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「川端健太郎展 器官」 日本橋髙島屋
日本橋
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日本橋髙島屋美術画廊Xで開かれている「川端健太郎展 器官」に
行ってきました。
会期は9月14日(月)までです。

川端健太郎さん(1976~)は埼玉県出身で、2000年に多治見市陶磁器意匠研究所を卒業し、
現在は岐阜県瑞浪市のアトリエで制作しています。

「呼水」
川端003

「呼水」シリーズは何点かあり、どれも鮮やかな群青色です。

「Soos」
川端002

サボテンに露が降りたような造形です。

「白磁辰砂白金錦彩綴化茶盌」
川端004

物々しい名前が付いていて、茶碗の土が細胞分裂を始めています。

「女(スプーン)」
川端001

長さが150㎝あり、ソラマメの芽が伸びたような形をしています。
たしかに女性らしい感じがします。

川端さんの作品は土の持つ可塑性によって、自然の中の生命を表現しています。


【2015/08/31 19:45】 美術館・博物館 | トラックバック(0) | コメント(2) |
「ラウンジ サンク」 南青山 2015/8
表参道
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南青山の「ラウンジ サンク」に行ってきました。
は下鉄表参道駅から根津美術館に向かい、少し行って右に入った所です。
場所は港区南青山5-2−20です。

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根津美術館で開かれている、「絵の音を聴く-雨と風、鳥のさえずり、人の声」展の
帰りに寄りました。

ホテルのNHK青山荘(せいざんそう)の1階にあるラウンジで、一般の人も利用できます。

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BGMはなく、NHKの施設ということで、TVでNHKの番組がかかっています。
ちょうど、高校野球の中継をしていました。

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あんみつとドリンクのセット600円は紅茶にしました。

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こちらはカプチーノ360円です。

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表参道駅のすぐ近くで、お店の前も人通りの多い所ですが、
目立たない佇まいのこともあって、静かで落着いた雰囲気です。
まさに穴場といったお店です。

「絵の音を聴く-雨と風、鳥のさえずり、人の声」展の記事です。


【2015/08/30 19:43】 お店 | トラックバック(0) | コメント(0) |
「ブラッスリー・レカン」 上野 2015/8
上野
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JR上野駅のアトレ1階にある「ブラッスリー・レカン」に行ってきました。

銀座の「レカン」が上野アトレのレトロ館に出したお店で、上野駅正面玄関口から入って、
右側の奥まった所です。

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クラシックな雰囲気で、室内の天井は高く、奥の方の部屋にはシャンデリアが下がり、
暖炉の上には鏡もあって、広々と感じます。
BGMはかかっておらず、静かで落着いています。

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1,700円のランチセットは冷製コーンスープ、肉か魚料理、コーヒーか紅茶です。

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鹿児島産黒豚ロース肉のロースト、オリーブソースです。

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こちらは本日の魚のポワレ、ムール貝のバターソース、バジル風味で、魚は金目鯛です。

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どちらも美味しく、ここが気ぜわしい上野駅であることを忘れさせてくれる、
ゆったりとした時間を過ごしました。

以前、「ブラッスリー・レカン」に行った時の記事です。


【2015/08/29 19:22】 お店 | トラックバック(0) | コメント(0) |
「もうひとつの輝き 最後の印象派 1900-20’s paris」展予告 東郷青児記念損保ジャパン日本興亜美術館
新宿
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新宿の東郷青児記念損保ジャパン日本興亜美術館では9月5日(土)から11月8日(日)まで、
「もうひとつの輝き 最後の印象派 1900-20’s paris」展が開かれます。

印象001


印象派の後の20世紀初頭、フォーヴィズムやキュビズムなどの前衛的な芸術運動に
加わらず、親しみやすい作品を描き続けたため、現在では目立たない存在となった
画家たちに焦点を当てた展覧会で、約20名の作品約80点が展示されます。

抒情性のあるエドモン・アマン=ジャンや、夕暮れの光の中の情景をよく描いた
アンリ・ル・シダネル、ベルギーの印象派、エミール・クラウスの作品も展示される
とのことなので、とても楽しみです。

展覧会の公式URLです。


【2015/08/28 20:37】 美術館・博物館 | トラックバック(0) | コメント(0) |
「分部佳英 油彩画展」と「佐藤忠彦 油彩画展」 丸善丸の内本店
東京
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丸の内オアゾ内の丸善丸の内本店4階ギャラリーAでは、「分部佳英 油彩画展
―色彩の詩―」が開かれています。
会期は9月1日火)までです。

分部佳英さん(1951~)は大阪出身で、18歳でフランスに渡り、
南仏の風景などを描いています。
童話的な世界ですが、色調は強く、くっきりとした印象です。

向日葵を描く時は絵具を高く盛り上げて、浮彫のようにしています。

「朝の仕事」
分部001

赤頭巾ちゃんのような子が羊たちを連れて野道をやってきます。
満開の向日葵の黄色とラベンダーの紫色が畑を埋め尽くしています。


また、ギャラリーBでは、「佐藤忠彦 油彩画展―里山の季―」が開かれています。

佐藤忠彦さん(1943~)は東京出身で、日本の自然や農村の風景を描いています。
色調はみずみずしく、おだやかです。
早春の藁屋根の農家を描いた絵では、庭先に紅白の梅が咲き、白い洗濯物が
軒に干してあったりします。

「奥入瀬」
佐藤001

新緑の頃で、木々の緑が渓流に映えています。

2009年に上野松坂屋で開かれていた、「佐藤忠彦展」の記事です。


同じく風景を描いていても、かなり画風の違う二人の作品を見比べるのも
面白いものです。


【2015/08/28 20:23】 美術館・博物館 | トラックバック(0) | コメント(0) |
「ブルー・ブリック・ラウンジ」 南青山 2015/8
表参道
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南青山の「ブルー・ブリック・ラウンジ」でのランチです。
場所は港区南青山5-3-3で、東京メトロ表参道駅から根津美術館に向かう道の
右側にあります。

青い壁が目印です。

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きれいなスイーツが並んでいます。

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根津美術館で開かれている、「絵の音を聴く-雨と風、鳥のさえずり、人の声」展に
行く前にランチにしようと、寄りました。
とても暑い日だったので、あまり歩き回らずに済む、このお店にしました。

「 ヨックモック青山本店」のカフェで、青山本店の出来たのは1978年です。

すっきりとした店内は40席ほどで全席禁煙、中庭に30席ほどのテラス席もあります。

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ほぼ開店と同時に入ったので、まだ空いていますが、しばらくで満席になりました。

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壁にはピカソの陶器も飾ってあります。

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テーブルには可愛い花が飾ってあります。

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休日ランチの本日のガレット1300円はエビ、卵・チーズが載っていて、
かなりヴォリュームがあります。

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シャンピニオン1250円はマッシュルーム・ベーコン・卵・チーズです。

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ブレンドコーヒー864円です。

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紅茶はアールグレイ910円にしました。

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お茶請けにヨックモックの代表的なお菓子、シガールが付いています。

しっかり腹ごしらえをしたところで、展覧会に出かけました。

「絵の音を聴く-雨と風、鳥のさえずり、人の声」展の記事です。

以前、「ブルー・ブリック・ラウンジ」に行った時の記事です。


【2015/08/27 20:23】 お店 | トラックバック(0) | コメント(0) |
「藤田美術館の至宝 国宝 曜変天目茶碗と日本の美」展 サントリー美術館
六本木・乃木坂
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六本木のサントリー美術館では、「藤田美術館の至宝 国宝 曜変天目茶碗と日本の美」展が
開かれています。
会期は9月27日(日)まで、休館日は火曜日です。
8月31日までの前期と9月2日からの後期で、展示替えがありますので、展覧会のHPの
作品リストをご確認ください。

藤田001


明治の実業家、藤田傳三郎(1841-1912)とその子息の収集した美術品、約2000件を
収蔵する、大阪の藤田美術館のコレクションを初めて東京で展示する展覧会です。

第1章 傳三郎と廃仏毀釈

関西の実業家として活躍していた藤田傳三郎は美術への関心が高く、
明治の神仏分離令に伴う廃仏毀釈運動による文化財の破壊や海外流出を防いでいます。

「千体聖観音菩薩立像」 平安時代 12世紀
藤田017

平安末期から鎌倉時代にに掛けて、多くの仏像仏画をつくるほど功徳になるとの
考えが広まり、さまざまな千体仏が制作されています。
興福寺にあった千体仏の一部で、明治39年に売却されています。
興福寺では明治初めの廃仏毀釈により荒廃し、数多くの仏像が失われています。

「地蔵菩薩立像」 快慶作 鎌倉時代 13世紀 重要文化財 
藤田018

雲に乗った形をしていて、人々を救済するため現れた様を示しています。
快慶後期の作で、袈裟には截金が施され、衣の模様も3種類あるていねいなつくりで、
快慶らしい極めて優美な姿です。
光背にある梵字は文殊菩薩を表すことから、光背は他の仏像からの転用かもしれない
とのことです。

「両部大経感得図」 藤原宗弘筆 保延2年(1136) 国宝 
前期の展示です。
廃仏毀釈のため廃寺となった、天理市の内山永久寺に伝来した仏画です。
密教の経典である大日経と金剛頂経にまつわる伝承を描いています。

右:善無畏金粟王塔下感得図
藤田011

密教の祖師の一人、善無畏は北インドの金粟王塔の下で、文殊菩薩によって
湧き上がった雲の上に出現した金色の文字を写し取り、大日経の欠けている
部分を感得しています。

左:龍孟南天龍孟南天鉄塔内相承図
藤田010

龍孟が南インドの鉄塔の中に納められ、神々に護られていた金剛頂経を
数日かけて暗誦し、塔から出て書写しています。


第2章 国風文化へのまなざし

「玄奘三蔵絵」 十二巻のうち第一巻(部分) 鎌倉時代 14世紀 国宝
藤田004

玄奘三蔵の一生を描いた絵巻物で、インドに赴くことを決心したときに
玄奘が見た夢を描いています。
荒海の向こうにある須弥山に渡ろうとすると海中に蓮の花が現れ、
それを伝って渡ることが出来たというものです。

「大伴家持像(上畳本三十六歌仙切)」 鎌倉時代 13世紀 重要文化財
藤田016

三十六歌仙絵巻の断簡で、畳の上に座っているのでこの名があります。

 さをしかのあきたつをのゝあきはきを
  たまとみるまてをけるしらつゆ


第3章 傳三郎と数寄文化

藤田傳三郎は茶の湯を好み、三井物産の益田孝(鈍翁)や、同じ長州出身の
井上馨らと交流しています。

大燈国師や一休宗純の書、馬遠や狩野正信の絵などが展示されています。


第4章 茶道具収集への情熱

「曜変天目茶碗」 南宋時代 12~13世紀 国宝
藤田002

碗の内側には曜変が星のように散らばり、青くオーロラのように光る部分もあります。
同種の曜変天目茶碗は日本に3点あるだけで、他に静嘉堂文庫と大徳寺龍光院が
所蔵しており、すべて国宝です。
外側にも曜変が見られるのはこの碗だけで、徳川家康から水戸徳川家に渡り、
1918年に長男の平太郎が入手しています。
日本が第1次世界大戦による大戦景気に沸いていた頃です。
 
「田村文琳茶入」 宋~明時代 13~15世紀
藤田012

文琳とはリンゴのことで、リンゴのような丸い形をしています。
田村右京太夫の所持とも言われていることからこの名があります。
藤田傳三郎はこの茶入をようやく入手し、同じく入手を願っていた
「交趾大亀香合」と取り合わせた茶会を開きたいと思っていたそうです。

「交趾大亀香合」 明~清時代 17世紀
藤田005

交趾とは、中国の広東地方で焼かれ、ベトナム南部の交趾支那(コーチシナ)との
貿易船によって運ばれてきた陶器を言います。
背中の甲羅の色合いの面白い、可愛い香炉です。
藤田傳三郎は亡くなる10日前になって入手しています。
「田村文琳茶入」と取り合わせた茶会は叶いませんでした。

「銹絵絵替角皿」 10枚 尾形乾山作 尾形光琳画 
藤田015

 江戸時代 18 世紀 重要文化財

尾形光琳が絵付けをし、弟の乾山が焼いた皿で、梅、柳、菊、竹、鶴、布袋、
大黒など、目出度い絵柄が伸び伸びとした筆遣いで描かれています。


第5章 天下の趣味人

能をたしなみ、同時代の日本画も収集しています。

「大獅子図」 1902年頃 藤田美術館
鳳凰008

前期の展示です。
1900年に渡欧した時にアントワープの動物園で観たライオンの姿で、
帰国を遅らせてまで重ねた写生を元にしています。
金地に等身大より大きめのライオンだけを置き、たてがみや顔の毛も細かく
描き分け、瞳の光まで描き出していて、近くで観ると、噛みつかれそうな
迫力があります。
獅子からライオンに変わるための、竹内栖鳳の写実への執念が偲ばれます。


仏教美術、絵画、茶器など、収集の範囲は幅広く逸品揃いで、それらをまとめて
観ることの出来る、とても贅沢な展覧会です。

展覧会のHPです。


次回の展覧会は、「久隅守景展(仮称)」です。
会期は10月10日(土)から11月29日(日)までです。


【2015/08/26 20:43】 美術館・博物館 | トラックバック(0) | コメント(0) |
「ドゥ マゴ パリ (LES DEUX MAGOTS PARIS)本店」 2015/8
渋谷
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渋谷のBunkamuraの地下1階にある「ドゥ マゴ パリ (LES DEUX MAGOTS PARIS)」に
行ってきました。
場所は渋谷区道玄坂2-24-1です。

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オープンはBunkamuraの開業と同じ1989年、店内は天井が高く、
フランス風の落着いたつくりで、吹抜けのテラス席もあります。

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DEUX MAGOTS とは2つの人形という意味で、お店の入口にも人形が置いてあります。

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「エリック・サティとその時代展」記念メニューの、田舎風パテとキッシュロレーヌ、
サラダ添え1500円はスープとコーヒーか紅茶が付きます。
展覧会の半券提示で1300円になります。

スープは、暑い季節には心地良いヴィシソワーズです。

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キッシュ、パテ、魚の酢漬けにカリッとしたパンが添えられていて、どれも美味しいです。

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会計は席で済ませます。
人気のあるお店で、休日に11時30分の開店と同時に入りましたが、食事が終る頃には
順番待ちになっていました。

展覧会や映画のついでに立ち寄るのに都合が良く、Bunkamuraの楽しみの一つに
なっているお店です。

以前、「ドゥ マゴ パリ」に行った時の記事です。

「エリック・サティとその時代展」の記事です。


【2015/08/25 20:04】 お店 | トラックバック(0) | コメント(0) |
「伝説の洋画家たち―二科100年展―」 東京都美術館
上野
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上野の東京都美術館では、「伝説の洋画家たち―二科100年展―」が開かれています。
会期は9月6日(日)までです。
この後、大阪市と福岡市に巡回します。

二科会001


1914年(大正3年)に当時の文部省美術展覧会(文展)の運営に不満を持った
洋画家たちの一部が新しい公募展を発足させたのが二科会の始まりです。
当初、文展に対し、洋画部門を旧来の絵画と新しい傾向の絵画による二科に
分離するよう主張し、容れられなかったことが原因だったのが会の名前の由来です。

有島生馬・石井柏亭・梅原龍三郎・坂本繁二郎らが創立会員で、続いて熊谷守一
・正宗得三郎・安井曾太郎等らが参加しています。

第1章 草創期 1914-1919年

有島生馬 「鬼」 1914年 第1回展 東京都現代美術館
半身半獣でタンバリンを持った、サテュロスのような男がこちらを見ています。
赤の強い画面で、耳は尖り、悪魔的な雰囲気があります。
二科会発足にあたっての意気込みが感じられる絵です。

岸田劉生 「初夏の小路」 1917年 第4回展 下関市立美術館
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病気療養のため鵠沼に滞在していた頃の作品です。
1915年の「道路と土手と塀(切通之写生)」と似た、奥に向かっていく構図です。

関根正二 「姉弟」 1918年 第5回展 福島県立美術館
二科013

近所にいた子守りの女の子をモデルにしたとのことで、単に情景を描いたものを
超える、何か訴えるものがあります。
関根の好んだ、生命力を感じる朱色が使われていますが、関根はこの翌年、
結核のため20歳で亡くなっています。


第2章 揺籃期 1920-1933年

小出楢重 「帽子をかぶった自画像」 1924年 第11回展 
 石橋財団ブリヂストン美術館

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フランスからの帰国後の作品で、フランスで買ったラッパと黒い帽子も一緒に
描かれています。
1923年の関東大震災で東京が大きな被害を受けたので、大阪にいる自分たちが
頑張らねばと大阪に信濃橋洋画研究所を設立した頃で、小出の絶頂期にあたり、
のびのびと自信に満ちています。

東郷青児 「ピエロ」 1926年 第15回展 
東郷青児記念損保ジャパン日本興亜美術館

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フランス留学中の作品で、ピカソの影響を受けて画題にピエロやサルタンバンクを
選んでいます。
キュビズムに拠っていますが、後の東郷青児の特徴の柔らかな抒情性が表れています。

佐伯祐三 「新聞屋」 1927年 第15回展 個人蔵
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文字を絵に取り入れて描くのは佐伯祐三の特徴で、店に置かれた新聞や雑誌の文字が
細かく描き込まれています。
この作品を描いた翌年の1928年に佐伯はフランスで亡くなり、遺作として第15回展に
出展されています。

古賀春江 「素朴な月夜」 1929年 第16回展 石橋財団石橋美術館
二科012

静物と風景を貼り合わせたような不思議な画面で、月、落ちる飛行機、フクロウ、
蝶、犬なども描かれていて饒舌な感じがします。
古賀春江は日本のシュルレアリスム画家として知られています。

鈴木信太郎 「象と見物人」 1930年 第17回展 一般財団法人そごう美術美術館
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大きな作品で、奈良公園でのサーカスの興行を描いています。
上からと横からの視点が一緒になっていて、賑やかで祝祭的な気分にあふれ、
サーカスの持つ憂愁めいたものはありません。

坂本繁二郎 「放牧三馬」 1932年 第19回展 石橋財団石橋美術館
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坂本繁二郎は1924年にフランス留学から帰ると郷里の久留米に戻り、
以後は九州で制作を続けました。
阿蘇や雲仙で放牧されている馬をよく描いています。
色数は抑えられ、それぞれの色が溶け合って、柔らかな色調になっています。

東郷青児 「超現実派の散歩」 1929年 第16回展
 東郷青児記念損保ジャパン日本興亜美術館

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1928年に帰国した翌年に出品した作品で、東郷青児記念損保ジャパン日本興亜美術館の
ロゴマークにもなっています。
不思議な絵で、左手に黒い手袋、右足に黒いブーツの裸の女性が月を掴まえようと
するかのように空中を浮遊しています。
この時期だけの珍しい作風で、以後はシュルレアリスムから離れ、いわゆる後の
東郷青児らしい作風に変わっていきます。


第3章 発展、そして解散 1934-1944年

藤田嗣治 「メキシコに於けるマドレーヌ」 1934年 第21回展 京都国立近代美術館
二科010

パリで評判の画家となった藤田は1931年に個展開催のため、4番目の妻の
マドレーヌと一緒にアメリカ大陸に渡っています。
1933年に帰国した後の作品で、背景にメキシコを表すサボテンが描かれています。
白い肌や服に赤が散りばめられて、華のある作品です。
マドレーヌは1936年に日本で急逝しています。

安井曾太郎 「玉蟲先生像」 1934年 第21回展 東北大学資料館
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仙台の旧制第二高等学校校長だった玉蟲一郎一の肖像です。
モデルを写生している時の写真を見ると、玉蟲先生は謹直な姿勢で、
上体をやや前に乗り出すようにして正座しています。
それが、完成した作品では、大きく右に傾いた姿勢で、かなりデフォルメされています。
この作品によって、安井曾太郎は肖像画家としての評判も高めたそうです。

安井曾太郎の二科への出品はこれが最後で、1935年に帝国美術院会員に
選任されたため、同じく会員となった有島生馬・石井柏亭・山下新太郎らとともに
在野団体である二科会から脱退し、翌年に一水会を結成しています。

その後、太平洋戦争の激化により、二科会も1944年に解散しています。

第4章 再興期 1945-2015年

解散した二科会は戦後、東郷青児たちによって再興されます。

織田廣喜 「黒装」 1946年 第31回展 福岡市美術館
二科014

1945年の終戦により、今まで描けなかった洋装の女性を自由に描けるように
なった時の作品です。
後の織田廣喜の作品に比べると、まだ暗く重い色調です。
織田廣喜は晩年、二科会の理事長を務めています。

岡本太郎 「重工業」 1949年 第34回展 川崎市岡本太郎美術館
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戦後の工業の復興に触発されたような作品で、勢いよく火花が飛び散っています。
ネギの束が描かれているのは農業との対比でしょうか。


展覧会では他に村山槐多・萬鉄五郎・中川一政・林武・長谷川利行・児島善三郎・
野間仁根・国吉康雄・向井潤吉・宮本三郎・松本竣介・北川民次など多数の
画家・彫刻家の作品が展示されていて、関係した作家たちの多彩さには驚きます。
文展からの離脱以来の在野の芸術団体としての厚みと、芸術の新しい動向を
取り入れて来た作家たちの意気込みと、ある種のやんちゃさを感じます。

展覧会のHPです。


【2015/08/24 19:48】 美術館・博物館 | トラックバック(0) | コメント(2) |
「パークストリートカフェ 東京ドームシティーラクーア店」
後楽園・春日
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「パークストリートカフェ 東京ドームシティーラクーア店」は東京ドームシティー
ラクーアの2階にあります。
場所は文京区春日1-1-1です。

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広場にはイベントで人が集まっています。

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40席ほどの店内は全席禁煙、椅子が赤白2色で、通路側とお店の奥は
窓になっていて、明るい店内です。

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ボストンにある公園をテーマにしたカフェとのことで、
壁にボストンの地下鉄路線図が描いてあります。

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ネルドリップで淹れるコーヒーS330円は酸味系で、すっきりとして美味しいです。

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別の日に行った時にケーキを注文しました。
ニューヨークチーズケーキ420円とアイスティー290円です。

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アップルチーズケーキ420円とティー290円です。

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休日は満席のことが多いですが、混んでいない時間帯だと、なかなか
居心地の良いお店です。
ホットドッグが評判らしいので、いつか試してみようと思います。


【2015/08/23 20:11】 お店 | トラックバック(0) | コメント(0) |
「はっきよいKITTE」と「JPタワー学術文化総合ミュージアム インターメディアテク(IMT)」 東京 
東京
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丸の内のJPタワーの1階にあるKITTEアトリウムでは8月29日(土)まで、
「はっきよいKITTE」が開かれています。

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大相撲の地方巡業に使われる土俵が築かれていて、大相撲KITTE場所や
トークショーなどが開かれます。

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番付表が出ています。

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清めの塩も盛ってあります。

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幕下力士、琴欣旺のご飯1食は普通の人の10倍の7合あります。

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「はっきよいKITTE」のHPです。


***

同じJPタワーの2.3階にある、JPタワー学術文化総合ミュージアム、
インターメディアテク(IMT)は東京大学総合研究博物館と
日本郵便株式会社が協働して運営を行なうミュージアムです。
入場は無料、開館時間は11:00-18:00(木・金は20:00まで)、
休館日は月曜日です。

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現在、常設展示、特別展示と、ケ・ブランリ・トウキョウが行なわれています。

ケ・ブランリ・トウキョウはパリのケ・ブランリ美術館と東京大学総合研究博物館の
共同企画による展示で、今回が3回目です。
ケ・ブランリ美術館は2006年にパリに開館した美術館で、ヨーロッパ以外の地域の
文化を新しい視点での評価や解釈を目的としています。

ケ・ブランリ・トウキョウ『原初美術(アール・プルミエ)―マオリの木彫像』

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ニュージーランドの原住民、マオリ族の大きな木彫が数点、展示されています。
先祖の姿を表しているとのことで、舌を出して相手を威嚇しています。

マオリ族の戦いのダンス、「ハカ」でも舌を出して威嚇します。
ニュージーランドのラグビーチーム、オールブラックスも試合の前に「ハカ」を踊ります。

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インターメディアテクのHPです。


【2015/08/22 19:33】 美術館・博物館 | トラックバック(0) | コメント(0) |
「サロン ド テ シェ松尾」 東武池袋店
池袋
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「サロン ド テ シェ松尾」は東武池袋店の4階にあります。

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お店には細い通路を入っていきます。

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きれいなケーキが並んでいます。

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ちょっとアール・デコ調の店内は、デパートの中とは思えない落着いた雰囲気です。
BGMはクラシックのピアノ曲でした。

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奥まった部屋にはクリムトのような模様が飾ってあります。

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ドリンクセット1296円を注文しました。

マンゴーココナッツタルトのマンゴーは甘く熟しています。

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タルトミルティーユはブルーベリーがきれいに積んであります。

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すっきりとしたコーヒーはお替わり出来ます。

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とてもくつろいだ気分のティータイムでした。


【2015/08/21 21:09】 お店 | トラックバック(0) | コメント(0) |
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Author:chariot
東京のビルの多い街で暮らしています。

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