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「はじめての古美術鑑賞-絵画の技法と表現-」 表参道 根津美術館
表参道
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表参道の根津美術館ではコレクション展、「はじめての古美術鑑賞
-絵画の技法と表現-」が開かれています。
会期は9月4日(日)までです。

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展示された作品によって、日本美術の技法や用語を解説する展覧会です。

截金(きりかね)
「愛染曼荼羅」 鎌倉時代 13世紀 重要文化財
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部分
曼008

金銀箔を小さく切って、絵や彫刻に貼り付ける技法です。
品の良い華やぎが生まれます。

白描(はくびょう)
「毘沙門天図像」 平安時代 12世紀 重要美術品
古美術2

墨の線だけで描く技法です。
「鳥獣戯画」も白描で描かれています。

裏箔(うらはく)
「藤原鎌足像」(部分) 室町時代 16世紀 重要美術品
古美術1

金箔や銀箔を絹地の裏側に貼って、その輝きを和らげる技法です。
小林古径の「極楽井」、横山大観の「作衛門の家」や松井冬子の
「世界中の子と友達になれる」などにも使われています。

金雲(きんうん)
「洛中洛外図屏風」(部分) 江戸時代 17世紀
根010

金箔を貼って雲や霞を表し、場面を区切ったり、省略するのに用いています。
洛中洛外図や江戸図など、大きな景色を描くのによく使われます。

2012年に同じような企画で三井記念美術館で開かれた、
「日本美術デザイン大辞展」の記事です。 


展示室5は筆や硯箱など、文房具の展示です。

「嵯峨山蒔絵硯箱」 室町時代 15−16世紀
古美術4

蓋表には雅楽の大太鼓、蓋裏と箱には山の端の月、樹木、屋敷などが描かれています。
葦手(あしで)文字で、嵯峨、乃、御幸、絶にし、千代の字が配され、後撰和歌集の
在原行平の歌が表されています。

 さがの山みゆき絶にし芦川の千世のふる道跡はありけり

展示室6のテーマは「根津青山の軽井沢の茶」です。

根津青山(初代根津嘉一郎)が夏の軽井沢の別荘で開いた茶事で使われた
茶道具の展示です。

「絵高麗梅鉢文茶碗」 明時代 15-16世紀
古美術3

高麗茶碗と呼ばれていますが、中国の明時代の品です。
元は日用品で、重ね焼きの跡があり、梅に似た模様からこの名があります。
根津青山も茶会の席でこのように無造作に重ねて使い、客を驚かせています。

展覧会のHPです。


次回の展覧会はコレクション展、「中国陶磁勉強会」展です。
会期は9月15日(土)から10月23日(日)までです。

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【2016/08/30 19:30】 美術館・博物館 | トラックバック(0) | コメント(0) |
「文房堂ギャラリーカフェ」 神保町
神保町
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「文房堂ギャラリーカフェ」は神保町すずらん通りの文房堂の3階にあります。
今年の8月19日にオープンしたばかりです。
場所は千代田区神田神保町1-21-1です。

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文房堂は1887年(明治20年)創業の画材・文具店で、建物の外壁部分は
1922年に建築されたものを残しています。

カフェは年末年始を除いて年中無休、午前10時から午後6時30分まで開いています。

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店内はクラシックで落着いた雰囲気で、中2階にはカウンター席があって、
すずらん通りを見下ろすことが出来ます。

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店内では9月4日(日)まで、「東京六美術大学 版画専任教員による作品展」が
開かれています。

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文房堂ブレンド450円とバタートースト300円です。

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コーヒーの味は普通で、トーストもあと一息といった感じですが、開店したばかりで、
神保町らしい雰囲気が味わえるので、これからに期待したいお店です。

文房堂のHPです。


【2016/08/28 20:21】 お店 | トラックバック(0) | コメント(0) |
「井上裕起展 salaMandala CHILDHOOD」 日本橋髙島屋
日本橋
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日本橋髙島屋美術画廊Xでは「井上裕起展 salaMandala CHILDHOOD」が
開かれています。
会期は9月5日(月)までです。

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井上裕起さん(1972~)は横須賀市出身で、サンショウウオを素材にした
立体作品を制作しています。
「進化」をテーマにしているとのことで、サンショウウオがいろいろな物に
進化しています。

今回はCHILDHOOD(幼少期)の行事や玩具に着想を得た、鯉のぼり、
凧、兜などの作品の展示です。

「山椒魚形兜」 2016年
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ナマズをかたどった、前田利家の鯰尾形兜が有名ですが、
こちらはサンショウウオの兜です。
ウーパールーパーのようなヒゲと、隅切り角に三の字の紋所が付いています。

「salamander [F1]」 2016年
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子どもの乗れるほど大きなサンショウウオ形自動車です。
ヒゲが排気口になり、長々と伸びた尻尾は屈折していて、自在置物のようです。
写真は制作途中のもので、完成作には日の丸も描かれています。


【2016/08/27 20:53】 美術館・博物館 | トラックバック(0) | コメント(2) |
「今森光彦ペーパーカット展 どうぶつ島たんけん」 ノエビア銀座ギャラリー
銀座
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株式会社ノエビア銀座本社ビル1階ギャラリーでは9月2日(金)まで、
「今森光彦ペーパーカット展 どうぶつ島たんけん」が開かれています。
場所は中央区銀座7-6-15です。

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今森光彦さん(1954~)は滋賀県大津市出身の写真家で、現在も琵琶湖近くに住んで
里山の自然をテーマにした作品を発表しています。
また、世界中に取材して、動物や昆虫などさまざまな生き物に接しています。
今森さんはペーパーカット作家としても知られていて、展覧会では今まで出会った
動物たちの作品が展示されています。

ライオン、カンガルー、ダチョウ、ラクダ、カバなどが、ちょっとユーモラスに表されています。

展覧会のHPです。

2012年に同じギャラリーで開かれた『今森光彦の世界II 切り絵展「蝶」』の記事です。


【2016/08/27 20:51】 美術館・博物館 | トラックバック(0) | コメント(0) |
「ヨダか珈琲」 明治神宮前
明治神宮前
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「ヨダか珈琲」は東京メトロ明治神宮前駅から南に入った住宅街にあります。
場所は渋谷区神宮前6-14-11です。

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2015年にオープンしたお店で、女優の永作博美さんプロデュースとのことです。
床は白木のウッディなつくり、全席禁煙、2面がガラス張りで明るく、
通りの様子がよく見えます。
BGMはジャズでした。

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メニューもいろいろあります。

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ホットドッグセット880円です。

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ソーセージは無添加とのことで、自然でおだやかな味です。

セットドリンクのコーヒー300円は注文の都度、挽いてドリップで淹れます。
コーヒー単品は580円です。

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大きい方は本日のコーヒー、小さい方はカワセミブレンド(浅煎り)で、
本日のコーヒーは東ティモールで、すっきりとしています。
カップには、まつ毛のあるヨダカの絵が描いてあります。

表参道からは奥に入った所にあり、落着けるお店です。


【2016/08/26 19:42】 お店 | トラックバック(0) | コメント(2) |
「平成27年度台東区長奨励賞」 上野中央通り地下歩道
上野・上野広小路
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台東区では東京藝術大学の優秀な卒業制作や大学院修了作品の制作者に対して、
「台東区長奨励賞」を授与しています。
受賞作品は上野中央通り地下歩道にある展示ブースに、受賞後の3月から
1年間展示されています。

以下は平成27年度台東区長奨励賞受賞作品です。

「輪廻転生」 小松美穂 FRP、鉄、塩化ビニール  彫刻科卒業制作
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水に沈んだ女性と、そこから生えてくる蓮が輪廻転生を表しています。

「IZANAMI」 佐宗乃梨子 ガラス、銅、はんだ、電球 彫刻科修了制作
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黄泉の国に下り、蛆の湧き出したイザナミを、硬い金属やガラスで造形しています。

「微小世界の拡大標本」 勝川夏樹 ガラス、キルンワーク、ホットワーク 工芸科修了制作
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ガラスで作った架空の植物の種子です。

「おもいびと」 高岡尚加 磁土、ガラス 工芸科修了制作
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宇宙飛行士の少女に恋をした宇宙人の少年は、手にした花を渡せないでいます。

「Knit series」 佐川翠里 ミクストメディア デザイン科卒業制作
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四角い世界を編み物が包もうとしています。

「HAPPENING」 脇田あすか 紙、インク デザイン科卒業制作
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日記や写真など、作者の実際の記録をイラストにして集めています。


++++++


こちらは平成26年度台東区長奨励賞受賞作品です。
2月まで展示されていました。

猿渡真緒 「夢枕」 テラコッタ、油彩 彫刻科卒業制作
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枕に浸み込んだ夢を食べて生きている生命体をイメージしているそうです。

角田里紗 「それがそれではないとき」 透明樹脂 彫刻科卒業制作
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重いコンクリートの波消しブロックを別の素材で作ったら、違ったモノになります。 

岡田麻里恵 「スーヴニール/“半透明の庭”」  
漆、麻布、金、ガラス、月長石、木、他 工芸科終了制作
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時を経た記憶や感情の落着き先の風景です。

齊藤亜美 「オピッタトペンペ」 
アルミニウム青銅、ブロンズ、真鍮、木、布、他 工芸科終了制作
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金属製の小人たちがわらわらと現れて、好きなことをやっています。
これだけ集まっていると、なかなか見ものです。

川崎美波 「ながれゆく日々」 モニター、紙、OHP用紙、他 デザイン科卒業制作
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電車の窓の外の景色がどんどん流れて行くアニメです。

黒川悦史 「WiLDer mann」 綿  デザイン科修了制作
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黒川さんは卒業制作でも受賞しています。


【2016/08/25 19:15】 美術館・博物館 | トラックバック(0) | コメント(0) |
「アール・ヌーヴォーの装飾磁器」展 三井記念美術館
三越前
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日本橋の三井記念美術館では特別展、「アール・ヌーヴォーの装飾磁器」展が開かれています。
会期は8月31日(日)までです。

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19世紀末から20世紀初頭にかけて流行したアール・ヌーヴォー様式による、セーヴルや
ロイヤル・コペンハーゲン、マイセンなどの陶磁器作品、約200点を展示する展覧会です。

第1章 フランス名窯の復活 ~フランス セーヴル~

19世紀後半の博覧会では評価の低かったセーヴル窯は1900年のパリ万国博覧会で
アール・ヌーヴォー様式による作品により復活を遂げています。

セーヴル 「上絵藤文花瓶」 1905年 ロムドシン蔵
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展示室の最初に置かれています。
鮮やかな色彩で、長く垂れた藤を縦長の器に描いています。
セーヴルは19世紀末に新硬質陶器を考案しています。
従来の1400度前後の焼成に対し、1280度前後で焼成するもので、従来は美しく発色
できなかった絵具の使用が可能になっています。

セーヴル 「パツィオパット秋明菊文飾壷」 1899年 ロムドシン蔵
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パツィオパットは、地塗りの上に白いスリップ(泥漿)を塗り重ねて
カメオのようなレリーフを作る技法です。
茎の長い秋明菊の姿を高さ1mほどの縦長の器に写しています。
セーヴルのアール・ヌーヴォーは、1897年から芸術監督を勤めた
アレクサンドル・サンディエによって指導されています。


第2章 釉下彩の先駆者 ~ロイヤル・コペンハーゲン、ビング&グレンダール、
     ロールストランド、ポルシュグルン~

デンマークのロイヤル・コペンハーゲンは釉薬の下にさまざまな絵具で絵付けをする
釉下彩(ゆうかさい)の技法を発展させています。
同じデンマークのビング&グレンダールは彫塑的な作品を多く手掛けます。

ロイヤル・コペンハーゲン 「釉下彩眠り猫」 1898-1922年 塩川コレクション
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小さな置物で、釉下彩がふわりとした色合いを見せています。

ビング&グレンダール 「釉下彩鷺センターピース」 1902-1914年 塩川コレクション
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高さ50㎝ほどの大きな作品で、フォルムはピエトロ・クローンが担当しています。
ピエトロ・クローンは1885年に芸術監督として招かれ、日本の芸術様式を参考にした
デザインを考案しています。
3羽の鷺の並び立つ見事なセンターピースですが、倒れたりしないか気になります。

第3章 東洋のアール・ヌーヴォー ~日本~

日本でも同じ頃に初代宮川香山などによる釉下彩の研究が進んでいます。

2016年にサントリー美術館で開かれた、「没後100年 宮川香山展」の記事です。


第4章 新たなる挑戦者 ~ドイツ・オランダ KPMベルリン、マイセン、
                  ニュンフェンブルク、ローゼンタール、ローゼンブルフ~

アール・ヌーヴォー全盛だった1900年パリ万国博で、ドイツのKPMベルリンやマイセンは
古い様式の作品を展示したため批判を浴び、以後は新しい潮流に加わります。

KPMベルリン 「金彩パツィオパット女性図皿」 1890-1900年 個人蔵
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天球儀に寄りかかる女性をパツィオパットによって描いていて、古典的なデザインの
金彩で縁取りをしています。
KPMベルリン(ベルリン王立磁器製陶所)は1763年にプロイセンの
フリードリヒ大王によって設立された製陶所です。

KPMベルリン 「上絵金彩エジプト女性センターピース」 1902年 阜県現代陶芸美術館蔵
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古代エジプト風の冠を着けた女性が凭れるようにして座っている、オリエンタリズム
による作品で、アール・ヌーヴォーの曲線模様をあしらっています。
宝飾品はKPMベルリンの得意とするジュール(釉薬の上にエナメルを粒状に塗ったもの)で
表しています。

マイセン 『釉下彩植物文デジュネ「サクソニア」』 1904-20年 ロムドシン蔵
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蓮のような大きな葉をあしらった、流れるようなモダンなデザインで、サクソニアとは
マイセンのあるザクセンのことです。

ローゼンブルフ 「上絵花図ティーポット」 1900年頃 岐阜県現代陶芸美術館蔵
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高さ15㎝の、エッグシェルと呼ばれるとても薄手の品で、このポットは泥漿を
型に流し込んでつくっています。
ローゼンブルフにアール・ヌーヴォーを取り入れたユリアーン・コークの考案で、
彩色には点描も使われています。
ローゼンブルフは1883年にオランダのハーグに設立された窯ですが、
1917年に閉じています。


第5章 もう一つのアール・ヌーヴォー 釉薬の妙技 ~結晶釉、窯変釉~

アール・ヌーヴォーの時代の西洋陶磁器は改良を重ね、釉薬の成分が結晶となって
現れる結晶釉や予期しない釉色や釉相の表れる窯変釉を生み出しています。

ロイヤル・コペンハーゲン 「結晶釉花瓶」 塩川コレクション蔵
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高さ15㎝ほどの小さな花瓶で、表面に雪のような結晶が現れています。


それぞれの窯がアール・ヌーヴォーを吸収し、繊細で優美な作品を生み出した様子の
よく分かる、楽しい展覧会です。

展覧会のHPです。


三井記念美術館では2015年に、「デミタス コスモス―宝石のきらめき
★カップ&ソーサー」展が開かれていました。
アール・ヌーヴォーと同じ時期に制作されたカップも多く展示されていました。

「デミタス コスモス―宝石のきらめき
★カップ&ソーサー」展の記事
です。


次回の展覧会は特別展、「松島 瑞巌寺と伊達政宗」展です。
会期は9月10日(土)から11月13日(日)までです。

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【2016/08/23 19:32】 美術館・博物館 | トラックバック(0) | コメント(0) |
「タリーズコーヒー プライムファイブ 東急プラザ銀座店」
銀座
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「タリーズコーヒー プライムファイブ 東急プラザ銀座店」は3月31日にオープンした
東急プラザ銀座の地下1階にあります。
場所は中央区銀座5-2-1です。

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100席以上の大きなお店で、完全な分煙式、店内は東急プラザ銀座の
雰囲気に合わせ、落着いた色調でまとめられています。

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タリーズコーヒーの新しいタイプのお店で、店名は「5つの最高」を追求するという意味で
付いていて、ワインなども提供され、銀座店にはシェフも配置されているそうです。

プライムシーズナルコーヒーは特別のドリップマシーンで淹れます。
グァテマラチャカヤ460円は黑いカップに入っています。

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定番のコーヒーも添えられていて、飲み比べてみると、味に深みがあるのが分かります。

こちらはカプチーノ410円とミルクパン260円です。

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銀座らしく、お洒落で、ひと味違った雰囲気を楽しめるお店です。

銀座のソニービルでは今年も沖縄美ら海水族館の監修で、「美ら海(ちゅらうみ)」を再現した
「Sony Aquarium」が設けられています。
期間は、8月28日(日)までです。
ソニービルは建て替えのため、2017年3月に閉鎖される予定です。

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巨大なタマカイも泳いでいます。

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【2016/08/21 18:40】 お店 | トラックバック(0) | コメント(0) |
「仏さまとの一期一会 ―彫刻、絵画、クラフト―」展 丸善丸の内本店ギャラリー
東京
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丸の内オアゾ内の丸善丸の内本店4階ギャラリーでは、日貿出版社創立50周年記念展
「仏さまとの一期一会 ―彫刻、絵画、クラフト―」が開かれています。
会期は8月23日(火)までです。

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仏画、仏像彫刻などの作家、20名のさまざまの作品が展示されていて、書籍やグッズの
販売もされています。

出展作家は以下の通りです。

あだち幸、安達原玄(遺作)、荒了寛、粟生密弘、岩松拾文、江本象岳、円空洞、
川島康史、観瀾斎、菊地清、北畠聖龍、駒澤聖刀、桜井幸子、竹内泰雅、
竹内白雅、馬場﨑研二、牧宥恵、丸山寿美、森千景

荒了寛 「敦煌菩薩」
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敦煌莫高窟第45窟の塑像群の中にある、優美な菩薩立像を描いています。
荒了寛さんは天台宗の僧でもあります。

牧宥恵 「三昧画/かけがえのないいのち」
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釈迦如来、観音菩薩、地蔵菩薩の三尊が手を揃えて、
天上天下唯我独尊を唱えています。
牧宥恵さんは真言宗の僧でもあります。


【2016/08/20 19:12】 美術館・博物館 | トラックバック(0) | コメント(0) |
「仏蘭西屋京王新宿店」
新宿
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「仏蘭西屋京王新宿店」は京王百貨店新宿店の4階にあります。

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「英國屋」と同じ系列のお店で、2013年のオープンです。
店内は銀座の「仏蘭西屋」のクラシックな雰囲気と違って、すっきりしていて、
全席禁煙、店員さんの白いレースの襟の黒い制服は銀座の「仏蘭西屋」と同じです。

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クラブハウスサンドはドリンクとセットで1296円です。

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紅茶はポットに入っています。
アールグレイにしました。
カップはウェッジウッドのワイルドストロベリーです。
内側にも淡く模様が入っています。

ブレンドコーヒー540円です。
コーヒーはお替わり出来ます。

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ちょっと昔風の趣きがあって、落着けるお店です。

「仏蘭西屋銀座店」の記事です。


【2016/08/19 20:18】 お店 | トラックバック(0) | コメント(2) |
「ヴェネツィア・ルネサンスの巨匠たち展」 国立新美術館
乃木坂
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六本木の国立新美術館では、日伊国交樹立150周年特別展、アカデミア美術館所蔵
「ヴェネツィア・ルネサンスの巨匠たち展」が開かれています。
会期は10月10日(月)までで、火曜日は休館日です。

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ヴェネツィアのアカデミア美術館の所蔵する、ヴェネツィア・ルネサンス期の絵画、
約60点を展示する展覧会です。

ジョヴァンニ・ベッリーニ 「聖母子(赤い智天使の聖母)」 1485-90年
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風景を背にした聖母子を明るい色彩で優しく描き出しています。
マリアの顔に差す光や影の表現も巧みです。
智天使(ケルヴィム)は旧約聖書によれば4つの顔と4つの顔を持つ天使ですが、
ルネサンス期には赤子の顔と翼で表されているそうです。
ジョヴァンニ・ベッリーニ(1430頃―1516)はヴェネツィアの初期ルネサンスを
代表する画家です。

アンドレア・プレヴィターリ 「キリスト降誕」 1515-25年
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マリアとヨセフが輝く幼子イエスを見守り、画面左上では天使が羊飼いたちに
イエスの誕生を告げています。
面白いのは、牛とロバがイエスに息を吹きかけて温めている様子も
描かれていることです。
天使の下の白い山はマッターホルンのような形をしています。
画家はアルプスを通ったことがあるのでしょうか。

ティツィアーノ・ヴェチェッリオ 「聖母子(アルベルティーニの聖母)」 1560年頃
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ヴェネツィア・ルネサンスを代表する画家、ティツィアーノの晩年の作品で、
霞のようなぼかした画面が特徴です。
見つめ合う聖母子の間には自然な情愛が感じられます。

ティツィアーノ・ヴェチェッリオ 「受胎告知」 
 1563-65年頃 サン・サルヴァドール聖堂蔵

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縦410㎝の巨大な画面で、重厚な色彩で、マリアと受胎を告げる大天使ガブリエル、
空には天使たちと精霊を表す鳩が描かれています。
ガブリエルは画面手前にあって、マリアに迫る勢いで、マリアは奥にあって
身を引いて驚いています。
天からの光の中で、天使たちは湧き上がるように現れ、音楽が聞こえて来そうです。
ヴァザーリの「芸術家列伝」によれば、ミケランジェロはティツィアーノに会い、
その作品を見た時は称賛したものの、後でヴァザーリに、ティツィアーノの
色彩は優れているが、デッサンと画面構成に難があると批評しています。
しかし、このバロックを思わせる、躍動的な作品を観ると、その批評が
当たっているようには思えません。

ヤコポ・ティントレット(本名ヤコポ・ロブスティ) 「聖母被昇天」 1550年頃
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聖母マリアが生の終わりに天に上げられた場面が描かれています。
イエスが自ら天に昇ったので、昇天なのに対し、マリアの場合は被昇天です。
棺の周りで驚き、見上げる人々が重なり、マリアは智天使たちに囲まれて天に向かう、
劇的な情景です。
ヤコポ・ティントレット(1518-94)はティツィアーノの弟子で、ルネサンス後期の
ヴェネツィアを代表する画家です。

パオロ・ヴェロネーゼ(本名パオロ・カリアーリ) 「レパントの海戦の寓意」 
 1572-73年頃
 
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1571年にローマ教皇・スペイン・ヴェネツィアの連合軍とオスマン帝国との間で
戦われた、レパントの海戦を描いています。
勝利の直後に制作されていて、海上では数百隻の軍艦がぶつかり合っています。
それを見下ろす雲の上では、ヴェネツィアあるいは信仰を表す女性が聖母マリアに
ひざまずき、ローマの守護聖人ペテロ(天国の鍵を持つ)、スペインの守護聖人ヤコブ
(巡礼の杖を持つ)、ヴェネツィアの守護聖人マルコ(ライオンを従える)が囲んでいます。
マリアの下の雲から差す光は連合軍への祝福でしょうか。
現在でも、ヴェネツィアのドゥカーレ宮殿にはこの海戦での数々の戦利品が
展示されています。
パオロ・ヴェロネーゼ(1528-88)はティントレットと共に、ルネサンス後期の
ヴェネツィアを代表する画家です。

ヤコポ・ティントレット(本名ヤコポ・ロブスティ) 「サン・マルコ財務官
ヤコポ・ソランツォの肖像」 1550年頃

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ティントレットは優れた肖像画も描いています。
サン・マルコ財務官はベネツィア共和国で統領(ドージェ)に次ぐ地位にある官職です。
豪華な衣装の表現と、厳格そうな表情が目を惹きます。

ベルナルディーノ・リチーニオ 「バルツォ帽をかぶった女性の肖像」 1530-40年頃
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バルツォの流行は当時のファッションリーダーだった、マントヴァの
イザベラ・デステに始まるということです。
服は簡略に描かれ、黑と金色が顔を引き立たせています。
肌も瞳も明るく、やわらかに描かれています。


他にも、ルネサンス初期から終焉まで、多くの画家の作品があって、興味深い展覧会です。
グッズの店員さんもゴンドラの船頭さんと同じ横縞のシャツを着ていました。

展覧会のHPです。


【2016/08/18 19:31】 美術館・博物館 | トラックバック(1) | コメント(0) |
「文字の博覧会」展 京橋 LIXILギャラリー
京橋
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京橋のLIXIL:GINZA2階のLIXILギャラリーでは8月27日(土)まで、
「文字の博覧会」展が開かれています。
場所は中央区京橋3-6-18で、水曜日は休館日です。

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京都の印刷会社の当主、中西亮氏(1928-94)は世界100か国以上を回って95種類、
3000点近くの文字資料を収集し、これらは現在、国立歴史民族学博物館が所蔵しています。

展覧会ではこのコレクションのうち、ラテン文字、ヘブライ文字、西夏文字などの他、
エスキモー文字やトンパ文字などの珍しい文字を含め、約80点が展示されています。
昭和初期まで使われていたという、八重山象形文字もありました。

実にさまざまな世界の文字のほとんどは、元を辿ると、エジプト文字、シュメール楔形文字、
甲骨文字に始まるそうです。

画像はシリア文字の聖書(16世紀)です。

展覧会のHPです。


【2016/08/16 19:31】 美術館・博物館 | トラックバック(0) | コメント(0) |
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東京のビルの多い街で暮らしています。

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