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「三井家のおひなさま」展 2018年 三井記念美術館
三越前
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日本橋の三井記念美術館では「三井家のおひなさま」展が開かれています。
会期は4月8日(日)までです。

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「立雛」 文化12年(1815)
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三井苞子(北三井家十代・高棟夫人)旧蔵
災厄を託して海や川に流す人形(ひとがた)から発展した形です。
松は男、藤は女、撫子は子どもを表しています。
金地に緑と赤の華やかで上品な色彩です。

「紫宸殿雛人形」 五世大木平藏 昭和9年(1934年)
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北三井家十一代・高公の長女で浅野セメントの浅野久弥に嫁いだ久子氏の
寄贈品で、久子氏の初節句に祖父の三井高棟より贈られた品です。
御殿付きの雛人形は江戸時代の末から昭和20年頃にかけて西日本で流行したそうです。

「内裏雛」 五世大木平藏 昭和9年(1934年)
三井2img141 (2)

浅野久子(北三井家十一代・高公長女)旧蔵

「次郎左衛門雛」 二代永徳齋 明治~大正時代 20世紀
三004

三井鋹子(北三井家十一代・高公夫人)旧蔵
次郎左衛門雛は丸顔の引目鉤鼻が特徴で、幕府御用も勤めた京の人形師の
雛屋次郎左衛門が創めたとされています。
江戸後期に江戸で流行し、公家や諸大名家では雛人形の本流とされたそうです。

「内裏雛」 四世大木平藏 明治33 年(1900年)
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三井興子(伊皿子三井家九代・高長夫人)旧蔵
今の人形に伝わる古今雛と呼ばれる面長の顔立ちです。

「内裏雛」 二代永徳齋 明治~大正時代 20世紀
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三井鋹子(北三井家十一代・高公夫人)旧蔵


茶道具の展示です。

「斗々屋茶碗 銘 霞」 朝鮮王朝時代 16世紀
室町三井003

素朴ですが、すっきりした色と形をした茶碗です。
斗々屋茶碗は高麗茶碗の一種で、薄手でろくろ目が付き、薄く釉が
掛かっているのが特徴です。
「斗々屋(ととや)」の意味は、境の豪商斗々屋が所持していたからとも、
千利休が魚屋で見付けたからとも言われています。

「御所丸茶碗」 朝鮮時代 17世紀
三002

御所丸とは桃山時代の朝鮮との御用貿易船のことで、日本の茶人の注文により
朝鮮で焼かれ、朝鮮貿易船で運ばれた品と思われます。
楕円形で白釉と黒釉のかかった片身替りと呼ばれる色合いになっています。
えぐるようなへらの削り跡も付いていて、個性の強い姿をしています。


特集展示は「三井家と能」です。

三井家と能の関係は深く、麻布今井町(現在の六本木二丁目あたり)の三井本家
(北三井家)の邸宅には能舞台が設けられ、三井各家の当主も演能していたそうです。
1922年にイギリスのエドワード8世が王太子時代に来日した際、三井本家を訪問し、
能を鑑賞しています。
演じられたのは「紅葉狩」で、王太子は大変に気に入り、さらに「石橋」も演じられた
そうです。
二つとも躍動的な演目で、見応えがあったことでしょう。

「翁(白色尉)」 江戸時代
三井2img141 (5)

「式三番」と呼ばれる、神事芸能として演じられる三つの演目のうちの「翁」の面です。
天下泰平を寿ぐ長老の顔を表し、あごは顔と切り離して紐でつなぐという古い形を
残しています。

「紅地網目蝶罌粟模様厚板唐織」 明治時代・20世紀
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「麻布今井町邸 能舞台」
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展覧会のHPです。


次回の展覧会は特別展、「大名茶人・松平不昧―お殿さまの審美眼―」です。
会期は4月21日(土)から6月17日(日)までです。


【2018/02/27 19:48】 美術館・博物館 | トラックバック(0) | コメント(0) |
「華道歴35周年 假屋崎省吾の世界展」 日本橋三越本店
三越前
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日本橋三越本店7階ギャラリーでは、「華道歴35周年 假屋崎省吾の世界展」が
開かれています。
会期は3月5日(月)まで、入場料は一般800円です。

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華道家の假屋崎省吾さん(1958~)の華道歴35周年を記念しての展覧会で、
会場は花の香りに包まれ、満開の春の心地です。

假屋崎さんも出来るだけ会場におられるとのことで、この日も来場者と
話をされていました。

どれも天井まで届くような大きな作品です。

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假屋崎さんの華道の原点となった土へのオマージュを表した作品もあります。

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假屋崎さんのデザインした、フランスのDaum社のクリスタル花器もあります。
1点約300万円、金箔を施したものは約500万円とのことです。

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どれもスケールが大きく、色遣いも個性的で、エネルギーに満ちています。
目の覚める思いのする展覧会でした。


【2018/02/26 19:41】 美術館・博物館 | トラックバック(0) | コメント(0) |
「スターバックスコーヒー目黒店」
目黒
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「スターバックスコーヒー目黒店」はJR目黒駅から権之助坂を目黒川の方に
少し行った右側にあります。
場所は品川区上大崎2-25-2です。

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こちらはスターバックスコーヒージャパンの本社のある所で、大きなオフィスビルの
1階にあります。

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細長くウッディna長い店内には窓に向かって、ゆったりしたソファー席が並んでいます。
奥にはコーヒーの木を描いた小林万里子さんのテキスタイルアートが飾ってあります。
本社のある所で、ブラックエプロンの店員さんが何人もいました。

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石窯フィローネホリデーチキン480円とリザーブコーヒーのブルンジギタバ710円です。

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コーヒーはさわやかな酸味で、苦味はあまりありません。
カップは多治見焼で、コーヒーの香りが逃げないようにワイングラスのように
口をすぼめてあるそうです。

スターバックスの本社の場所というだけあって、オフィスビルの中にあるとは思えない、
個性を持ったお店です。


【2018/02/25 20:20】 お店 | トラックバック(0) | コメント(0) |
「色絵 Japan CUTE !」展 出光美術館
日比谷・有楽町
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丸の内の出光美術館では「色絵 Japan CUTE !」展が開かれています。
会期は3月25日(日)までです。
会期中、一部展示替えがあります。

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古九谷、柿右衛門、仁清など、色絵の陶磁器の展示で、ほとんどが出光美術館の
コレクションです。

「色絵鶉図香合」 野々村仁清 江戸時代前期
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何とも可愛い香炉で、羽根を縁取る金彩も鮮やかです。

「色絵梅花文四方香炉」 野々村仁清 江戸時代前期
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つまみは兎、取っ手は象の形をしていて、煙穴も菊の形をしています。

「色絵熨斗文茶碗」 野々村仁清 江戸時代前期
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品の良いデザインと色彩で、熨斗(のし)が伸び伸びと広がっています。

「色絵竜田川文透彫反鉢」 江戸時代 18世紀 
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鉢の外側にも内側にも紅葉と川波を描いています。
紅葉の名所、竜田川の水面を切り取って器に仕立てています。

「色絵紅葉文壺」 尾形乾山 江戸時代中期
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赤青黄の紅葉が六角形をしていて、モダンなデザインです。

尾形乾山の作品は、和歌や能を題材にした、「色絵百人一首和歌角皿(十客)」、
「色絵定家詠十二ヵ月和歌花鳥図角皿(十二客)」、「色絵能絵長角皿(十客)」も
展示されています。

仁清も乾山も京焼のグループです。

「色絵菊文大皿」 古九谷 江戸時代前期 口径47㎝
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緑、黄、紫を使った青手九谷で、径47㎝と九谷の大皿の中でも特に大きな品です。
縁には水流、底には渦巻き模様がびっしりと描き込まれ、目のくらむような
迫力があります。

「色絵菊花文鉢」 柿右衛門 江戸時代前期
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初期の柿右衛門で、古九谷風にびっしりと描き込まれた絵柄です。

「色絵花鳥流水文蓋物」 柿右衛門 江戸時代前期
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柿右衛門の特徴の柔らかな白い濁手(にごしで)に、流水模様を浮彫で表し、
赤色を加えて、柿右衛門様式が出来上がっています。

「色絵柴垣桜花文向付」 鍋島 江戸時代中期
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すっきりとした形で、青い柴垣に紅い桜が乗っています。
鍋島焼は鍋島藩直営の窯で、大名間の贈答などに用いられています。

「色絵七福神文酒器」 古伊万里 江戸時代中期
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輸出用の品で、酒宴で盛り上がる七福神が浮彫で表されています。
蛇口はヨーロッパで付けられたのでしょう。

「色絵花鳥文大皿」 古伊万里 江戸時代中期
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白地に金彩の映える、豪華な大皿です。

伊万里は佐賀県の伊万里港から出荷された陶磁器のことで、柿右衛門も
鍋島焼も伊万里の一部です。
古伊万里とは伊万里のうち、江戸時代に作られた品のことで、ヨーロッパに
盛んに輸出されました。

「色絵梅菊文ティーカップ」 ドイツ・マイセン窯 18世紀
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柿右衛門風のカップ類です。
ヨーロッパでは中国や日本の磁器から学んで、磁器製作を始めています。

柿右衛門がヨーロッパの窯で模倣されていくうちに、その絵柄が変化していく
過程の分かる作品も展示されています。

陶磁器の中でも色絵は華やかで楽しく、春の始めにふさわしい展示です。

展覧会のHPです。

次回の展覧会は、「宋磁―神秘のやきもの」展です。
会期は2018年4月21日(土)〜6月10日(日)です。

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【2018/02/24 18:54】 美術館・博物館 | トラックバック(0) | コメント(0) |
「cafe HIBIKI」 上野 東京文化会館
上野
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「cafe HIBIKI」は上野の東京文化会館の中にあります。
場所は台東区上野公園5-45です。

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東京文化会館は前川國男の設計で、完成は1961年、クラシック音楽の殿堂として
知られています。
お店はセルフ式、全席禁煙で、広いロビーを見渡しながら一休み出来ます。
この日はコンサートが無かったので、ロビーには入れませんでした。

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カプチーノ470円とチーズケーキ470円です。

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上野は香々誕生によるパンダ人気で、どこのカフェやレストランでもパンダが登場します。

広いテラス席からは夕焼け空と東京スカイツリーも見えました。

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大雪の後に行ったので、テラス席にはかまくらがしっかり作ってありました。

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こちらは同じ上野公園内のスターバックスに登場した、大きな雪だるまです。

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【2018/02/23 21:05】 お店 | トラックバック(0) | コメント(0) |
「第14回 Catアートフェスタ」 丸善丸の内本店ギャラリー
東京
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丸善丸の内本店4階ギャラリーでは、「第14回 Catアートフェスタ」が
開かれています。
会期は2月28日(水)までです。

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2月22日は猫の日ということで、ギャラリーA・Bの両方を使った会場いっぱいに、
29人の猫アーティストがショップを開いて、制作した人形、置物、絵画、写真、
Tシャツ、アクセサリーなどを展示販売しています。
2月24日(土)までの前半と2月25日(日)からの後半で、一部展示替えがあります。

出品作家は以下の通りです。

[全日]
有田ひろみ・ちゃぼ(墨絵・ぬいぐるみ)、おおやぎえいこ(絵画)、奥平浩美(ジュエリー)
きびねの(創作人形)、小島美知代(立体造形)、櫻井魔己子(立体造形)
松風直美(切り絵)、東早苗(九谷焼)、布施和佳子(絵画)、細山田匡宏(立体造形)
松下カツミ(イラストレーション)、目羅健嗣(絵画・立体)、もりわじん(立体造形、画)

[前半]
桐山 暁(銅版画)、ゴーあや(陶芸・その他)、鴻巣三千代(絵画・その他)
中山祥代(写真)、なつめみちこ(粘土、立体作品)、半澤淳子(陶芸)
平林義教・利依子(七宝焼)、渡辺志野(陶芸)

[後半]
彬香子(イラストレーション他)、五十嵐俊介(張り子)、岡村洋子(陶芸)
小出信久(ミニチュア木彫り)、白井光可(ワイヤーワークなど)、すみ田理恵(陶芸)
宮内久美子(絵画、造形)、山下健一郎(絵画・立体)

お客さんも多く、あちこちで作家と話しをしたり、気に入ったグッズを
選んだりしていました。
会場を見て回るだけで猫まみれになる、猫好きの人にはたまらない企画です。


【2018/02/22 19:26】 美術館・博物館 | トラックバック(0) | コメント(0) |
「FACE展2018 損保ジャパン日本興亜美術賞展」告知 東郷青児記念損保ジャパン日本興亜美術館
新宿
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新宿の東郷青児記念損保ジャパン日本興亜美術館では、
「FACE展2018 損保ジャパン日本興亜美術賞展」が開かれます。
会期は2月24日(土)から3月30日(日)までです。

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FACE展は損保ジャパン美術財団の公益財団法人への移行を期に創設された
公募コンクールで、今回で6回目です。
会場には970名の新進作家たちの応募作品から選ばれた、受賞作品9点を含む
入選作品71点が展示されます。

2017年の「FACE展」の記事です。

展覧会のHPです。


【2018/02/21 19:43】 美術館・博物館 | トラックバック(0) | コメント(0) |
「さくらと富士展」 銀座 日動画廊
銀座
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銀座の日動画廊では、「さくらと富士展」が開かれています。
会期は3月3日(土)まで、日曜日はお休みです。

日差しも暖かくなり始め、もうすぐ春ということで、30名以上の作家による、
桜と富士を題材にした小品が展示されています。

佐藤泰生 「旭日富士と波」 8F
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富士山に雪の残る春の浜辺で、空にも海にも緑の入った、
暖かく楽しい景色です。

糸園和三郎 「さくら」 8F
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あふれるように咲く枝垂桜で、花も空も夜の紫に染まっています。


【2018/02/21 19:23】 美術館・博物館 | トラックバック(0) | コメント(0) |
「至上の印象派展 ビュールレ・コレクション」 国立新美術館
乃木坂
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六本木の国立新美術館では「至上の印象派展 ビュールレ・コレクション」が
開かれています。
会期は5月7日(月)までで、火曜日は休館日です。
九州国立博物館に5月19日(土)から7月16日(月・祝)まで、
名古屋市美術館に7月28日(土) ~ 9月24日(月・祝)まで巡回します。

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ドイツ出身でスイスに移住した実業家、エミール・ゲオルク・ビュールレ(1890-1956)の
コレクションを展示していた美術館が2015年に閉鎖され、2020年に拡張してオープンする
チューリッヒ美術館に作品が寄託されるのを前にして催される展覧会です。

フランス・ハルスやアングルに始まり、ドラクロワ、クールベ、コロ―から印象派を経て、
ボナール、ヴラマンク、ドラン、ピカソ、ブラックまで、60点以上が展示され、印象派だけ
ではない作品の揃った展覧会です。


カミーユ・ピサロ 「ルーヴシエンヌの雪道」 1870年頃
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ルーヴシエンヌはパリの西にあり、ピサロやシスレー、ルノワールたち印象派の
画家が一時住んで、屋外の風景を描いています。
1870年に普仏戦争が始まると、ルーヴシエンヌはプロイセン軍の侵攻を受け、
ピサロも家を荒らされ、ピサロはロンドンに逃れています。
のどかな雪景色で、戦争は7月に始まっているので、開戦前に描かれた絵のようです。

アルフレッド・シスレー 「ブージヴァルの夏」 1876年
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ブージヴァルはパリの西のセーヌ川左岸にあり、シスレーが住んでいました。
シスレーらしい地平線の低い構図で、空とセーヌ川の青、雲の白、土手の緑が
さわやかな景色です。
普仏戦争ではブージヴァルもプロイセン軍に占領され、シスレーは財産を失い、
裕福だった父も破産してしまったので、以後は困窮した生活を送ることになります。

エドゥアール・マネ 「ベルヴュの庭の隅」 1880年
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晩年のマネが梅毒治療のため、パリの南西ムードンのベルヴュ地区に
滞在していた時の作品で、モデルは友人夫妻の妹マルグリットです。
マネは印象派の画家ではありませんが、後輩たちに影響されて、
明るい外光を意識した印象派のような作品も描いています。

クロード・モネ 「ヴェトゥイユ近郊のヒナゲシ畑」 1879年頃
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モネが1878年に移り住んだ、セーヌ川沿いのヴェトィユを対岸から見た景色です。
手前のヒナゲシ、奥のセーヌ川岸、上の曇り空と画面を分割していて、
教会の建物はグーグルアースでも確認出来ます。
ヒナゲシの中にいるのはモネの家族のようで、真ん中の子はヒナゲシを
摘んで持っています。
モネは以前住んでいたアルジャントゥイユでも、後に住むジヴェルニーでも
ヒナゲシ畑を描いています。
この絵は2008年にセザンヌの「赤いチョッキの少年」など他の3点とともに
一度盗難に遭っています。

クロード・モネ 「ジヴェルニーのモネの庭」 1895年
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モネは1883年にジヴェルニーに移り、庭に花を植え、セーヌ川の支流から
水を引いて池も作っています。
花盛りの庭にたたずむのは、モネの2番目の妻、アリス・オシュデの三女、
シュザンヌです。
モネは左利きだったということで、画面左側の細かい筆触は右下から左上に揃い、
波のうねりのように見えます。

ピエール=オーギュスト・ルノワール 「イレーヌ・カーン・ダンヴェール嬢
(可愛いイレーヌ)」 1880年 油彩、カンヴァス

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肖像画で人気を得てきた頃の作品で、ユダヤ系の銀行家、ルイ・カーン・ダンヴェール
伯爵の長女、8歳のイレーヌがモデルです。
服や手は大まかな筆遣いですが、栗色の髪と背景の濃い緑に囲まれた顔は
写実的で、まつ毛も描き込まれ、顔にはほんのりと紅と青も入って、透き通るような
肌の色を描き出しています。
この絵はイレーヌ自身が所有していましたが、後にナチスに没収され、
美術品の愛好家だったゲーリング国家元帥の手に渡ります.
戦後にイレーヌに返され、ビュールレは1949年にイレーヌから購入しています。
この1点だけでも展覧会に行く価値のある、素晴らしい作品です。

エドガー・ドガ 「ピアノの前のカミュ夫人」 1869年
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カミュ夫人がこちらを振り向いているところで、横に積まれた楽譜が
ピアニストであることを示しています。
譜面台の楽譜は何の曲でしょうか。
壁の影から光源が下の方にあること、夜の室内であることが分かります。
普仏戦争に従軍する前の作品で、ドガはこの戦役で目を傷めています。
この絵はナチスによって略奪され、スイスで売却された時にビュールレが
購入したもので、略奪品とは知らずに購入したことは認められますが、
元の所有者からもう一度買い直しています。

エドガー・ドガ 「出走前」 1878-80年頃
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思い思いの様子で、レースの出走を待っている旗手たちと馬で、
遠くの方で駆けている馬も見えます。
ドガは馬のデッサンもよく手がけているので、馬も色々の姿をしています。

エドガー・ドガ 「14歳の小さな踊り子」 1880-81年 
 ブロンズ、着彩、木綿のスカート、サテンのリボン

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ドガの生前に発表された唯一の彫刻作品で、最初に印象派展に出品された時は蝋製で、
髪は人毛のかつらだったそうです。
ブロンズ像の服の部分に淡く色を塗り、木綿のスカートを着け、髪にはピンク色の
リボンを結んでいます。
少女の上向きの顔もかなりリアルで、可愛いさを表そうとはしていません。

フィンセント・ファン・ゴッホ 「日没を背に種まく人」 1888年
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木を画面の手前に大きく描くという構図は歌川広重の浮世絵に倣っています。
ミレーの「種まく人」のテーマへの関心はゴッホの初期の頃から続いていて、
夕日が大きく描かれているのは、ゴッホの思い入れを表しているのでしょうか。

ポール・ゴーギャン 「肘掛け椅子のひまわり」 1901年
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ゴッホを象徴するようなひまわりが椅子に置かれています。
ゴッホの描いた、ゴーギャンをアルルに迎えるときに用意した椅子の絵を思い出します。
窓の外はゴーギャンの現在を表すタヒチの海です。
ゴッホの耳切り事件で、アルルでの共同生活が破綻した二人ですが、ゴーギャンは
ゴッホのことを忘れず、後年にも懐かしく思い出していたようです。

クロード・モネ 「睡蓮の池、緑の反映」 1920-26年
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部分
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部分
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会場の最後に展示されており、この作品のみ撮影可能です。
縦200㎝、横425㎝の大作で、最晩年に描かれています。
これだけ大きいと、まるでジヴェルニーの睡蓮の池が自分の目の前に
広がっているような気持になります。
ビュールレはジヴェルニーを訪れたこともあるそうで、この絵は1952年に
遺族から購入しています。

近代絵画を中心にした、とても充実した展覧会で、これから混雑が予想されるので、
早めに行かれることをお勧めします。

展覧会のHPです。



【2018/02/20 19:17】 美術館・博物館 | トラックバック(0) | コメント(0) |
「ガーデンハウスクラフツ」 代官山
代官山
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「ガーデンハウスクラフツ」は東横線代官山駅近くの東横線沿いの
ログロード代官山にあります。
場所は渋谷区代官山町13-1です。

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ログロード代官山は東横線の線路跡地に出来た商業施設で、
このお店は代官山駅側から入った一番奥にあります。
お店側から代官山駅方向を見たところです。

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シンプルな造りの店内は全席禁煙、16席と小さく、外には広いウッドデッキがあります。
屋上もあって、こちらもテラス席になっています。

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新鮮な食材のデリやサンドイッチのお店で、朝8時から開いています。
国産小麦と自家製天然酵母を使ったパンを作っていて、ケーキや焼菓子も
揃っています。
こちらのパンは東京駅の「ガーデンハウスカフェ」にもあります。

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クリームパン250円とマキアート480円です。

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クリームパンは上品な甘さで美味しく、マキアートはくっきりとしています。
帰りにパンも買いました。

場所柄、外国人のお客さんの多いお店で、家族連れでパンを買っていきました。


【2018/02/18 20:59】 お店 | トラックバック(0) | コメント(0) |
「南方熊楠-100年早かった智の人」 国立科学博物館
上野
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上野の国立科学博物館では生誕150周年記念企画展、「南方熊楠-
100年早かった智の人」が開かれています。
日本館1階企画展示室での展示で、会期は3月4日(日)までです。

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和歌山県田辺に住み、博物学者、民俗学者として著名な南方熊楠
(みなかたくまぐす、1867-1941)を紹介する展示です。
広く資料を集めて蓄積し、提供する、「情報提供者」としての面に注目しています。

南方熊楠の情報収集の方法の紹介です。

文献や見聞きした話をノートに書き留めた抜書
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膨大な情報をびっしり書き込んでいます。

キノコを描き写した図譜
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数千枚のキノコの図譜を作成しています。

民俗学者の柳田國男に送った手紙
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数多くの人たちと書簡のやり取りをして、情報を集めています。

日々の行動を記録した日記
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植物の採集記録にもなっています。


南方熊楠は文献などの膨大な資料の中から、ある一つの単語についての
記述を集め、関係を整理し、文章を作成する作業を行なっています。
コンピューター処理のコピー&ペーストやリンクと同じ方法です。
副題が「100年早かった智の人」となった理由で、驚異的な記憶力を持った
熊楠ならではの作業です。

「十二支考・虎」を執筆した時の資料です。

情報を集め、紙に書き出し、関係性を付けていきます。
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活字にすると、こうなります。
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まとめます。
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南方熊楠の業績の一つに神社合祀令への反対運動があります。
明治政府の進めた神社の統廃合政策を、地域の伝統や自然環境の破壊につながる
として反対したもので、現代の自然保護運動の先駆けとなるものです。

熊楠が柳田國男に託して東京帝国大学附属植物園園長の松村任三に
宛てて送った、神社合祀令に反対する意見書
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柳田が意見書を印刷し、関係者に配布した「南方二書」
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1929(昭和4)年に昭和天皇が南紀行幸の折、南方熊楠は特別に召されて、
田辺湾神島沖に停泊した戦艦長門の艦上で進講しています。
無位無官の者による進講は前例がなく、生物学者としての昭和天皇の熊楠への
関心の高さを示しています。
その時、粘菌の標本をキャラメルの箱に入れて献上したので、昭和天皇は驚いた
ということです。

献上したキャラメルの箱と同型の箱
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森永ミルクキャラメルで、思ったより大きい箱です。

後に1962(昭和37)年の南紀行幸の際、昭和天皇は神島を眺め、歌を詠んでいます。

  雨にけふる神島を見て紀伊の国の生みし南方熊楠を思ふ

「南方熊楠」展のHPです。


日本館地下1階多目的室では同じく3月4日(日)まで企画展、「地衣類―藻類と共生した
菌類たち―」が開かれています。

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地衣類は菌類の一部で、藻類と共生し、藻類の光合成による栄養で生活するものです。
苔に形が似ていますが、苔ではありません。
南方熊楠は地衣類の研究も行なっています。

街なかの地衣類
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熱帯~亜熱帯の地衣類
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針葉樹林帯の地衣類
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「地衣類」展のHPです。


日本館の1階ホールには犬の仲間たちが集まっています。

左はアイリッシュウルフハウンド、右はボルゾイです。

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オオカミもいます。

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左はタイリクオオカミ、中はコヨーテです。
犬はタイリクオオカミを家畜化したものです。


【2018/02/17 18:39】 美術館・博物館 | トラックバック(0) | コメント(0) |
「文京区役所職員食堂」
後楽園
chariot

東京ドームシティの向かいに文京シビックセンターがあります。
場所は文京区春日1‐16‐21です。

文京区役所のビルで、25階には無料の展望ラウンジもあるので、
立ち寄りました。
シビックスカイレストラン椿山荘も同じ25階にあるのですが、今回は
テレビで紹介されていた「文京区役所職員食堂」に行ってきました。
13階にあり、一般の人も利用出来ます。

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券売機で食券を買って、カウンターで受け取ります。
ランチタイムを過ぎると、利用者もかなり少なくなります。

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目の前が東京ドームシティラクーアで、ジェットコースターが駆け抜けていきます。

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右側は東京ドームです。

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味噌チャーシュー麺450円は厚切りのチャーシューが4枚も入っています。

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こちらはケーキセット370円で、この日は抹茶ケーキでした。
コーヒーか紅茶を選べるので、コーヒーにしました。

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味はそれなりですが、広々とした景色と抜群のコストパフォーマンスは魅力で、
覚えておくとよい所です。

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【2018/02/16 19:40】 お店 | トラックバック(0) | コメント(2) |
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東京のビルの多い街で暮らしています。

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