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「生誕三百年 同い年の天才絵師 若冲と蕪村」展 サントリー美術館
六本木・乃木坂
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六本木のサントリー美術館では、「生誕三百年 同い年の天才絵師 若冲と蕪村」展が
開かれています。
会期は5月10日(日)まで、休館日は火曜日です。
会期中、かなりの展示替えがありますので、展覧会のHPの中の作品リストをご確認ください。

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同じ年に生まれた、伊藤若冲(1716-1800)と与謝蕪村(1716-1784)が数多く展示されていて、
見比べることが出来る展覧会です。
1716年は徳川吉宗が8代将軍に就いた年でもあります。

「寒山拾得図」 伊藤若冲筆 双幅 18世紀 個人蔵
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4月13日までの展示です。
寒山拾得は禅画によく描かれる題材です。
寒山は花の咲いたような愛らしい微笑みを浮かべています。

「猿猴摘桃図」 伊藤若冲筆・伯珣照浩賛 18世紀 個人蔵
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猿が手をつないで水に映った月を取ろうとする、猿猴捉月図と同じ趣向です。
親子の猿が、食べると不老不死になるという蟠桃を取ろうとしているところで、
猿の腕と木の枝に囲まれたところに賛が書かれています。
長谷川等伯の猿猴捉月図はテナガザルですが、こちらはニホンザルです。

「象と鯨図屏風」 伊藤若冲筆 六曲一双 寛政9年(1797) MIHO MUSEUM
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龍虎図になぞらえ、黒と白を対照にした図柄です。
多くの釈迦涅槃図には、釈迦の死を嘆き悲しむ動物たちの中に
鼻を上げて泣き叫ぶ象の姿があります。
若冲はその形を借りて、ちょっと夢幻的で可愛い姿の象にしています。
鯨は潮を吹く背中だけを見せて、水に隠れた巨体を想像させています。

「果蔬涅槃図」 伊藤若冲筆 18世紀 京都国立博物館
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4月13日までの展示です。
釈迦涅槃図に見立てた絵で、墨の濃淡を巧く使って、籠の上の大根と周りを囲む
野菜たちを描いています。
若冲は青物問屋の子だったので、野菜は馴染み深い素材だったのでしょう。


「鳶・鴉図」 与謝蕪村筆 双幅 18世紀 北村美術館 重要文化財
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若冲の象と鯨に対し、こちらは鳶と鴉です。
鴉図は雪の部分を白く描き残し、鴉の黒との対比を際立たせています。
鳶図は勢いのある筆遣いで吹きすさぶ風を表し、鴉図の静に対する動を見せています。

「蜀桟道図」 与謝蕪村筆 18世紀 LING SHENG PTE. LTD
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4月13日までの展示です。
山水画で、展覧会には初めて展示されています。
蜀の桟道は蜀の国に続く山中の険しい崖に作られた、棚状の道です。
山々が覆いかぶさり、桟道を行く人は小さく描かれていて、迫力のある作品です。

「山水図屏風」 与謝蕪村筆 六曲一双 天明2年(1782) MIHO MUSEUM
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蕪村の最晩年の作ですが、晩年とは思えない、気力の充実した作品です。

「奥の細道図巻(部分)」 与謝蕪村筆 二巻 
 安永7年(1778) 京都国立博物館 重要文化財

俳人でもある与謝蕪村は芭蕉を尊敬し、芭蕉の「奥の細道」の全文を筆写した
奥の細道図巻を4点制作しています。
展示されているのは2番目に古い作品です。
会場には、旅立ち、那須野行、鶴岡の俳席、市振の遊女の場面が展示され、
蕪村の目による奥の細道の世界が広がっています。
蕪村は山水画と共に俳画を得意としています。
芭蕉が奥の細道に旅立ったのは元禄2年(1689)の春の頃です。

若冲と蕪村は共に京都に住んでいましたが、二人が直接に交流した形跡は無いそうで、
ちょっと不思議な気もします。

展示替えが何回もありますが、若冲と蕪村の作品をまとめて観ることが出来て、
何度でも通いたくなる魅力のある展覧会です。


展覧会のHPです。


次回の展覧会は、「着想のマエストロ 乾山見参!」展です。
会期は5月27日(水)から7月20日(月・祝)です。

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【2015/03/31 21:28】 美術館・博物館 | トラックバック(0) | コメント(0) |
レストラン「IVORY(アイボリー)」 2015/3
上野
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上野の東京都美術館の1階にある、レストラン「IVORY(アイボリー)」にランチに行ってきました。
場所は台東区上野公園8-36です。

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同じ上野の国立西洋美術館で開かれている、「よみがえるバロックの画家 グエルチーノ展」に
行ったときに寄りました。

ランチセット2500円を注文しました。

前菜にスープかサラダを選ぶので、サラダにしました。

加賀蓮根と新ごぼうの根菜サラダ、大葉のヴィネグレット
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蓮根やごぼうはしっかりして食べ応えがあります。

メインは肉、魚、ローストビーフの3つがあります。

牛肉の赤ワイン煮込み、マッシュポテトと季節の野菜添え
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カサゴのブーリッド、小蛤を添えて
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春らしいメニューです。

コーヒー
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上野公園のランチタイムはどこも混んでいますが、こちらは比較的空いていて、
ゆっくり過ごすことが出来ます。

「よみがえるバロックの画家 グエルチーノ展」の記事です。


【2015/03/30 19:47】 美術館・博物館 | トラックバック(0) | コメント(0) |
「第70回 春の院展」 日本橋三越本店
日本橋
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日本橋三越本店では、「第70回 春の院展」が開かれています。
会期は4月6日(月)まで、入場料は一般・大学生800円です。

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同人出展作34点を含め、340点が展示され、特別企画として
第35回からの作品集表紙絵35点も展示されています。
特選画廊では4月7日(火)まで、日本美術院同人小品展も開かれています。

チラシは今年の作品集の表紙絵の、高橋天山、「羽衣」です。

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能の「羽衣」は三保の松原で天女が舞を漁師に見せるので、
この絵の天女は魚の泳ぐように舞っています。

高橋天山 「遊魂・和泉式部」
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和泉式部の歌に拠っています。

もの思へば沢の螢もわが身よりあくがれ出づる魂かとぞ見る 後拾遺集

あくがれ出でたおのれの魂を見やっています。

梅原幸雄 「眩暈」
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椿の柄の着物姿の女性が、曾我蕭白の「久米仙人図屏風」から
抜け出したかのように草履に片足を入れています。
久米仙人は若い女性に幻惑されましたが、この女性は髪を掴み、
ただよう風を見せています。

那波多目功一「桜に観る日光連山」 
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栃木県のさくら市ミュージアムからの景色とのことで、
鬼怒川を挟んで日光連山が望めます。

小田野尚之 「道」
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田と木の緑に挟まれて、人の通るのを待つかのような道が続いています。

松尾敏男 「森の人」
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南の果物といっしょにオランウータンが座っています。
どこか人懐かしげな風情で、話しかけたくなります。

手塚雄二 「秋麗」 
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さまざまのグラデーションの蔦の葉と小鳥です。

福王寺一彦 「月華の青い鳥」 
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群青の夜空と小鳥、金色の星々と月です。


【2015/03/29 19:35】 美術館・博物館 | トラックバック(0) | コメント(2) |
レストラン「Cheer(チアー)神谷町」
神谷町
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レストラン「Cheer(チアー)神谷町」は東京メトロ神谷町駅の2番出口を出たところの
ビルの地下1階にあります。
場所は港区虎ノ門5-2-8です。

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2014年の12月にオープンしたばかりのお店で、30席ほどの店内は全席禁煙、
すっきりした造りです。

入口側のカウンター席です。

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セルフ式で、ランチ1000円はメインから1つ選び、副菜と汁物から3つ選びます。
玄米はプラス50円です。

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この日のメインは鶏のからあげの甘酢あん、クリームチーズと大葉のマグロ丼でした。

鶏のからあげと玄米ご飯にしました。

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副菜は出汁巻卵、セロリのアーリオオーリオ炒め、ミックスビーンズサラダです。
自然な味で、美味しいです。
玄米はしっかり噛んで食べました。

体にも良さそうなランチが日替わりでいただける、気持ちの良いお店です。

お店のFace Bookです。


【2015/03/28 19:49】 お店 | トラックバック(0) | コメント(2) |
「ボッティチェリとルネサンス フィレンツェの富と美」展 Bunkamuraザ・ミュージアム
渋谷
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渋谷のBunkamuraザ・ミュージアムでは「ボッティチェリとルネサンス フィレンツェの富と美」展が
開かれています。
会期は6月28日(日)までで、4月13日(月)、4月20日(月)のみ休館です。

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フィレンツェで活躍したイタリアルネサンスの画家、サンドロ・ボッティチェリ
(1445-1510)の作品、10数点を中心にした展示です。 

ボッティチェリはフィレンツェの生まれで、まずフィリッポ・リッピの工房で
1464年から1467年まで修業しています。
その後、スポレートに移り、ヴェロッキオの工房にも出入りします。

「聖母子と二人の天使、洗礼者聖ヨハネ」 1468年頃 
 テンペラ・板 フィレンツェ、アカデミア美術館

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ヴェロッキオの聖母子像とよく似ています。
天使たちや洗礼者聖ヨハネは初々しく、マリアの着ている青いマントは
フリルが付いてお洒落です。

「聖母子と二人の天使」 1468-1469年頃 
 テンペラ、油彩・板 ストラスブール美術館

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こちらは屋外の情景で、花瓶や木、マリアの純潔を表す
白百合なども描かれています。

「ケルビムを伴う聖母子」 1470年頃 
 テンペラ・板 フィレンツェ、ウフィツィ美術館

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ケルビムは4つの顔と翼を持つ天使とされています。
あごの細いマリアの顔や透けて見える布の表現はフィリッポ・リッピ風です。
イエスの顔は大きく、正面からこちらを見ています。
額には金貨を表す金色の丸が並べられていて、両替商組合の本部のための
作品と考えられています。
額の下の部分には AVE MARIA GRATIA PLENA と、ラテン語の祈祷文が
書かれています。

ボッティチェリの描く幼子イエスは、同時代のピントリッキオ(1454-1513)の
描く聖母子像のイエスがまことに可愛らしいのとは、少し趣きが違います。

2013年に国立西洋美術館で開かれた「ラファエロ展」にはピントリッキオの作品も
展示されていました。

「ラファエロ展」の記事です。


「聖母子と洗礼者聖ヨハネ」 1477-1480年頃 
 テンペラ・板 ピアチェンツァ市立博物館

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5月6日(水)までの展示です。
のどかな景色の中のバラ園でマリアと洗礼者ヨハネが幼子イエスを礼拝しています。
イエスは目を見開いてマリアを見上げ、ヨハネは優しくイエスを見下ろしています。
色彩も明るく、のびやかな情景です。

「受胎告知」 1481年 フレスコ フィレンツェ、ウフィツィ美術館
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横555cmの大作で、展覧会の中心となる作品です。
フレスコ画特有の淡い色調で、大天使ガブリエルがマリアに受胎告知する場面が
描かれています。
大きな画面を遠近法を効かせて4つに区切り、手前左のガブリエルは白い百合を持って
宙に浮き、右のマリアに呼びかけ、マリアは胸に手を当て、その言葉を聴いています。
目を伏せたマリアの表情は、運命を受け入れる敬虔な心を表しています。
ガブリエルの背後からは数本の光の筋がマリアに向かって延びていて、
神の意志を表しています。
左奥には野外の風景が広がり、画面に奥行きを持たせていて、右奥は
ベッドの置かれた寝室です。
元は病院に附属した聖堂の壁画だったということで、観る人に神の救い
を想い起こさせる力があります。

「ヴィーナス」 1482年頃 テンペラ、油彩・キャンバス 
 トリノ、サバウダ美術館

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ボッティチェリの工房の作品です。 
代表作、「ヴィーナスの誕生」のヴィーナスだけを描いてあります。
裸体ではなく、薄物を付けていて、明るく晴れやかな「ヴィーナスの誕生」に比べると
かなり雰囲気が違い、妖艶なヴィーナスです。

繁栄を誇ったフィレンツェも、1494年にフランス軍の侵攻を受け、フィレンツェを支配していた
たメディチ家は対応に失敗した責任を問われ、追放されます。
メディチ家の庇護を受けていたボッティチェリにとっては大きな打撃となる事件です。
更に、フランス軍の侵攻を予言したとして、修道士、ジロラモ・サヴォナローラ(1452-1498)が
強い発言権を持つようになります。
サヴォナローラは清廉を求め、贅沢を敵視する宗教運動を繰り広げ、1497年には
華美な美術品などが広場に集められ、焼却されてしまいます。

ボッティチェリも華やかな作品を描くことは出来なくなり、自身もサヴォナローラの
影響を受けたこともあって、以後の作品からは華やぎが消え、冷たい情念のような
ものが表れてきます。
1500年頃にボッティチェリの工房の製作した聖母子像が3点展示されていますが、
誰もが内に閉じこもったように目を伏せています。
1482に描かれた代表作、「プリマヴェーラ」では画面の隅に小さく黒雲が現れていますが、
その黒雲が空を覆ってしまったような状態です。


会場には、商業都市フィレンツェの繁栄を偲ばせる品々も展示されています。

「フィオリーノ(フローリン)金貨」 1252-1303年 直径2㎝
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フィレンツェで鋳造され、中世からルネサンス初期にかけて国際通貨として使われた金貨です。
表にはフィレンツェの象徴の百合、裏には守護聖人の洗礼者聖ヨハネが刻印されています。

他にフラ・アンジェリコの作品も2点展示されています。

ボッティチェリの作品をこれだけまとめて観る機会は無く、イタリアルネサンスの
気分を存分に味わえる、とても貴重な展覧会です。

展覧会のHPです。


次回の展覧会は、「エリック・サティとその時代」展です。
会期は7月8日(水)から8月30日(日)までです。

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【2015/03/27 19:54】 美術館・博物館 | トラックバック(1) | コメント(0) |
「スターバックスコーヒー TSUTAYA新橋店」
新橋
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「スターバックスコーヒー TSUTAYA新橋店」は新橋の桜田公園の南側にあります。
場所は港区新橋4-11-1です。

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2014年8月のオープンで、店内は60席、広々としています。
TSUTAYAに併設されたブックカフェで、入口側がカフェ、奥が本屋になっていて、
本棚から本を持ってきて席で読むことが出来ます。

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ドリップコーヒー302円とメイプルブリオッシュトースト248円です。

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トーストは温めてもらいました。

場所は新橋駅に近いのですが、本屋に併設されていることもあって、
静かで落着いた雰囲気のお店です。


【2015/03/26 19:39】 お店 | トラックバック(0) | コメント(0) |
「わたしの好きなシロカネ・アート」展 松岡美術館
白金台
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白金台の松岡美術館では創立40周年記念特別企画、「わたしの好きなシロカネ・アート」展が
開かれています。
Vol.1の「あなたが選ぶ松岡コレクション」は来館者のリクエストの多かった作品を
中心にした展示です。
会期は3月29日(日)までです。

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1位 ディエゴ・ジャコメッティ 「猫の給仕頭」 1967年
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1階ロビーにあります。
1位になるだけのことはある、ユーモラスな作品です。

2位 ヘンリー・ムーア 「馬」 1984年
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現代彫刻を集めた、1階展示室2にあります。
可愛い姿をしています。

3位 「彩色木棺」 エジプト 末期王朝時代 B.C.4世紀頃
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古代オリエント美術を集めた、1階展示室1にあります。

4位 「エネヘイ像」 エジプト第18王朝末期/第19王朝初期 
          紀元前1300-1200年頃

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エネヘイという名の、神官の娘の像で、彩色木棺の横にあります。
プリーツの線がすらりとした姿を際立たせています。


2階展示室5は絵画の展示です。

17位 ウジェーヌ・ブーダン 「海、水先案内人」 1884年
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22位 ポール・シニャック 「オレンジを積んだ船、マルセイユ」 1923年
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2階展示室4は陶磁器を中心にした展示です。

100位「翡翠 楼閣花鳥図 挿塀」 清時代 18-19世紀
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翡翠の板に細かく浮彫がされています。

52位 「翡翠 白菜形 花瓶」 清時代 18-19世紀
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虫も彫リ出してあります。

今回はイランの陶器が多く展示されていました。

「三彩刻線 花文 鉢」 イラン 9-10世紀
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「青釉色絵 騎馬人物文 鉢」 イラン 12-13世紀
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「青釉銀化 獣頭 水注」 イラン 12世紀
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「青釉銀化 象」 イラン 12-13世紀
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「ラスター彩 人面鳥文 把手壺」 イラン 12-13世紀
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「白釉藍緑彩 唐草文 鉢」 イラン 13世紀
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今年一杯かけて、Vol.4までの展示がある予定なので、また観に行こうと思います。

松岡美術館のHPです。



【2015/03/25 19:47】 美術館・博物館 | トラックバック(0) | コメント(0) |
「CAFE 1894」 丸ノ内ブリックスクエア 2015/3
東京・二重橋前
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丸ノ内ブリックスクエアの三菱一号館美術館の1階にあるミュージアムカフェ、
「CAFE 1894」でのランチです。
場所は千代田区丸の内2-6-2です。

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5月24日(日)まで、「ワシントン・ナショナル・ギャラリー展」が開かれているところです。

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展覧会の会期中ということもあって、30分ほど待ちました。

展覧会タイアップメニュー、「The Intimate ―印象派の風景」2200円は
前菜、メイン、デザートにドリンクのセットです。

前菜のマグロと赤ビーツのタルタル、カリフラワーとソラマメの冷製スープ、
クリームチーズのエクレア
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メインの牛ほほ肉の赤ワイン煮とマッシュポテト、アスパラとホタテのフリカッセ
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デザートのベリーのクラフテーとコーヒー
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こちらはレギュラーメニューの「ジヴェルニーのガーデンプレートランチ」1580円です。

生ハムのサンド、帆立貝のグラタン、パテ、サラダ、スコーンとベリージャム
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ドリンクは紅茶にしました。

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彩りのある、美味しいランチを楽しみました。

「ワシントン・ナショナル・ギャラリー展」の記事と、以前の「CAFE 1894」の記事です。


【2015/03/24 20:21】 お店 | トラックバック(0) | コメント(0) |
「VOCA展2015」 上野の森美術館
上野
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上野の森美術館では、「VOCA展2015」が開かれています。
会期は3月30日(月)までです。

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VOCA展は全国の学芸員、ジャーナリスト、研究者などに、40歳以下の
若手作家を推薦してもらい、その作家が平面作品の新作を出品する
というもので、今年で22回目になります。
VOCAとは、"THE VISION OF CONTEMPORARY ART"のことです。
今回は34名の作家が展示しています。

VOCA賞1名、VOCA奨励賞2名、佳作賞2名、大原美術館賞1名の受賞です。

VOCA賞 小野耕石 「Hundred Layers of Colors」  油性インク、紙
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シルクスクリーンでインクを100回ほど重ね塗りしてあり、
観る角度によって微妙に色が変わります。

VOCA奨励賞 岸幸太 「BLURRED SELF-PORTRAIT」  ゼラチンシルバープリント
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「不鮮明な自写像」という意味で、パリ・コミューンで蜂起した人たちの記念写真を使い、
人体像を重ねています。
パリ・コミューンは1871年の普仏戦争の敗北時にパリ市民が蜂起し、一時パリを統治した
組織ですが、約3万人とも言われる死者を出して、政府軍により鎮圧されています。

VOCA奨励賞 水野里奈 「みてもみきれない。」  ボールペン、油彩、カンバス
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画面いっぱいに輝くように明るい色彩でさまざまな物が装飾的に描き込まれています。
観続けていても観切れない面白さを目指しているとのことです。
会場の中で一番華やかな作品です。

水野里奈さんの作品は東京駅の行幸地下ギャラリーで毎年開かれている、
「アートアワードトーキョー丸の内」の2012年、2014年にも展示されていました。

「アートアワードトーキョー丸の内2012」の記事と、「VOCA展2014」の記事と、展覧会のHPです。


【2015/03/23 19:33】 美術館・博物館 | トラックバック(0) | コメント(0) |
「ブルーボトルコーヒー青山カフェ」
表参道
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「ブルーボトルコーヒー青山カフェ」は表参道交差点近くの裏側にあります。
場所は港区南青山3-13-14で、ビルの2階です。

カリフォルニア発祥のお店で、清澄白河店に続く2号店です。
コーヒー豆の焙煎は清澄白河店でされています。

「ブルーボトルコーヒー」のロゴマークです。

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3月7日にオープンしたばかりですが、とても評判が高く、行列が出来ることが多いです。、

店内は広くて明るく、キッチンの様子がよく見えます。

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全席禁煙、スツール席や壁に沿ったシート席、テラス席があります。
BGMはロックなどが大き目の音で流れていました。

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テラス席から見たところです。

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コーヒー豆やいろいろなグッズも売られています。

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ドリンクはセルフ式で、フードは席で待ちます。
お盆と水のサーバーは無いようです。

1杯ずつ淹れるドリップコーヒーはブレンドとシングルオリジンがあります。

シングルオリジンは2種類あったので、パプアニューギニア550円を選びました。

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すっきりとしてやや薄口、酸味系の味で、苦味はありません。
カップはKINTOで、ブルーボトルのためのオリジナルデザインとのことです。

ベニエ600円です。

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生地を揚げたお菓子で、揚げるのに少し時間が掛かります。
キャラメルソースが付いています。
サクッとして軽い感じで、コーヒーにも合います。

とてもスタイリッシュで活きの良いお店なので、少し日にちが経って行列が収まった頃に
また行ってみようと思います。


【2015/03/22 19:37】 お店 | トラックバック(0) | コメント(0) |
「救いとやすらぎのほとけ―菩薩」 根津美術館
表参道
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表参道の根津美術館ではコレクション展、「救いとやすらぎのほとけ―菩薩」が開かれています。
会期は4月6日(月)までです。

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菩薩とは、すでに悟りを得た後も、成仏せずに人間界で救済を行なう存在です。

展覧会では根津美術館の所蔵する約40件の菩薩像が展示されています。

「観音菩薩立像」 飛鳥時代・7世紀 重要美術品
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高さ30㎝ほどの金銅仏で、白鳳期の作です。
菩薩は通常、装身具を着けた姿で表されます。
観音菩薩は観音経などで説かれた菩薩です。

「普賢十羅刹女像」 平安時代・12世紀 重要文化財
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普賢菩薩は華厳経や法華経に書かれた菩薩で、法華経が女人成仏を説くことから、
特に女性に多く信仰されています。
白象に乗った姿で表されます。
十羅刹女は法華経に登場する10人の鬼神で、法華経信者を守護します。

「聖観音像」 鎌倉時代・13世紀 重要美術品
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大きな月輪(がちりん)の中に紅の蓮華を持った観音が座しています。
蓮華座の花弁は濃淡を描き分けた鮮やかな紅色です。
千手観音のような多面多臂の変化(へんげ)観音に対し、1面2臂の姿の観音を
聖観音(しょうかんのん)と言います。

「地蔵菩薩坐像」 鎌倉時代・13世紀
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地蔵菩薩は、釈迦の入滅後、56億7千万年後の弥勒菩薩が出現するまでの間、
現世で救済を行なう仏とされています。
僧形で、右手に錫杖、左手に宝珠を持つ姿で表されることが多いです。


展示室3には春日若宮大般若経と春日厨子が展示されています。

「春日若宮大般若経」 浄阿筆 鎌倉時代・寛喜元年(1229)−仁治3年(1242)
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尼浄阿が14年かけて書写して春日大社に奉納した大般若経600巻です。
所縁の人々の菩提を弔うための奉納で、巻末には自分が仕えたと思われる、
八条女院(鳥羽天皇皇女:1137-1211)、宜秋門院(後鳥羽天皇中宮:1173-1239)、
春華門院(後鳥羽天皇皇女:1195-1211)など、80名以上の名前が記されています。
尼浄阿は東寺への田地寄進状にもその名の見える女性です。

「春日厨子」 鎌倉時代・寛元元年(1243)および3年(1245)の銘
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立派な厨子で、扉にも由緒が彫られていて、最後に「願主比丘尼浄阿」とあります。

このような厨子を調えたり、田地を寄進するなど、浄阿という女性はかなり裕福だったようです。
またその信仰心の篤さが偲ばれます。


展示室5には北野天神縁起絵巻(根津本)が展示されています。

「北野天神縁起絵巻 巻第2(部分)」 室町時代・15世紀 重要美術品
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菅原道真の生涯と、怨霊となった道真を祀る北野天神の霊験が描かれています。
太宰府に流される道真が庭に咲く梅と桜を見て、歌を詠んでいる場面です。
道真が配流されたのは旧暦1月のことです。

 こちふかばにほひをこせよ梅の花あるじなしとて春をわするな

 さくら花ぬしをわすれぬ物ならばふきこむ風にことづけをせよ


展示室6のテーマは「暮春の茶」です。

暮春は陰暦3月のことで、春の終わりの頃です。

「柳蒔絵棗」 江戸時代・18世紀
菩薩002

良寛の自筆和歌もあります。

 こどもらとてまりつきつつこのさとにあそふはるひはくれずともよし 良寛書

                          
展覧会のHPです。


次回の展覧会は「燕子花と紅白梅―光琳デザインの秘密―」です。
会期は4月18日(土)から5月17日(日)です。

燕001


【2015/03/21 19:21】 美術館・博物館 | トラックバック(0) | コメント(4) |
ラウンジ「ラ・メール」 ホテル、グランドアーク半蔵門
半蔵門
chariot

ラウンジ「ラ・メール」は半蔵門のホテル、グランドアーク半蔵門の4階にあります。
場所は千代田区隼町1-1です。

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ゆったりしたソファー席中心で、カウンター席も含め、60席ほどあります。
ホテルのラウンジで、メニューには軽いランチもあります。
分煙式で、開店時間の12時から午後2時までは禁煙です。

窓からは隣の国立劇場が見えます。

ラIMG_0148


ケーキセット920円はこの中から選びます。

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苺タルトとコーヒーにしました。

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コーヒーはお替わりできます。
カップはMIKASAです。

窓からの景色も良く、お堀端を走る皇居ランナーを眺めながら、
時間を過ごしました。


【2015/03/20 21:08】 お店 | トラックバック(0) | コメント(0) |
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