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カフェ「木と土と水と」 表参道
表参道
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カフェ「木と土と水と」は表参道ヒルズの裏手の小路にあります。
場所は渋谷区神宮前4-13-4です。

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和歌山県の食材を中心にした料理やスイーツを提供するお店で、2014年の7月に
オープンしたばかりです。

40席ほどの小さなお店で、すっきりした店内は全席禁煙、テラス席もあります。

鏡があって広く感じます。

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小さな裏庭に面して窓があります。

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キッシュプレート1000円です。

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ていねいに作られており、キッシュはふわりと柔らかく、クロワッサンはパリッとしています。

こちらはウメドリパイ730円です。

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ウメドリとは梅酢を混ぜた飼料で育てた鶏とのことです。
パイもパリッとしています。

有機コーヒー(セット価格300円)はバランスの良い味です。

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カモミールジンジャー(セット価格350円)は良い香りがします。

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料理もドリンクも美味しく、気持ちの良いお店です。


【2015/01/19 19:34】 お店 | トラックバック(0) | コメント(0) |
「ノブ・サチ油絵展」 丸善丸の内本店
東京
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丸の内オアゾ内の丸善丸の内本店4階ギャラリーBでは、
「ノブ・サチ油絵展」が開かれています。
会期は1月20日(火)までです。

ノブ・サチさん(1968~)は神戸市出身で、可愛い子どもや動物たちの世界を描いています。

現在は長野県のアトリエにこもって制作しているそうで、優しく、分かりやすい絵柄から、
企業のカレンダーや銀行の通帳にも採用されています。

「森の音楽会」 20号
ノブ001

大きな丸い木の下で子どもが本を読んでいて、周りでは動物や虫たちが音楽を奏でています。

色彩に輝くような明るさがあり、アクリル画にも見えますが、油彩を何度も塗り重ねて
望むような色を出していて、描き上げるのに長い時間をかけているそうです。


【2015/01/19 19:32】 美術館・博物館 | トラックバック(0) | コメント(0) |
「みちのくの仏像」展 東京国立博物館
上野
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上野の東京国立博物館では特別展、「みちのくの仏像」が開かれています。
会期は4月5日(日)までです。

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東北の三大薬師とされる福島・勝常寺、宮城・双林寺、岩手・黒石寺をはじめ、
東北6県の代表的な仏像が展示されています。

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「聖観音菩薩立像」 平安時代・11世紀 岩手・天台寺
みちのく001

会場の最初に展示されています。
天台寺は二戸市にある天台宗のお寺で、江戸時代は南部藩の庇護を受けて栄えましたが、
明治維新の廃仏毀釈で大きな被害を受けています。
聖観音菩薩は衣文の彫りも簡略化され、お顔や腕以外の部分に規則的なノミ跡を残しています。
仏像を刻むノミの音には功徳があると書かれた経典があることから、それを視覚化した像かも
しれないとのことです。

「薬師如来坐像」 平安時代・貞観4年(862) 岩手・黒石寺 重要文化財
「日光菩薩立像・月光菩薩立像」 平安時代・12世紀 岩手・黒石寺
みちのく004

黒石寺は水沢にある天台宗のお寺です。
元は薬師寺という寺で、行基が開き、延暦年間に兵火で焼けたのを坂上田村麻呂が再建し、
円仁が中興となって現在の寺号としたとなっています。
裸祭の蘇民祭でも知られたお寺です。

薬師如来はカツラの一木造で、内刳りを施した像内に貞観四年十二月の墨書銘があります。
願主の名も書かれていて、物部や額田部といった姓もあります。
貞観11年に東北地方を襲った貞観地震の直前に当たります。
頭を少し後ろにそらした姿勢で、目の吊り上がった厳しいお顔をしています。
脇侍の日光月光菩薩は少し腰をひねった優しい姿で、薬師如来とは制作時期が異なります。

薬師如来は東日本大震災では、もう少しで台座から落ちるところだったそうです。

「薬師如来坐像および両脇侍立像」 平安時代・9世紀 福島・勝常寺 国宝
みちのく005

勝常寺は河沼郡にある、現在は真言宗のお寺です。
最澄との論争でも知られている徳一の創建と伝えられ、平安時代初期の仏像が
12体も置かれています。
薬師如来はケヤキの一木造で、厚い胸の堂々とした体躯で、光背も当初のものです。
衣のひだの粘り強さや足先を衣で包む形は都風で、徳一の指導による制作の可能性も
あるとのことです。

「薬師如来坐像」 平安時代・9世紀 宮城・双林寺 重要文化財
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双林寺は栗原市にある、現在は曹洞宗のお寺です。
天平宝字元年(757)、この地にあった杉の木の霊が孝謙天皇を患わせていたのを鎮め、
建てたお堂に始まるそうです。
ケヤキの一木造で、薬師如来は厚い胸の堂々とした姿ですが、切れ長の目、小さな唇の
とても優しいお顔をしています。

東日本大震災では脇侍の持国天が倒れ掛かり、左腕が折れるなどの損傷を受けましたが、
2年かけて修復されています。

「聖観音菩薩立像」 平安時代・10世紀 秋田・小沼神社
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小沼神社は大仙市の小沼山頂にあり、小沼観音堂とも呼ばれ、養老2年(718)創建と
伝えられています。
すぐにはたどり着けない山の中の、池を前にした小さな神社です。
ちょっと唇の突き出たお顔で、ほっそりとして衣文の彫りは浅く、腰の位置が高く、
とても足の長い特異な姿をしておられます。
頭上には化仏のような小さな像が刻まれています。

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「十二神将立像(丑神・寅神・卯神・酉神」 
鎌倉時代・13世紀 山形・本山慈恩寺 重要文化財

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慈恩寺は寒河江市にあり、現在は慈恩宗の本山です。
寒河江には藤原氏の荘園があり、都の影響の強い仏教文化が栄えています。
十二神将は小像ながら躍動的な姿で、慶派の仏師の作と思われるそうです。

「十一面観音菩薩立像」 鎌倉時代・14世紀 宮城・給分浜観音堂 重要文化財
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牡鹿半島の高台の御堂に祀られている、高さ290㎝の大きな像です。
カヤの割矧造(像を割って内刳りを施す技法)で、卵形の顔、短い膝下、隙間なく彫られた
衣文のひだなどは鎌倉時代後期の特徴とのことです。
前九年の役に敗れた安倍氏が川に流したとも、奥州藤原氏が都から運んできた時に
船が難破し、流れ着いたとも言い伝えられています。
像の大きさから生まれた伝承でしょう。

給分浜は東日本大震災の大津波で地区の住宅の8割が全壊する被害を受けていますが、
観音堂は高台にあったので被災を免れています。

「釈迦如来立像」 円空作 江戸時代・17世紀 青森・常楽寺
.....みちのく008

常楽寺はむつ市にある真言宗のお寺です。
円空の初期の作で、後の円空仏のような粗削りではなく、滑らかに仕上げられていますが、
お顔で円空と分かります。
背中は平らな板のようになっていますが、きちんと衣文が彫り込まれています。

円空は青森県から北海道に渡っており、その折に多くの仏像を刻んでいて、青森県には
17体の円空仏が残っているそうです。


東北固有の文化を伝え、都との関係や制作時期の違いの表われた、さまざまの特徴のある
仏像に出会える良い機会です。

展覧会のHPです。


同時開催で、特別展「3.11大津波と文化財の再生」も開かれています。

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東日本大震災による大津波の被害に遭った文化財の再生に取り組んできた東京国立博物館が、
その成果と現状を紹介するものです。
こちらは総合文化展(平常展)の料金で観覧出来ます。

土砂混じりの潮水を被って痛ましい状態になっていた文化財が復元され、展示されていて、
再生への熱意が伝わります。


次回の特別展は、「コルカタ・インド博物館所蔵 インドの仏 仏教美術の源流」です。
会期は3月17日(火)から年5月17日(日)までです。

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【2015/01/17 20:28】 美術館・博物館 | トラックバック(0) | コメント(0) |
喫茶店 「ペナント」 田町
田町
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喫茶店「ペナント」は田町駅から慶應大学に向かう慶応仲通り商店街にあります。
場所は港区芝5-26-3です。
用事で田町に行ったときにこのお店を見付けて入りました。

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とても年季の入ったお店で、お客さんも学生さんか若いOBで占められており、
大学のクラブルームのような雰囲気です。

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慶應大学の応援指導部などのペナントや写真があちこちに飾ってあります。

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高齢のマスターは足の具合が悪いようで、お客さんが自分で食器を受け取ったり、
片付けを手伝っていました。
お客さんとマスターがあれこれ世間話をしていて、とても和やかな雰囲気です。
こういう感じのお店はもう他には無く、貴重な存在です。

BGMはいつも長渕剛だそうで、壁には長渕剛の大きなタオルと色紙が飾ってあります。

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コーヒー350円です。

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窓の外の仲通りを眺めながら長渕剛のスローな曲を聴いていると、何とも言えない
気持ちになってきます。

私もカップの片付けを手伝いながらマスターに伺ったところ、昔は界隈にたくさんあった喫茶店も
今はほとんど無くなってしまったそうです。


【2015/01/16 18:59】 お店 | トラックバック(0) | コメント(0) |
「物語絵 ―〈ことば〉と〈かたち〉―」展 出光美術館
日比谷・有楽町
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日比谷の出光美術館では、「物語絵 ―〈ことば〉と〈かたち〉―」展が開かれています。
会期は2月15日(日)までです。

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物語絵は仏教説話や古典文学の一場面を絵に表したものですが、読む者、聞く者は
絵を元に物語のイメージを作り上げることもあります。
源氏物語を読むとき、「若紫」や「紅葉賀」など、逆に源氏絵から場面を想像したりもします。
展覧会ではその「ことば」と「かたち」が密接に絡み合う、物語絵の世界を見せてくれます。

「平家物語 小督図屏風(和漢故事人物図屏風のうち)」(部分) 狩野尚信 
六曲一双のうち 江戸時代・17世紀

物語001

平家物語の一節で、高倉天皇の寵を受けた小督(こごう)は、
娘の建礼門院徳子にとって邪魔な存在であるとして平清盛に
追放され、嵯峨野に隠棲しますが、帝の命で行方を捜していた
源仲国は琴の音をたよりに小督の居所を捜しあてます。
墨絵の静けさの広がる中、人物のところに淡く彩色を施してあり、
琴の音も聞こえてきそうな風情です。

 峰の嵐か松風か 尋ぬる人の琴の音か 
 おぼつかなくは思へども 駒を速めて行くほどに

「源氏物語図」(部分) 六曲一双 岩佐勝友 江戸時代・17世紀
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源氏物語五十四帖の各場面を右隻、左隻に二十七帖づつ並べた屏風です。
場面を分ける金箔の雲にも卍型の模様が浮き出ていて、とても豪華です。
これは宇治十帖のうち、浮舟の段で、匂宮が浮舟を連れ出して小舟で宇治川を
渡っているところです。
雪の日の宇治川に浮かぶ小舟の情景は、ロマンチックで絵画的です。

岩佐勝友は経歴不明ですが、人物の顔の特徴や大きな動作などの表現から
岩佐又兵衛の縁者とらしいということです。
「花宴」では、源氏が朧月夜の君を抱き寄せ、「須磨の」では、他の源氏絵には
見られない雷神や嵐に逃げ惑う人びとが描かれるなど、生々しい表現が特徴です。

「平家物語 一の谷・屋島・壇ノ浦合戦図屏風」(部分) 八曲一双 江戸時代・17世紀
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屋島の合戦で那須与一が扇の的を射落とす場面です。
一の谷に始まり壇ノ浦に終わる源平合戦を右隻から左隻にかけて描いた屏風で、
大勢の軍兵をびっしりと描き込み、色彩も濃厚で、迫力に満ちています。
一の谷での義経の鵯越え、熊谷直実と平敦盛、壇ノ浦での義経の八艘飛びなどの
場面も見えます。
左隻は二位尼と安徳天皇の入水で終わっています。

「西行物語絵巻 第四巻」(部分) 絵:俵屋宗達 詞:烏丸光広 
 寛永7年(1630) 重要文化財

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鎌倉時代の絵巻を俵屋宗達が模写したものです。
会期中、場面替えがあります。
西行の一行が天竜川で渡し船に乗ったところ、乗り合わせた武士に人数が多すぎるから
下りろと言われ、血の流れるまで打たれますが、抵抗することなく船を下ります。
弟子の僧が嘆くと西行は、仏門に入った者は仇に仇をもって返してはならないと諭し、
その覚悟の無い者は都に帰れと言って、弟子を追い返してしまいます。
武士出身の西行の持つ一途さを表す物語です。
西行が船から下ろされたというのは実際にあった出来事のようです。
馬を押さえる従者たち、ざわめく客たちなどの様子が活き活きと描かれています。

見知らぬ人の乗り合わせる渡し船は演芸にもよく取り上げられていて、狂言の「舟渡婿」や
「薩摩守」、落語の「岸柳島」も渡し船を舞台にしています。

「天神縁起尊意参内図屏風」(部分) 六曲一隻 室町時代・16世紀 重要美術品
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太宰府に流され、怨霊となった菅原道真の猛威に怯える醍醐天皇のお召しで、
比叡山の高僧、尊意が参内のため鴨川を渡るところです。
嵐で増水した川の水を法力で押し分けて進んでいて、紅海を渡るモーセのような
お話です。
突き進む牛の姿には迫力があり、牛飼い童は手綱にすがり、従者たちが慌てて
追いかけています。
車輻は濃い線と薄い線で交互に描き、高速で回転している様を表しています。

他に、伊勢物語・宇治拾遺物語・木曽物語・曽我物語などを題材にした作品も
展示されています。
物語の世界がさまざまな絵画になって展開される様を楽しめる展覧会です。

展覧会のHPです。


次回の展覧会は「小杉放菴―〈東洋への愛〉」です。
会期は2月21日(土)から3月29日(日)までです。

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【2015/01/15 19:27】 美術館・博物館 | トラックバック(0) | コメント(0) |
「ア・ラ・カンパーニュ 北千住店」
北千住
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「ア・ラ・カンパーニュ 北千住店」は北千住駅横の北千住マルイの4階にあります。
場所は足立区千住3-92です。

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プロヴァンス地方をイメージしたというお店は広々としており、全席禁煙、
吹抜けはとても高く、明るく開放的な雰囲気です。
BGMはありません。

店内に藤棚があって、その下の木の大テーブルに座りました。

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鴨コンフィとレンコン・水菜のパスタのセット1188円にはミニサラダとパンが付きます。

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いろいろな食感を楽しめます。

プラス162円でコーヒーか紅茶が付きます。

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コーヒーは深煎りとのことで、すっきりとして美味しいです。

広いお店ですが店員さんの目も行き届いていて、ちょっとした南仏気分を味わえる、
心地の良いお店です。

姉妹店の「ア・ラ・カンパーニュ 秋葉原店」の記事です。


【2015/01/14 19:32】 お店 | トラックバック(0) | コメント(0) |
「動物礼賛」展 根津美術館
表参道
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表参道の根津美術館では特別展、「動物礼賛」が開かれています。
会期は2月22日(日)までです。

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未年にちなんで、羊など動物を題材にした絵画や工芸品、約70点の展示です。

「双羊尊」 おそらく湖南省 前13~11世紀 大英博物館
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大英博物館からやってきた羊です。
2頭の羊が対称形に背中合わせになった、珍しい形の尊(酒を入れる祭器)で、
大英博物館と根津美術館の2点しかないそうです。
全身が鱗のような模様で覆われ、口を開け、力強い表情をしていて、
羊ですが顎ひげを付けています。

「双羊尊」 おそらく湖南省 前13~11世紀 根津美術館 重要文化財
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大英博物館の双羊尊とは細かいところが違っていて、口は閉じ、顔の表情も優しくなっています。
顎ひげや腹の下のヒレもありません。
長江流域の文化圏に属し、おそらく異なる時期に制作されたものだろうとのことです。
根津美術館の入館券にも使われています。

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「間違い探しをしているみたい」と言いながら2つを見比べている人がいました。

泉屋博古館の所蔵する住友コレクションの青銅器14点も展示されています。

「虎卣(こゆう)」 西周前期 前11世紀 京都・泉屋博古館 重要美術品

蛙蛇文盤(あだもんばん) 高14.9cm 春秋前期 前7世紀 京都・泉屋博古館

羽文盦(うもんあん) 高22.2cm 前漢後期-後漢前期 期限前後 
京都・泉屋博古館 重要美術品


これらを2012年に泉屋美術館で開かれた、「神秘のデザイン―中国青銅芸術の粋―」展で
観た時の記事
です。

「蚕」 後漢時代 1~2世紀 根津美術館
「鍍金蚕」 後漢時代 1~2世紀 根津美術館
「蚕」は青いガラス製で長さ2㎝ほど、「鍍金蚕」は青銅製で4㎝ほどです。
絹の原料として中国で利用が始まったという蚕がいかに貴重な存在だったのかが分かります。

「十二因縁絵巻」(部分) 鎌倉時代 13世紀 根津美術館 重要文化財
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羅刹(鬼)の姿をした、人間の苦悩の原因である12の因縁を折叱王が次々と退治して行き、
最後に苦悩の根本である無明羅刹を捕えているところです。
動物たちが並んでその様子を眺めています。

「花鳥図屏風」(部分) 芸愛筆 室町時代 15~16世紀 根津美術館
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芸愛は生没年未詳で、京都で活躍した絵師です。
鷲や鷹が鷺や鴛鴦を襲うという、緊張感のある画面で、平和な花鳥図とはかなり趣きが違います。
鷹狩を好んだ戦国武将の嗜好を反映しているそうです。

「松梟竹鶴図」 双幅 狩野山雪筆 江戸時代 根津美術館
松の枝に止まった梟や藁屋根の上の鶏が上目遣いなところがユーモラスです。

「黄瀬戸獅子香炉」 桃山時代 16~17世紀 根津美術館 重要美術品
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脚は動物の足をかたどり、つまみは猿が手を合わせたような形をしています。
動物をかたどった香炉も、蓋が動物の形の香炉もよくあるものの、
両方揃った形は珍しいそうです。
 
「鼠短檠(ねずみたんけい)」 江戸時代 18~19世紀 根津美術館
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鼠短檠は灯明の一種で、鼠と灯明皿はパイプでつながっており、灯明皿の油が減ると
パイプに空気が入り、その空気圧で鼠の口から体内に貯めてある油が滴り落ちる
仕掛けになっています。


展示室5は「百椿図」の展示です。

2012年に根津美術館で「百椿図」を観た時の記事です。

展覧会のHPです。


次回の展覧会はコレクション展、「救いとやすらぎのほとけ―菩薩」です。
会期は3月7日(土)から4月6日(月)です。


【2015/01/13 19:37】 美術館・博物館 | トラックバック(0) | コメント(0) |
「カフェ レルブ(cafe L'herbe)」 横浜そごう
横浜
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「カフェ レルブ(cafe L'herbe)」は横浜そごう10階のダイニングパークにあります。

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70席ほどの大きなお店で、全席禁煙、オープンカフェ風に植物で囲まれています。
「herbe」はフランス語で、「草」のことです。

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ポットに入ったローズミントティー880円は香りも良く、美味しいです。

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こちらはガト-セット1030円です。

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種類の違うマカロンが3つ並んでいて、良いお茶請けになります。

広々として開放感があり、ゆっくり出来るお店です。


【2015/01/12 19:21】 お店 | トラックバック(0) | コメント(0) |
「天才陶工 仁阿弥道八」展 サントリー美術館
六本木・乃木坂
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六本木のサントリー美術館では、「天才陶工 仁阿弥道八」展が開かれています。
会期は2015年3月1日(日)まで、休館日は火曜日です。

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京焼の高橋道八家の2代目で、名工としてして知られる仁阿弥道八(1783-1855)を
紹介する展覧会です。

仁阿弥道八は奥田頴川(おくだえいせん)らに師事しており、青木木米は兄弟子にあたります。
茶道具から置物、彫塑的な作品まで幅広い領域で名作を遺しています。

「色絵狸爐蓋」 19世紀 東京藝術大学大学美術館
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茶席の炉の蓋で、狸の和尚が胡坐をかいて座っていて、後ろには尻尾も付いています。
目をむいて上の方をにらんだ姿にとぼけた味があります。
衣や袈裟には釉薬がかかっていますが、体の部分は素地を残して毛の感じを出しています。
これと同じ形の東京国立博物館蔵の作品が展示室の最初に置かれています。

「色絵寿星立像」 19世紀 野崎家塩業歴史館
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大きな像で、二頭身ほどの頭の寿老人が不老長寿を表す桃を手にしています。
岡山県児島市を中心に製塩業で栄えた野崎家の当主、武吉郎の還暦祝いに
従業員一同が明治41年(1908)に贈っています。

「色絵猿置物」 19世紀 個人蔵
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腕をかかえ、横眼遣いで口を結んだ表情がいかにも可愛いらしく出来ています。
釉薬は使わず、全身に細い毛を彫ってあります。

「黒楽銀彩猫手焙」 19世紀 遠山記念館
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背中に蓋があって、炭火を入れるようになっています。
背中を撫でられた猫が心地悪そうに首をすくめる様子を上手く捉えています。

「白釉山羊手焙」 19世紀 正伝永源院
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毛並やひげを線彫りで表して白い釉薬を駆け、角や蹄は紫色を加えています。
優しい顔をしていて、鳴き声まで聞こえそうです。
正伝永源院は建仁寺の塔頭の一つです。

「色絵竹穏和尚坐像」 天保2年(1831) 大中院
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立膝をして座っているお坊さんは永源庵(現在の正伝永源院)の住職で、仁阿弥道八と
親交の深かった則堂通銓とのことです。
頭の形まできっちり表現された、とても写実的で生き生きした像です。
大中院も建仁寺の塔頭の一つです。

動物や人物を題材にした彫塑的な作品はどれもその特徴を見事に掴んでいて、
とても魅力的です。

「色絵桜楓文鉢」 19世紀 サントリー美術館
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春の桜と秋の楓を一つの鉢に描き入れた、ぶっくりと華やかな絵柄です。
さらに器に透かしを入れた鉢もあります。

「銹絵雪竹文手鉢」 19世紀 湯木美術館 
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尾形乾山の意匠を写した作で、竹の葉に積もる雪を分厚い白の釉薬で表現して鮮やかです。
把手も竹の形をしています。

「銹絵桐葉形皿」 19世紀 逸翁美術館
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桐の葉をかたどった皿に本物の葉を押し付けて葉脈の跡を付け、葉の破れた穴も見せ、
一匹の蛾を描き足しています。
くすんだ葉の色も表され、季節の終わりを感じさせます。

「青磁象嵌菊花文水指」  19世紀 高津古文化会館
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仁阿弥道八はさまざまな技法にも秀でていて、高麗青磁を写した作品もあります。

「冨岳文黒茶碗」 19世紀 野崎家塩業歴史館
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江戸初期の陶芸家で黒釉茶碗が得意だった楽道入(1599-1656)の作品の写しです。
分厚い釉の掛かり方、素地の残し方など、巧く写しています。

「黒楽四方茶碗 山里」 楽道入 17世紀 サントリー美術館
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「色絵龍鳳凰文急須」 文政8年(1825) ボストン美術館
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お雇い外国人で、大森貝塚の発見者であるエドワード・シルヴェスター・モース
(1838-1925)が日本滞在中に収集した品はボストン美術館に収蔵されていますが、
その中にも仁阿弥道八の作品が入っています。
かなり華やかな呉須赤絵で、制作年と「道八」の名が書かれています。

他に、道八が指導した大名の御庭焼の作品や、初代・三代高橋道八・当代である
九代道八の作品なども展示されています。
九代の作品は切れ味の良さを特徴にしています。

仁阿弥道八は現在も人気が高く、茶席で愛好されていますが、まとまった展覧会は
なかなか無かったそうです。
高い技術と優れたデザイン感覚を持ち、そしてユーモア感覚もある仁阿弥道八の作品を
楽しめる良い機会です。

展覧会のHPです。


次回の展覧会は、「生誕三百年 同い年の天才絵師 若冲と蕪村」です。
会期は2015年3月18日(水)から5月10日(日)です。


【2015/01/11 19:12】 美術館・博物館 | トラックバック(0) | コメント(1) |
「VAULT COFFEE(ヴォルトコーヒー)」 秋葉原
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「VAULT COFFEE(ヴォルトコーヒー)」は秋葉原駅の北側、中央通り沿いの
小さなビルの3階にあります。
場所は千代田区外神田4-5-1です。

1階の入口もちょっと分かりにくいです。

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狭い階段を上っていくとお店にたどり着きます。

お店は1枚板の長い大きなカウンターの前の席が10席ほどと、テーブル席8席の
簡素なつくりです。
午前10時から午後6時までは禁煙です。

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焼きサンドセット900円です。

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プラス50円でコーヒーをストレートに出来るので、コスタリカを選びました。

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クッキーが付きます。
カップはノリタケです。
豆は浅煎りとのことで、酸味系で深みのある味で美味しいです。

こちらはドリップ式で、化繊のフィルターを使っています。
化繊だとコーヒーオイルがフィルター付着せず、コーヒー本来の味が抽出されるそうです。
コーヒーの細かい粉も出て来るので、見た目には少し濁った感じです。

こちらはシナモントーストセット680円で、ドリンクは紅茶にしました。

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知っている人でないとやって来ない場所にあり、店内も広く使われていて、
秋葉原とは思えないゆったりした気分で過ごせるお店です。


【2015/01/10 20:20】 お店 | トラックバック(0) | コメント(2) |
黒田記念館リニューアルオープン 上野
上野
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東京国立博物館に隣接する黒田記念館が耐震工事を終えて、1月2日にリニューアル
オープンしました。
黒田清輝の、遺産の一部を美術奨励事業に充てるようにとの遺言により設立された施設で、
1928年に竣工しています。

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観覧料は無料で、館内は原則撮影可能です。

「故子爵黒田清輝肖像」 高村光太郎 昭和7年(1932)
黒田記念室の入口に置かれています。
養父の黒田清綱の死去に伴い子爵を継いでいます。

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1月12日(月・祝)までは代表作の「読書」「舞妓」「智・感・情」「湖畔」が特別室に
展示されています。
次回の展示は3月23日(月)から4月5日(日)までです。

「読書」 1891(明治24)年 重要文化財
黒田001

フランス留学中の作品です。
モデルは下宿先の肉屋の娘さんで、黒田とは親密な関係にあったそうです。
閉めた鎧戸からの逆光の中で描いていて、光の当たる女性の顔や首筋が輝いています。
服の色もマリア像のように赤と青でまとめ、西洋古典画も吸収したことを示しています。
この作品は師のラファエル・コランに賞賛され、サロンにも入選して、フランス画壇への
デビュー作となっています。

「舞妓」1893(明治26)年
黒田003

帰国後に最初に仕上げた作品で、初めて京都を訪れた時に描かれています。
モデルは舞妓の「小ゑん」で、女中は「まめどん」と呼ばれていたそうです。
青を基調にしていて、この作品も逆光を使い、鴨川に反射する光も取り入れています。
全体に印象の強い作品で、頬に光の当たった小ゑんの表情には張りがあり、
活き活きとしています。
速水御舟が1920年に描いた「京の舞妓」も出窓に腰掛ける舞妓という構図を使っています。
舞妓は日本画ではよく題材になりますが、日本画では外光を描くことはなく、
この絵のような量感はありません。

まめどんは半身が画面の枠で切れていますが、これは印象派の手法によるそうです。
もっとも印象派も広重などの浮世絵からこの手法を学んでいます。
黒田は1890年代はよく舞妓をモティーフにしたそうですが、東海道線の全線開通が1889年で、
神戸まで20時間以上かかったそうですから、京都に行くのも今ほど簡単ではない時代です。

「湖畔」1897(明治30)年 重要文化財
黒田005

後の夫人・照子と箱根に避暑に行った折、芦ノ湖畔にたたずむ照子の姿を見て、
制作を思い付いています。
萩を描いた団扇を手に湖を眺める照子は、鼻も高くしっかりとした面立ちをしています。
淡い色彩でまとめられ、同じ着物姿の女性でも、「舞妓」とはかなり異なった印象です。

「智・感・情」 1899(明治32)年 重要文化財
ヌ003

「智・感・情」のうち「情」
ヌ002

まだ芸術としてのはだかに馴染みの無かった明治時代に、啓蒙のために描いた
作品とのことで、明治時代の日本人とは思えないような理想化された体型に
引き伸ばしてあります。
西洋の三美神を思わせる構成ですが、金地を背景にして輪郭線を使い、
体の外には影も無く、日本画の仏画に似ています。
照明を暗くした特別室の正面に置かれていて、ますます仏画のように見えます。

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黒田記念室は創建時の形が残っています。

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黒田の使ったイーゼルや椅子も展示されています。

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「マンドリンを持てる女」 1891(明治24)年
黒田002

「読書」と同じ頃にフランスで描かれた作品で、こちらはサロンでは落選しています。
このような感傷的な雰囲気の絵は弟分の藤島武二がよく描くことになります。

「昔語り下絵(構図II)」 1896(明治29)年
黒田004

京都旅行の折、清閑寺の僧の語る平家物語の小督の哀話に感銘を受け、制作した作品です。
路傍で僧が語っているのは、源仲国が小督に聞かせようと笛を吹いている場面です。
悲恋の物語を聴く夫婦者か恋仲の二人、しゃがんで煙管を吹かす女、若い娘などが描かれ、
明治の風俗画ともなっています。
他にも多くの下絵が展示されていて、制作に多くの時間と労力をかけ、努力していたことが
分かりますが、完成作は残念なことに戦災で焼失しています。

黒田清輝は歴史や宗教、思想などを群像表現によって表す、いわゆる構想画を目指していて、
「昔語り」はその試みの一つです。
黒田自身は自分の構想画はまだ中途であると認識していたそうですが、東京美術学校で
教授の黒田に反発していた青木繁の「海の幸」などは黒田の構想画の流れを継いでい
るとも言えます。


西洋絵画を日本に移植し、それを育てるという使命を担わされた黒田清輝という画家について、
改めてゆっくりと見直すことの出来る展示です。

黒田記念館のHPです。


【2015/01/09 19:55】 美術館・博物館 | トラックバック(0) | コメント(0) |
「川瀬巴水展-郷愁の風景-」 日本橋高島屋
日本橋
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日本橋高島屋では生誕130年記念、「川瀬巴水展-郷愁の風景-」が開かれています。
会期は1月12日(月・祝)まで、入場料は一般800円です。

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川瀬巴水(1883~1957)は大正から昭和にかけて活躍した風景版画家です。
新版画という、江戸の浮世絵の技法を受け継ぎながら新しい芸術を目指した
版画を制作しています。
巴水は全国を旅して、日本各地の風景を叙情的に描き、約600点の木版画を
残しています。
新版画とは、江戸の浮世絵の技法を受け継ぎながら新しい芸術を目指して、
大正から昭和にかけて制作された版画のことです。
横浜で浮世絵の輸出を行なっていた渡邊庄太郎が自ら版元となり、
川瀬巴水らを援助して売り出しています。

「木場の夕暮」 大正9年(1920)
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材木を浮かべた水面に木橋や電柱が浮かんでいます。
何気ない、ちょっとうら淋しい景色ですが、郷愁を誘います。

「春のあたご山」 大正10年(1921)
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芝愛宕山の桜の頃です。
桜は上を薄く下を濃くグラデーションにして立体感を出しています。
桜の散った下では絣の着物や白い前掛けの子どもたちが遊んでいます。

「芝増上寺」 大正14年(1925)
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朱塗りの山門と屋根や松に積もる雪の対比が鮮やかで、たわんだ枝や
すぼめた傘は風の強さを表しています。

「馬込の月」 昭和5年(1930)
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空には煌々と輝く月が松の大木を浮かび上がらせ、地上には民家の
小さな灯が見えます。
巴水の住んでいた馬込には当時はこんな景色が残っていたようです。

「鶴岡八幡宮」 昭和6年(1931)
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黄葉した大石段横の大銀杏と本宮の朱色が目を惹きます。
大銀杏は平成22年に風で倒壊してしまいました。

「西伊豆木負」 昭和12年(1937)
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木負(きしょう)湾越しに見た富士山です。
明るい春の日で、手前を桜が覆い、富士山には雪が残っています。
巴水はよく富士山を題材にしています。

「日本橋(夜明け)」 昭和15年(1940)
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朝の日本橋を抒情的に描いています。
日本橋一帯は太平洋戦争では昭和19年(1944)から
繰り返し空襲を受け、焼け野が原になっています。

「平泉金色堂」  昭和32(1957)年
川瀬001

亡くなる年の絶筆で、金色堂と呼ばれる中尊寺の阿弥陀堂の雪景色です。
阿弥陀堂に向かう一人の雲水が描かれています。
失われようとする日本の風物を描き留めた川瀬巴水の後姿にも見えます。


【2015/01/08 19:36】 美術館・博物館 | トラックバック(0) | コメント(2) |
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