスターのお祖父さんが昭和22年に空襲の焼け跡に
建てた家とのことです。
お祖父さんは木工職人だったので、終戦直後でも何とか材木を集めることが
出来たそうです。

開0019


BGMはタンゴでした。
お店でタンゴを聴くのは、神保町の「ミロンガ・ヌオーバ」以来です。
「ミロンガ・ヌオーバ」の記事はこちらです。

ランチのドライカレーセット900円です。

開0027

あまり辛くはなく、美味しいです。
トッピングは、揚げたタマネギのスライスと干ブドウです。
タマネギは甘みがあり、食感を楽しめます。
お皿はJun Ashidaです。

カップはイタリアのエスプレッソの豆屋さんの物とのことです。
元々エスプレッソ用なので、口が広がった形になっているそうです。

開0034


2階は陶芸のギャラリーとして使われています。
お店の方に見せてもらいました。

開0035


この時は展覧会の合間でした。

開0051

開0038

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天井は吹き抜けになっています。

開0048


大通りの裏の隠れた所にありますが、日本橋らしい気の利いた、
心地の良いお店です。

お店のHPです。


【2010/08/30 00:06】 お店 | トラックバック(0) | コメント(0) |
個の地平展 日本橋高島屋
日本橋
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日本橋高島屋画廊では「個の地平展」が開かれています。
会期は8月31日(火)までです。

国画会の以下のメンバー12名による出展です。
  
安達博文・稲垣考二・井上悟・大沼映夫・佐々木豊・島田鮎子・
島田章三・城康夫・田代甚一郎・津地威汎・増地保男・宮下実

安達博文 「WANGUN-女と男」
画面の真中の群青色の地に、引き伸ばされた形をした白い犬たちが飛び交い、
画面下には男性と女性の足だけが見えます。
画面上には山並みが見えるので、白い犬は海の波頭かもしれません。

稲垣考二 「円卓」
同じ姿形の女性が放射状に座り、その前には金色の覆いが広げられ、
ガラス鉢の花や、男の首が置かれています。
細かい点描による、濃くて暗い画面には独特の幻想的な雰囲気があります。

井上悟 「M氏の仕事場」
バーカウンターに集まるお客さんとマスターです。
ぽかんと口を開けた人たちの作るなごやかな情景です。

大沼映夫 「女の顔」
明るい色のモザイクのような画面に太い描線で女性の顔の輪郭が描かれています。
色彩と形がそれぞれ自立しています。

佐々木豊 「歌手」
下から見上げるように描いた赤いドレスの歌手は存在感に満ちています。
伴奏のグランドピアノの蓋にはパレットのように絵具の色が付いています。

島田鮎子 「赤い橋のある風景
グレーの地に赤く描かれた橋です。
簡略化された、構成的で力強い画面です。

島田章三 「花」
グレーを背景に、黒い葉とともに白や赤の花が花瓶に活けてあります。
絵の中心の大きな紅色の花が目を引きます。

城康夫 「景 桜花’10-3」
藍色の画面に桜の花びらが碁盤の目のように並んでいます。
自然を一度、人工的に再構成しています。

田代甚一郎 「ロンド」
淡い色をタイルのように並べた中に、縦横に描線が走っています。
鉄道の路線図をヒントにしたのでしょうか。

津地威汎 「海と大空」
点描による広い海と晴れた大空です。
点描であることが目立たないほど細かく仕上げられています。

増地保男 「カンボジア風景」
カンボジア舞踊の登場人物でしょうか。
大胆な筆遣いで、金色はチューブから直接塗っています。

宮下実 「サンポール」
南フランスの田舎町の風景です。
藤色がかった穏やかな色合いで、家並みや小道、林を描いています。

昨年の「個の地平展」の記事です。

国画会のHPです。
会員の名前をクリックすると、作品が何点か表示されます。


【2010/08/29 00:27】 美術館・博物館 | トラックバック(0) | コメント(0) |
釘町彰展 日本橋三越本店
三越前
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日本橋三越本店では「釘町彰展」が開かれています。
会期は8月31日(火)までです。

釘町彰さん(1968~)はパリ在住の日本画家で、海岸、木々、光などを
テーマにして、簡素化された構図による静謐な作品を描いています。

「Seascape(blue#1)」 20号
釘町001

抽象画にも通じる簡素化された画面です。
深い色調の重なる砂浜と海と空は、空間と時間の広がりを表している
ように観えます。

「橄欖の木」
六曲一隻の屏風に相当する画面です。
白い地に灰色がかった緑色で描かれた二本のオリーブの木は、一本は近く、
一本は遠くに置かれています。
砂地のような白は乾いた風土を示していますが、空間の静けさは長谷川等伯の
「松林図屏風」を思わせます。


【2010/08/28 00:08】 美術館・博物館 | トラックバック(0) | コメント(0) |
近江屋洋菓子店本郷店
本郷三丁目
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「近江屋洋菓子店本郷店」は本郷三丁目交差点から本郷通りを東大赤門前に向って
進んだ右側にあります。
場所は文京区本郷4-1-7です。
神田淡路町にもそっくり同じ形の姉妹店があります。

吹き抜けのように天井の高いお店で、とても広々とした感じです。
背の高いスタンド席に座っていても、ゆったりと落着いた気分になります。

近0050


クラシックな形のケーキが並んでいます。

近0067


こちらは525円のドリンクセットが名物です。
トレイとカップを受け取ると、色々なフレッシュジュース、コーヒー、紅茶、
ホットチョコレート、ホットミルクがセルフで自由に飲めます。
コーヒーサーバーはその都度豆を挽くタイプです。
ボルシチもあります。

近0063


近0065


ジュースの入った大きなフラスコが氷水で冷やしてあり、フラスコを取り出して
カップに注ぎます。
暑い日に歩き回った後だったので、まずグレープフルーツジュースを一気に飲み、
疲れ休めに甘いホットチョコレートを飲み、お菓子に合わせてコーヒーを
いただきました。

可愛いデザインのカップです。

近0054


ブルーベリーパイ210円です。

近0045

見た目は地味ですが、「リーズナブルだけど、チープでない」がモットーで、
お値段も手頃です。
今は4代目ですが、2代目店主がアメリカ帰りということで、モットーにも
英語が入っています。

グッドオールドデイズという言葉を思い出す、大らかで気持ちの良いお店です。

お店のHPです。
お店の歴史も書いてあって面白いです。


【2010/08/27 00:36】 お店 | トラックバック(0) | コメント(0) |
「META X 2010」展後期 日本橋高島屋
日本橋
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日本橋高島屋の美術画廊Xで8月30日まで、「META X 2010」展が開かれています。

昨年開かれた「METAⅡ2009」に続くもので、新しい日本画を意欲的に追求している
11人の作品が出展されていて、どれも大作です。

前期は8月16日まで、出品作家は以下の通りです。
市川裕司、酒井祐二、佐藤裕一郎、竹内啓、樋口広一郎、峰岡正裕

前期の記事はこちらです。

後期は18日から30日(月)まで、出品作家は以下の通りです。
梶岡俊幸、金子富之、斉藤典彦、長沢明、吉田有紀

28日(土)午後2時から後期出品作家によるギャラリートークが予定されています。

パンフレットに載っている作品と展示されている作品と異なるものが幾つかあります。

後期の作品について。

梶岡俊幸 「無為」
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出品されている作品は「臨界」という題ですが、同じように墨一色の画面で、
鉛筆で描いた波が全面にうねっています。

金子富之 「赤獅子」
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出品されている作品はこれとは別の「海魔」と言う題の、怪魚を描いた作品です。
二つとも怪奇さと楽しさがあります。

斉藤典彦 「やまなみ-はる」
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淡い色彩の、半ば抽象化された風景です。
ひら仮名の題名の通りのやわらかな空気が伝わります。

長沢明 「シュゴシン III」
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出品されている作品は、「オオトラ」という題ですが、やはり同じようなトラです。
長沢さんはいつもトラをテーマにしています。
金箔地のはげ具合に味わいがあります。

吉田有紀 「静寂なる世界」
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出品されている作品は、「異能 生命 #1」と「#2」で、黒い画面に浮かぶ
白いクラゲが細密に描かれています。
吉田さんは生命的なものに関心があるようです。


META展の作品にはどれも武骨とも言える姿勢が見られます。


【2010/08/26 07:25】 美術館・博物館 | トラックバック(0) | コメント(0) |
「喫茶 居桂詩」 千歳船橋
千歳船橋
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「喫茶 居桂詩(こけし)」は小田急線千歳船橋駅の南側の小路を入った所に
あります。
場所は世田谷区桜丘2-26-16です。
世田谷美術館に行った帰りに寄りました。

古民家を改造したお店で、引戸を開けて入る時、「ご免下さい」と言いたくなります。

居0063


建物は築後40年程ということで、それほど古くはありません。
1階は喫煙可で、6席ほどとカウンター席があります。
靴のままで上がれる2階の禁煙席は15席ほどで、以前の二間続きの間取りを
一つにしています。
天井板は外して、空間を広く見せています。

居0031

居0036

居0037

テーブルや椅子は雑多で、ミシン台や学習机も混じっています。
お店の名前の由来になっているこけしもあちこちに飾ってあります。
古い掛時計も時間通り鳴っています。
BGMはシャンソンでした。

珍しいサイダーもメニューにあります。

居0043


コーヒー500円、トースト400円で、セットだと790円です。

居0055

コーヒーは軽めの味で美味しいです。

トーストは切り目が入って焼き方も程よく、なかなか良い味で、
いっしょに付いてくる濃い味の苺ジャムや蜂蜜も良く合います。

サンドイッチセット900円もあります。

カップはウェッジウッドのセレスティアルゴールドで、お店の雰囲気
と合った色調です。

昨年の12月に開店したばかりとのことですが、センスの良さが感じられ、
お店の方の気配りも効いていて、とても心地の良いお店です。

お店のカードです。
森の中で、こけしたちがお茶会を開いています。

こけし001


お店のblogです。


【2010/08/25 10:13】 お店 | トラックバック(0) | コメント(0) |
「TWS-EMERGING 2010」 トーキョーワンダーサイト本郷
本郷三丁目
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トーキョーワンダーサイト本郷では「TWS-EMERGING 2010」が開かれています。
場所は文京区本郷2-4-16で、本郷給水所公苑の隣です。

ここには、はろるどさんがよく来られています。


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「TWS-EMERGING 2010」は東京都主催の公募展「トーキョーワンダーウォール
(TWW)」の入選者100名の内、希望者の作品をトーキョーワンダーサイト本郷で
展示しているものです。

今年度は21人の作品が3人づつ順番に展示されています。
8月29日までは以下の3人です。

近あづき
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毛糸によるオブジェと、オブジェとヌードの組み合わせ写真です。

堀口泰代
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フェルトで作った大きな都庁ビル、横浜マリンタワー、東京タワーなどです。
東京タワーは天井までの高さがあります。
作品を使った写真も展示されています。

大石麻央
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布で作った、動物の頭をした人形や被り物です。
会場に居られた大石さんによれば、木彫が専攻で、素材が木から布に変わった
感じで制作されているとのことです。
写真の片方は展示されている作品で、片方は大石さん本人とのことです。

今回の3人はすべて繊維を使った作品でしたが、パンフレットを観ると油彩や
アクリルの作品が多いようです。

こうして、いろいろと変わった発想の作品を観て、作者の意図や主張を
考えるのは、良い刺激になって面白いものです。

トーキョーワンダーサイト本郷は3階建の建物で、元は東京都の職業訓練施設
とのことです。

TWS0010.jpg


開館時間は午前11時から午後7時で、入場は無料です。
階段の踊り場の窓のステンドグラスが日の光を通してきれいです。

トーキョーワンダーサイト本郷のHPです。


隣の本郷給水所公苑には東京都水道歴史館もあり、江戸から東京への
水道の歴史を展示しています。

東京都水道歴史館のHPです。

本郷給水所公苑には水道歴史館のパネルが何点か置いてあります。

水0018


【2010/08/24 07:09】 美術館・博物館 | トラックバック(2) | コメント(2) |
風の会展 日本橋三越本店
三越前
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日本橋三越本店画廊では「風の会展」が開かれています。
会期は8月24日までです。
千住博に学んだ日本画家8名による展覧会です。

石井鈴、今川教子、岩田壮平、菅かおる、阪本トクロウ、
田中裕子、中村貴弥、原田隆

千住博 「朝の奏楽」 4号 賛助出品
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金銀箔の地に描かれた装飾的な画面です。

石井鈴 「沿フ」 6号
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南の植物とシロテナガザルのような猿です。
生命への優しさを感じます。

今川教子 「独り」 8号
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2枚の別の絵を合わせて一つの作品にしていて、取り合わせの面白さがあります。

岩田壮平 「百合ノ図」 10号
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ムラなく塗られた金色がかった地に強い色彩で描かれた百合は、自分の存在を
主張しています。

菅かおる 「浮かべる(ジュリア)」 SM
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金魚鉢にジュリアというバラを浮かべています。
水の中の小宇宙は星雲のような円を描いています。

阪本トクロウ 「ハイウェイ」 8号
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阪本さんは常に広い空間が見せる表情を捉えています。

田中裕子 「刻時雨」 10号
風005

枯葉の絵には古寂びた紫地金泥の古写経の趣きがあります。

中村貴弥 「波・シャイニングミスト」 10号円窓
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いつまでも眺めていたくなるような、繊細な波頭です。

原田隆 「青樹」 4号
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淡い光の中に溶け込んでいる木々の葉です。


どの作品にも自由で伸び伸びした感性を感じます。


【2010/08/22 18:17】 美術館・博物館 | トラックバック(0) | コメント(0) |
第8回前田寛治大賞展 日本橋高島屋
日本橋
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日本橋高島屋画廊では「第8回 前田寛治大賞展」が開かれています。
会期は8月24日までです。

「前田寛治大賞展」は鳥取県出身の洋画家、前田寛治を記念して倉吉市と
倉吉博物館の主催する写実画の若手作家の賞です。
推薦委員による指名作家33名の出展です。

山本雄三 「2010年七月のある朝」 
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100号ほどの作品で、大賞を受賞しています。
じっくりと写実を追及する人で、あまりにぎやかな色彩を使わず、この作品も
鉛筆や木炭、墨汁の単色で大きな画面をまとめています。
今起きたばかりという仕草と表情をうまく捉えた作品です。
よく観ると、窓枠や床に積み木が何個か散らばっていて、子供らしい雰囲気を
出しています。
山本雄三さんは身の回りを題材にしていて、お子さんも赤ちゃんの時から
描いています。
もうこんなに大きくなったのかと、別の意味の感慨も湧きます。

安彦文平 「自然への感謝」
佳作第二席を受賞しています。
リアルな細密画で、川の中の大きな岩の上に、カリフラワー、玉ねぎ、オクラ、
茄子が置いてあります。
向こう岸の駐車場には車が並ぶ普通の川ですが、川面には空が映っていて、
曇りの日の淡い光を表現しています。
安彦さんは実家の野菜畑で気に入った野菜を選ぶのが楽しいと言っておられた
ことがあるので、この野菜も吟味して選ばれたのでしょう。

山本大貴 「RACHEL II」
100号の細密画で、濃いブルーの背景を前にした、西洋の女性の立姿です。
白地にさまざまの色の模様の入ったドレスで、虹のように色の重なったフリルの
付いたスカート、黒のストールに黒の長手袋といった色彩に溢れた装いです。
やや上を向いた女性の顔はややぼかして描いてあり、片面に光が当たり、
目は青く、背景に映えています。
色遣いは濃く艶やかで、さまざまの色彩の調和の取れた、華やかな作品です。
この作品はアトレ吉祥寺で、11日間かけて公開制作されたものとのことです。
よく11日間でこれだけ濃密な絵を描けたものだと、その力量に感心します。

制作中の様子の書いてある、山本大貴さんのブログです。


同じ写実といっても、いろいろの技法、傾向の作品があり、楽しめる展覧会でした。


【2010/08/21 23:29】 美術館・博物館 | トラックバック(0) | コメント(0) |
コーヒーの店 ドゥー 目黒
目黒
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「コーヒーの店 ドゥー」は目黒駅東口を出て、目黒通りを左に行ってすぐの
細い路地を入った所にあります。
場所は品川区上大崎2-15-14です。

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目立たない場所で、お店は中2階になっています。
テーブル席10と、カウンター席7の小さなお店で、壁は板張り、ベンチシートも
日曜大工風で、席には座布団が敷いてあります。
漆喰壁のフランス型の流行する前の古風なスタイルの内装です。

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響きの良い声の高齢のマスターによれば、開店したのは37年ほど前とのことで、
外のプレートにも、SINCE 1972とありました。
お客さんも年齢度が高めです。
新聞を読み終わったお客さんは居眠りを始めています。

コーヒーはサイフォンで淹れます。
ドゥーブレンド450円です。

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昔ながらの酸味系の味で、美味しいです。
最近のコーヒーは苦味が強いが、浅煎りで挽きも粗くしたのをサイフォンで
煎れると、酸味が強調されるとのことです。
他にも色々の種類のコーヒーがあります。

BGMはムードミュージックです。
「セ・シ・ボン」が聴こえてきます。
ボーンと掛け時計が一つ鳴りました。
昔のままのお店で、掛け時計の音を聴きながらコーヒーをいただくのは、
何てセ・シ・ボン(それは良い)なことでしょう。


【2010/08/21 05:30】 お店 | トラックバック(0) | コメント(2) |
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Author:chariot
東京のビルの多い街で暮らしています。

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