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「あこがれの明清絵画~日本が愛した中国絵画の名品たち~」展 世田谷 静嘉堂文庫美術館
二子玉川
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世田谷の静嘉堂文庫美術館では、「あこがれの明清絵画~日本が愛した中国絵画の
名品たち~」が開かれています。
会期は12月17日(日)までです。

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中国の明清時代の絵画は江戸時代以降の日本で珍重され、多くの作品が
日本に渡っています。
展覧会ではそのうち、静嘉堂の所蔵する名品を展示しています。

李士達 「秋景山水図」 明時代・万暦46年(1618) 重要文化財
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李士達(1540年頃~1621年以降)は明代後期、江蘇省呉県の生まれで、
山水、人物を得意としています。
たなびく雲の柔らかな表現が巧みです。

藍瑛 「秋景山水図」 明時代・崇禎11年(1638) 重要文化財
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藍瑛(らんえい、1585-1664?)は浙江省銭塘の人で、浙派の画家とされています。
浙派は宮廷画家の細密な写実に始まる画風の一派で、浙江省の人が多いことから、
この名があります。
藍瑛は文人画の系統である呉派の画風も取り入れ、両派の画風の統合を目指したと
されています。
作品は日本にも多くもたらされています。

谷文晁 「藍瑛筆 秋景山水図模本」 江戸時代・18-19世紀 重要文化財
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谷文晁(1763-1841)による模写で、やや淡い色彩です。

沈南蘋 「老圃秋容図」(部分) 清時代・雍正9年(1731)
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トロロアオイ(黄蜀葵)や朝顔の下で、猫がカミキリムシを狙っています。
猫の視線を追って行くと、上に伸びるトロロアオイに向かうようになっています。
猫の毛まで細かく描き込まれています。
猫(mao)は70歳を意味する耄(mao)に通じる吉祥画ということです。
沈南蘋(しんなんびん、1682~?)は浙江省徳清県生まれで、清の宮廷画家となり、
徳川幕府の招きで長崎に来航し、1731年から1733年まで滞在しています。
沈南蘋の伝えた写実的で細密な画風は南蘋派となって、当時の日本の画壇に大きな
影響を与えたということです。

余崧 「百花図巻」(部分) 清時代・乾隆60年(1795)
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余崧(よすう、生没年未詳)は江蘇省蘇州の人で、清の宮廷画家だった可能性もあり、
細密な描写を得意としています。
100種類近くの花が揃っていて、何かの記念に吉祥性の高い植物を集めて描いたものと
思われるそうです。
幕末の老中で、井伊直弼とともに安政の大獄を主導した間部詮勝(まなべあきかつ、
1804-1884)が所蔵していました。

張瑞図 「草書五言律詩」 明時代(17世紀)
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張瑞図(ちょうずいと、1570-1641)は福建省晋江出身の明末の
政治家、画家、書家で、独特の画風、書風で有名です。
江戸時代の人気は高く、日本にも多くの作品が伝わっています。

展覧会では作品の来歴の分かる、箱書、感想を書いた跋文なども展示され、
明清絵画が日本で愛好されてきた様子が分かります。

展覧会のHPです。


12月10日(日)まで、六本木の泉屋博古館分館では特別展、「典雅と奇想―
明末清初の中国名画展」が開かれています。
こちらの展覧会との連携企画で、片方のチケットを持参すると入館料が
200円引きになります。
三菱と住友のコラボという趣向です。
チラシを並べると、沈南蘋の猫が八大山人の魚を狙っているようにも見えます。

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「明末清初の中国名画展」の記事です。


次回の展覧会は「歌川国貞展」です。
会期は2018年1月20日(土)から3月25日(日)までです。

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(アクセス)
東急田園都市線二子玉川駅バスターミナル4番乗り場から東急コーチバス「玉31・32系統」で、
「静嘉堂文庫」下車です。
通常8~10分、運行本数は1時間に約3本です。
案内標識に沿って進むとすぐに美術館正門で、そこから林の中を3分ほど歩いて
美術館入口に着きます。

タクシーの場合は美術館正門を入って美術館入口まで行くことが出来ます。
約800円かかりますが、受付で領収書と引き換えに1台200円のキャッシュバックサービスが
あります。
領収書は返却されません。


【2017/11/30 19:30】 美術館・博物館 | トラックバック(0) | コメント(0) |
「書の流儀Ⅱ―美の継承と創意」展 出光美術館
日比谷・有楽町
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丸の内の出光美術館では「書の流儀Ⅱ―美の継承と創意」展が開かれています。
会期は12月17日(日)までです。
会期中、一部展示替えがあります。

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古来、受け継がれてきた書の伝統や、個性的な書など、約70件が展示されています。

「継色紙」 伝小野道風 平安時代 10世紀 出光美術館 重要文化財
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「継色紙」は平安時代の名筆の一つで、「寸松庵色紙」、「升色紙」とともに
、「三色紙」と呼ばれています。
元は万葉集、古今和歌集などの和歌を集めた冊子本で、優美な仮名の散らし書きで
書かれています。

むめのかの ふりおく ゆきにうつり せは
 たれかは ゝなを わきて をらまし

「高野切第一種」 伝紀貫之筆 平安時代 11世紀 出光美術館 重要文化財
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「高野切」は現存する古今和歌集最古の歌集で、一部が高野山に伝来したので、
この名が付いています。

 寛平のおほんときのきさいのみやの
 うたあわせのうた
           よみひとしらす
 うめかかをそてにうつしてととめては
 はるはすくともかたみならまし

           そせい
 ちるとみてあるへきものをむめのはな
 うたてにほひのそてにとまれる

   たいしらす   よみひとしらす
 ちりぬともかをたにのこせむめのはな
 こひしきときのおもひいてにせむ

   ひとのいへにうゑたり
   けるさくらのはなさき
   はしめたるをよめる
             つらゆき
 ことしよりはるしりそむるさくらはな
 ちるてふことはならはさらなむ
 
寛平御時后宮歌合は寛平年間(889~893)に宇多天皇の母后班子の催した
歌合せです。

「石山切 伊勢集」 伝藤原公任 平安時代 12世紀 出光美術館 重要美術品
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雅な切継の料紙に書かれていて、王朝美を極めています。
「石山切」は白河天皇の六十の賀を祝って制作された、「西本願寺本三十六人家集」の
うち、「貫之集下」と「伊勢集」のことです。
西本願寺の所蔵でしたが、昭和4年(1929)に2つの集が分割され、断簡になった時に
付けられた名です。
昔は本願寺が石山(後の大阪城)にあったことにちなんでいます。

「石山切 貫之集下」 藤原定信 平安時代 12世紀 出光美術館
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同じ石山切でも、伊勢集はきっちりしていますが、貫之集はのびやかで、
書風に違いがあります。


「中務集」 伝西行 平安時代 12世紀 出光美術館 重要文化財
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中務(なかつかさ、912頃-991頃)は女流歌人伊勢の子の女流歌人で、
宇多天皇の孫に当たります。
中務の家集の平安後期の写本で、加賀前田の旧蔵でした。
強弱を付けない、均一な書き振りです。

「広沢切」 伏見天皇筆 鎌倉時代 13世紀 出光美術館 重要文化財
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広沢切は伏見天皇(1265~1317)が自らの歌を集めた歌集で、20巻ほどあり、
出光美術館所蔵は秋の歌56首の書かれた巻物です。
あまり凝らない、くつろいだ書風です。
並べて展示されている、同じ伏見天皇筆の「筑後切」の流麗な書風と全く違っていて、
当時の能書家は異なる書風を使い分けていたということです。


今年は後陽成天皇の没後400年ということで、後陽成天皇の書など、
桃山時代の作品も展示されています。

「和歌色紙」 後陽成天皇 桃山時代 出光美術館 重要美術品
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金泥で雲と水流、燕子花、水草を描いた色紙に平安時代の歌人、源師時
(1017-1136)の歌を書いています。
絵柄を考えて、歌を選んでいます。

 むらさきの いろにそみゆる かきつはた いけのぬなはの はひかゝりつつ

源師時(1077-1136)は平安時代後期の歌人で、堀河百首に納められた歌です。
堀河百首は堀川天皇に献じられた百首歌で、16名の歌人の歌を集めています。

「伊勢物語 若草図色紙」 桃山時代 [賛]近衞流 [画]俵屋宗達 出光美術館
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伊勢物語の四十九段、「若草」の場面です。

 むかし男いもうとのいとをかしげなるをみおりて

「在原業平図」 岩佐又兵衛 江戸時代 17世紀 出光美術館 重要美術品
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部分
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書は烏丸光広(1579-1638)と推定されます。
伊勢物語の八十八段にある歌です。

 大方は月をもめてしこれそこの
 つもれは人の老いとなるもの

烏丸光広は多芸な宮廷文化人で、細川幽斎から古今伝授を受け、能書家としても知られ、
本阿弥光悦や俵屋宗達とも交流しています。

「録詩書屏風」(部分) 浦上玉堂 江戸時代 18世紀 出光美術館
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六曲一隻の屏風で、元の鮮宇枢と明の高啓(1336-1374)の詩を書いてあります。
浦上玉堂(1745-1820)は元は岡山藩の支藩の侍ですが、2人の息子を連れて脱藩し、
諸国を放浪した後、京都に落ち着いて、文人画を描いています。

「双鶴画賛」 仙厓 江戸時代 19世紀 出光美術館
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鶴ハ千年
亀ハ万年
我れハ天年

博多に住み、洒脱な人柄と巧みな書画によって町の人から仙厓さんとして親しまれた、
臨済宗の僧、仙厓義梵(せんがいぎぼん、1750ー1837)の書です。
出光美術館は仙厓の書画を数多く所蔵しています。


展示されている書には読みも付されていて、分かりやすく、楽しめる展覧会です。

展覧会のHPです。

次回の展覧会は、「色絵 Japan CUTE !」展です。
会期は2018年1月12日(金)〜3月25日(日)です。

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【2017/11/28 20:02】 美術館・博物館 | トラックバック(0) | コメント(0) |
第4回改組 新「日展」 国立新美術館
乃木坂・六本木
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六本木の国立新美術館では第4回改組 新「日展」が開かれています。
会期は12月10日(日)までです。

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(洋画)
片岡世喜 「ゆうまづめ」
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夕まづめは日没前後の魚が餌に喰い付きやすい時間です。
片岡さんはよく、広々とした水面と点景のような人物を描いていて、
絵に時間と空間があります。

(日本画)
服部泰一 「机上のスクランブル交差点」
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渋谷の交差点で、TSUTAYAや109MEN’Sが見えます。
ジオラマを絵にする面白い発想です。


2016年の、第3回改組 新「日展」の記事です。

日展のHPです。


【2017/11/27 20:14】 美術館・博物館 | トラックバック(0) | コメント(0) |
「アンドコーヒー メゾンカイザー」 銀座一丁目
銀座一丁目
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「アンドコーヒー メゾンカイザー」は銀座一丁目の昭和通り近くにあります。
場所は中央区銀座1-14-11です。

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今年の9月にオープンしたお店で、50席ほどの店内は全席禁煙、すっきりしたつくりです。
BGMはジャズソングでした。

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クロワッサン200円とカプチーノ390円です。
これに消費税が付きます。

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人気のクロワッサンはパリッとして香ばしく、カプチーノもクリーミーで美味しいです。

パンとコーヒーというシンプルな組み合わせを楽しめるお店です。


【2017/11/26 19:16】 お店 | トラックバック(0) | コメント(0) |
「デンマーク・デザイン」展内覧会 損保ジャパン東郷青児美術館
新宿
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新宿の損保ジャパン東郷青児美術館で開かれている、日本・デンマーク国交樹立
150周年記念、「デンマーク・デザイン」展の内覧会に行ってきました。
会期は12月27日(水)までです。

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デンマークのデザイン美術館の協力で、19世紀後半から現在までの家具、
照明器具、食器などのデンマークのデザインを紹介する展覧会です。

入口前の記念写真撮影コーナーです。

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マーティン・ミケルセン公使参事官のご挨拶の後、江川均主任学芸員の解説を伺いました。

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展示室の写真は特別の許可を得て撮影しています。
人名はデンマーク語の原音に近いカナ表記ですが、( )内は流通している表記です。


第1章 国際的評価を得た最初のデンマーク・デザイン

先ず、19世紀から20世紀初頭のロイヤルコペンハーゲンの磁器が並びます。

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第2章 古典主義から機能主義へ

20世紀前半には伝統に立脚しながら、機能性を求める動きが現れてきます。

コーオ・クリント(1888-1954)のレッド・チェアとペンダント・ランプと
テーブル・ランプです。

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コーオ・クリントは伝統を重んじながら、物体や人体、空間を測るなど、
近代的な面を持っていました。


第3章 オーガニック・モダニズム ―デンマーク・デザインの国際

第2次大戦後の1950-70年代はデンマーク・デザインの黄金時代とされています。
戦後アメリカのミッドセンチュリー家具の人工素材、大量生産に対し、手仕事を基本とする
デンマークやスカンディナヴィアの家具が注目されるようになったものです。
オーガニック・モダニズムと呼ばれる、機能性を持ちながら、遊び心や人間味のある
デザインが特徴です。

ハンス・ヴィーイナ(ウェグナー)(1914-2007)、フィン・ユール(1912-1989)、
アーネ・ヤコブスン(アルネ・ヤコブセン)(1902-1971)などが代表的なデザイナー
とのことです。

ハンス・ヴィーイナ(ウェグナー)のラウンド・チェアはデンマーク・デザインを代表する
作品で、アメリカでザ・チェア(椅子の中の椅子)と呼ばれ、1960年のアメリカ大統領選挙で
ジョン・F・ケネディとリチャード・ニクソンがテレビ討論を行なった時にも使われました。

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アーネ・ヤコプスン(アルネ・ヤコブセン)(1902-1971)は建築と室内空間の
トータルデザインを手掛けています。

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手前のアントチェアは、座面と背もたれが一体となり、大量生産に成功した
合板製の椅子で、アント(アリ)の形をしているので、この名があります。

アーネ・ヤコプスンのエッグチェア(右)とスワンチェア(左)です。

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後ろの写真はスカンディナヴィア航空の依頼により、コペンハーゲンにヤコプスンの
設計で建設され、1956年に竣工したSASロイヤルホテルです。
ヤコプスンは家具、壁紙、照明、レストランのカトラリーまでデザインしています。

フィン・ユール(1912-1989)はデンマーク国外で建築の内装を多く手掛け、
展覧会も開いて、アメリカでのデンマーク・デザインの大躍進に貢献したそうです。

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真ん中はチーフテンチェア(酋長の椅子)と呼ばれていて、手作りの優美な曲線で、
古代エジプトの王の椅子をヒントにしており、エジプシャンチェアとも呼ばれています。
壁の写真はフィン・ユール邸で、チーフテンチェアも写っています。

ポウル・ヘニングスン(1894-1967)のアーティチョーク型のペンダント・ランプと、
ポウル・ケアホルム(1929-1980)のテーブル・椅子です。

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ペンダント・ランプは淡い間接光になっていて、ヘニングスンの子供時代の
石油ランプの記憶が元になっているそうです。

さまざまのデザインの並ぶ室内です。

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ヴェアナ(ヴェルナー)・パントン(1926-1998)は世界初の1枚のプラスチックから
成形した椅子、パントンチェアをデザインしています。

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右の三角形の椅子はハートコーンチェアで、ランプもパントンのデザインです。
パントンは他のデンマーク・デザインとは違う、ポップカルチャーの趣きがあります。

レゴ社が現在の形のレゴブロックを発売したのは1958年です。

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第4章 ポストモダニズムと現代のデンマーク・デザイン

デンマーク・デザインは1970年になると関心が薄れてきますが、工業デザインが
盛んになります。

ウアスラ・モンク=ピーダスンのデザインした、1991年のウアスラの食器セットです。

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デンマークは平地の国なので、自転車がよく利用されています。
キビースィのデザインによるビオミーガの自転車です。

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現代のロイヤルコペンハーゲンで、絵柄がシンプルになっています。

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現代のロイヤルコペンハーゲンのカップを使っている、「珈琲茶房椿屋丸ビル店」の記事です。


会場の最後にはヴィーイナ(ウェグナー)のデザインした椅子に座れるコーナーがあって、
こちらは撮影可能です。

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座ってみると、曲線なので体に馴染みます。


デンマーク・デザインの特徴は、飽きの来ないシンプルな美しさ、機能性重視、
クオリティの高さで、長い冬を家の中で過ごす北欧の生活習慣が元になっており、
デンマーク語で、「ヒュゲ」(温かな居心地の良い雰囲気)を求めているそうです。
また、王室の存在、マイスター制度による伝統の保持も助けになっているとのことです。

ミッドセンチュリー時代のアメリカとデンマーク・デザインが関係していることは
初めて知りました。
今までカフェなどで何気なくいろいろな椅子に座っていましたが、これからはその
デザインにも注意を向けたくなります。

展覧会のHPです。


美術館は42階にあるので、新宿の夜景が奇麗です。

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美術館前の歩道橋から新宿西口を見たところです。

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次回の展覧会は、「クインテットⅣ 五つ星の作家たち」展です。
会期は2018年1月13日(土)〜2月18日(日)です。

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【2017/11/25 15:30】 美術館・博物館 | トラックバック(0) | コメント(0) |
「小川軒」 お茶の水
御茶ノ水
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「小川軒」は東京医科歯科大学裏の本郷通り沿いにあります。
場所は文京区湯島1-9-3です。

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レイズンウイッチで有名なお店で、1階はカフェでランチタイムにはカレー、
ハヤシ、オムレットライスを出し、地下1階は洋食レストランになっています。

1階は20席ほどで明るい色調、全席禁煙、窓から本郷通りの銀杏並木が見え、
壁にはデュフィが飾ってあります。

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ランチにはサラダと、プラス200円でコーヒーか紅茶が付きます。

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ポークカツカレー1800円です。

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こちらはハヤシライスのスモール1500円です。

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これらに消費税が加わります。

落着いた雰囲気の中で、昔ながらのしっかりした洋食をゆっくり味わえるお店です。


【2017/11/24 19:51】 お店 | トラックバック(0) | コメント(0) |
「古代の造形-モノづくり日本の原点」展 大手町 三の丸尚蔵館
大手町
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宮内庁三の丸尚蔵館では、「古代の造形-モノづくり日本の原点」展が開かれています。
会期は12月10日(日)までです。
10月29日までの前期と、11月3日からの後期で一部展示替えがありました。
入館は無料です。

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御物石器(ぎょぶつせっき) 石川・穴水町 縄文時代(書陵部所管)
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長さ30㎝程もあり、ずっしりと重そうです。
用途は不明ですが、何かの儀礼用と考えられています。
明治の初めに穴水町で出土、明治天皇行幸の折に献上されています。
この形の石器は北陸や飛騨地方に多く出土していて、御物石器と
呼ばれるようになりました。

流水文銅鐸(1号) 奈良・天理市 弥生時代(書陵部所管) 
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前期の展示でした。
かなり大きな銅鐸で、表面に流水の模様が鋳出してあります。

人物形埴輪 女子頭部 大阪・仁徳天皇百舌鳥耳原中陵 古墳時代(書陵部所管) 
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明治時代に仁徳天皇陵とされる大仙古墳から出土しています。
愛らしい顔立ちで、髷を結っています。

付近で出土されたとされる囲型埴輪も展示されています。
大きな家形埴輪の周りを塀が囲っており、扉に付いている軸木が軸受けで
支えられていて、扉を開閉できるようになっています。

金銅装横矧板鋲留衝角付冑 出土地不明 古墳時代(三の丸尚蔵館所管) 
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横に長い板を鋲で留め、前方を尖らせ、金メッキを施しています。
明治時代に皇室に献上されていて、今回初公開です。

家屋文鏡 奈良・佐味田宝塚古墳 古墳時代(書陵部所管) 
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後期の展示です。
佐味田宝塚古墳は、奈良県北葛城郡にある、前方後円墳です。
明治時代に約36面の銅鏡など、多数の遺物が出土しています。
この鏡は日本で造られており、竪穴の家、平屋建ての家、高床の家、
高床の倉庫の4棟が鋳出されてる、珍しい品です。

竪穴の家
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平屋建ての家
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高床の家
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高床の倉庫
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金銅製四鐶壺 奈良・古宮遺跡 飛鳥~奈良時代(三の丸尚蔵館所管) 
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古宮遺跡は明日香村にあり、庭園遺構や掘立柱跡が発見されていて、
蘇我氏の邸宅跡ではないかとされています。
明治時代にこの壺が出土しました。


普段、なかなか観る機会のない貴重な品の揃った、興味深い展示です。

展覧会のHPです。

次回の展覧会は「世界を巡るー古今東西の品々を集めて」(仮称)です。
会期は2018年1月13日(土)から4月8日(日)までです。

丸の内の行幸通りの紅葉です。

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【2017/11/23 17:51】 美術館・博物館 | トラックバック(0) | コメント(0) |
「フローラ ヤポニカー日本人画家が描いた 日本の植物―」展  国立科学博物館
上野
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上野の国立科学博物館では企画展、「フローラ ヤポニカー日本人画家が描いた
日本の植物―」が開かれています。
日本館1階企画展示室での展示で、会期は12月3日(日)までです。

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日本列島には約6700種の陸上植物が自生し、そのうち約1800種が日本固有種
とのことです。
英国キュー王立植物園では2016年9月から2017年3月まで、日本人画家の描いた
日本の植物画作品展が開かれました。
展覧会では、この作品展で展示された作品の一部が展示されています。

キリ 石川美枝子
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中国原産で、軽く丈夫で、箪笥や下駄に使われます。

ウンシュウミカン 宮澤香代子
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温州と書きますが、柑橘類の名産地だった中国浙江省の温州にちなんでの名前
とのことで、原産地は日本と考えられます。

ホオノキ 小西美恵子
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花も葉も大きく、葉は香りが良く、殺菌作用もあるので、食物を盛ったり包んだり
するのに使われます。

キュー王立植物園の後任画家、山中麻須美さんの描いた、東日本大震災の
津波に耐えた「奇跡の一本松」も展示されています。


「カーティスのボタニカルマガジン」はキュー王立植物園で働いていたウィリアム・
カーティスが1787年に創刊した植物学専門誌です。
図版がカラー印刷になったのは1949年からで、それまでは銅版画や石版画に
手彩色されていました。
展覧会では日本に自生あるいは栽培されている植物のイラスト原画数点が
展示されています。

アサガオ(1868年)
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アサガオは奈良時代か平安時代に遣唐使が持ち帰っています。
江戸時代に多様な変化を遂げた園芸植物です。

展覧会のHPです。


丸の内のJPタワーの2.3階にある、JPタワー学術文化総合ミュージアム、
インターメディアテク(IMT)でも特別展示、「植物画の黄金時代―英国キュー王立
植物園の精華から」が12月3日まで開かれていて、植物園の所蔵する植物画
28点が展示されています。

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東京大学総合研究博物館と日本郵便株式会社が協働して運営を行なうミュージアムで、
入場は無料です。


【2017/11/21 19:22】 美術館・博物館 | トラックバック(0) | コメント(2) |
カフェ「シンク オブ シングス (THINK OF THINGS)」 原宿
原宿
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「シンク オブ シングス (THINK OF THINGS)」は原宿駅から北に進んだ、
原宿外苑中学校の斜め前にあります。
場所は渋谷区千駄ヶ谷3-62-1です。

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コクヨの運営する文具、雑貨などを販売するお店で、カフェが併設され、
今年5月にオープンしています。

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店内には文具類が並んでいます。

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布を広げてオセロ・・・。

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カフェはセルフ式、全席禁煙、すっきりとした店内で、席の配置もゆったりしています。

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オリーブの木の植えられている中庭にはベンチ席もあります。

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コッペパンサンドもあります。

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自分でポットから注ぐコーヒーは200円です。

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バブカ300円、マロンクリームパン250円とカフェラテ450円、本日のコーヒー360円です。

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コーヒーは「OBSCURA COFFEE ROASTERS」がプロジュースです。
どれも美味しく、原宿駅や竹下通りの大混雑から離れ、静かで落着いた時間を
過ごせるお店です。

表参道の紅葉です。

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【2017/11/19 19:29】 お店 | トラックバック(0) | コメント(0) |
「びわ湖長浜KANNON HOUSE」 2017/10
上野
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京成上野駅近くの「びわ湖長浜KANNON HOUSE」に行ってきました。
場所は台東区上野2-14-27で、京成上野駅と不忍池の間にあります。

観音0

観音の里として知られる滋賀県長浜市が、「観音」をテーマとして
2016年の3月にオープンした情報発信拠点で、開館時間は午前10時から午後6時、
入館は無料、休館日は月曜日です。

その長浜市には130体を超える観音像があり、2か月に1体ずつこちらで展示しています。

9月20日から11月26日までは長浜市南郷町の聖観音立像が展示されています。
戦国時代の姉川古戦場に近い南郷町の八坂神社境内観音堂にありましたが、
現在は自治会の集会所に置かれています。
像高101.3㎝、ヒノキの一木割矧造りで、肩から先は別材です。
細身で撫で肩、丸みのあるお顔立ちで、目は彫顔、平安末期の中央の仏師による作と
思われるとのことです。

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前回のびわ湖長浜KANNON HOUSEの記事です。

「びわ湖長浜KANNON HOUSE」のHPです。


【2017/11/18 16:33】 美術館・博物館 | トラックバック(0) | コメント(0) |
「コーテシー(COURTESY)」 赤坂
溜池山王
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「コーテシー(COURTESY)」は今年の9月にオープンした赤坂インターシティAIRの
1階にある、フレンチとカフェのお店です。
場所は港区赤坂1-8-1で、溜池交差点の横です。

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赤坂インターシティAIRは37階建ての超高層複合ビルで、オフィス、ショップ、
クリニックなどが入っています。

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新調された赤坂東一・ニ丁目の御神輿です。

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中庭にはきれいな水の流れるエリアもあります。

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お店の前にはお祝いの花が並んでいました。

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舘鼻則孝さんがディレクターとして関わっている、食とアートのお店です。

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ビーツとクリームチーズのフォカッチャ380円と蒸し鶏のバインミー580円です。

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バインミーにはエビとパクチーも入っています。

カプチーノ600円とコーヒー550円です。

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バインミーは新鮮で美味しく、コーヒーもたっぷりあります。

お店はあまり広くありませんが、テイクアウトしたパンを中庭で食べている
お客さんもいました。


【2017/11/17 19:29】 お店 | トラックバック(0) | コメント(0) |
「正宗得三郎展」 府中市美術館
府中
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東京都の府中市美術館では「正宗得三郎展」が開かれています。
会期は12月28日(木)までです。

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正宗得三郎(1883-1962)は岡山県出身の洋画家で、1902年に東京美術学校に
入学しています。
東京美術学校では青木繁の画風に感銘を受け、親しく交流しています。
1914年と1921年には渡欧し、モネやマティスと会い、マティスの指導も受けています。

1915年にニ科会に入会し、中心となって活躍しますが、二科会は太平洋戦争中の
1944年に解散します。
戦時中は長野県飯田市に疎開しますが、空襲で東中野のアトリエを焼失して、
多くの初期の作品を失っています。
戦後は府中市に移り、1947年に二科会のメンバーだった熊谷守一や黒田重太郎、
田村孝之介、宮本三郎らとともに第二紀会(現在の二紀会)を結成しています。

作風は印象派風で、筆勢にも色彩にも力強いものがあり、単なる写実の追及でない
大らかさも感じます。
洋画家でありながら富岡鉄斎に傾倒して、何度か訪問しているほどで、西洋画の技法と
東洋の精神の融合を志していたようです。
性格は篤実で、交友関係も広く家族思いであった一方で、破滅型の性格の長谷川利行
(1891-1940)の作品を高く評価し、二科会で周囲の反対を押し切って推薦したということで、
絵画への真摯な姿勢がうかがえます。

「ノートルダム寺院」 1915年 府中市美術館
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30台前半のパリ滞在中に夕暮れ時のノートルダム寺院を描いた作品です。
空は紅色に染まり、寺院は夕日を受けています。

「パリのアトリエ」 1923年 岡山県立美術館
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縦約130㎝の大きな作品で、2度目のパリ滞在中に制作されています。
マティス風の華やかな画面で、窓の外も晴れています。

「赤い支那服」 1925年 府中市美術館
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肩と袖に青をあしらった薄紅の中国服を着て、金の髪飾りを付けた女性が座っています。
2回目のヨーロッパ留学の時のフランス土産の布地を使って、妻の千代子が
「赤い支那服」を作り、それを着てモデルになったそうで、西洋と中国と日本が一つに
なった作品です。

「白浜の波」 1938年 府中市美術館
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浜に繰り返し寄せる白波がリズムを作っています。
空の青と雲の白、海の青と波の白、山や浜の茶と松の緑と、色調のまとまりを
考えています。

「鎮守の森」 1954年 府中市美術館
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畑の中の神社をケヤキが囲む、武蔵野らしい景色で、葉の緑は濃く、
青空が広がっています。
正宗得三郎の風景画は天気や光の具合を意識しています。

「磯馴松(仏浦)」 1955年 府中市美術館
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南伊豆の仏ヶ浦でしょうか、磯馴松(そなれまつ)が大きく幹をうねらせて海に伸び、
青い海からは白い波が寄せています。

「大あざみ」 1958年 府中市美術館
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アザミの紅と壁の青が対比され、葉や茎に勢いがあります。
染付の壺を置いたテーブルの色彩も3分割され、装飾的です。
静物画には装飾的な作品が多く、マティスを取り入れています。

「縁側の静物」 1958年 府中市美術館
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赤と緑を意識した画面で、その対比が鮮やかです。
丸い果物と庭で伸びるタチアオイは生命力にあふれています。

「素園小景」 1958年 府中市美術館
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日暮れ時でしょうか、画面いっぱいの真っ赤なナナカマドの下の暗がりに
白いニワトリが身を寄せています。

正宗得三郎の画業は長いのですが、作風は一定していて、キュビズムや抽象画の
影響を受けず、戦時中も戦争画を描いていません。
富岡鉄斎に傾倒し、模写も行なっているだけに、単なる技法の追及や時流の模倣をせず、
自己の精神の在り様を描いているようにも思えます。

展覧会のHPです。


【2017/11/16 19:11】 美術館・博物館 | トラックバック(0) | コメント(6) |
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Author:chariot
東京のビルの多い街で暮らしています。

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