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「墨に五彩あり」展 上野 横山大観記念館
湯島・上野
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上野の不忍池の畔にある横山大観記念館では「墨に五彩あり」展が開かれています。
会期は6月24日まで、月・火・水曜日は休館日で、夏期と冬期にも長期休館があります。
場所は台東区池之端1-4-24で、東京メトロ千代田線湯島駅の近くです。

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横山大観記念館は横山大観(1868-1958)が明治41年(1908)から住み始めた場所にあり、
大観の設計による数寄屋造りの日本家屋と庭園は大正8年(1919)に完成しています。
建物は太平洋戦争中の昭和20年(1945)3月の東京大空襲で焼失しましたが、
昭和29年(1954)にほぼ元の通りに再建され、大観は生涯をここで過ごしています。

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入場券の絵は「霊峰飛鶴」(1953)です。
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室内の写真はパンフレットからのものです。

客間の鉦鼓洞でくつろぐ横山大観
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鉦鼓洞から、大きなガラスの1枚板の窓越しに庭を眺めます。
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親類縁者のための客間
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東と南に窓を開けた2階の画室からは、不忍池を眺めることが出来ます。
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各部屋には大観や小川芋銭などの作品、約10点が展示されています。

客間の床の間には、戦後の代表作、「或る日の太平洋」(1952)が掛かっていました。

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現在、東京国立近代美術館で開かれている、「横山大観展」でも、題名も図柄も同じで、
細部が少しだけ異なる作品が展示されています。

「横山大観展」の記事です。

「ローマの春」(1930)
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7つの丘の上に立つローマを描いています。
大観は大倉財閥の二代目、大倉喜七郎が昭和5年(1930)にローマで開催した
「羅馬開催日本美術展」の代表委員としてローマを訪れています。

速水御舟の「夜桜」(1928)
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速水御舟(1894-1935)は1917年に日本美術院の同人に推挙されていますが、
早世したため、その死を大観たちも惜しんでいます。

小川芋銭の「河童」(1920年代)もありました。
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北宋の詩人、蘇軾の詩が書いてあります。

  望湖楼下水如天

小川芋銭(1868-1938)は大観にみとめられ、日本美術院に迎えられています。
大観は芋銭が良い墨を得られずに困っていると聞いた時は、自分の高価な墨を
折って贈ったそうです。
写真は2013年に横浜美術館で開かれた、「横山大観展 良き師、良き友」の時のものです。

横山大観記念館のHPです。


【2018/05/31 19:02】 美術館・博物館 | トラックバック(0) | コメント(0) |
「西郷どん展」 東京藝術大学大学美術館
上野
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上野の東京藝術大学大学美術館では「西郷どん展」が開かれています。
会期は7月16日(月・祝)までです。

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NHK大河ドラマ、「「西郷どん」に合わせての特別展で、西郷隆盛の事績に沿って、
幕末維新期の資料、約280点が展示されています。

プロローグ 西郷と薩摩

「西郷隆盛肖像画」 石川静正 大正時代初 個人蔵
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会場の最初に展示されています。
元庄内藩士の石川静正(1848-1925)が描いた肖像画で、石川静正は西郷に2度会っており、
西郷の風貌をよく伝えているとされています。
眉は太く、大きな目鼻の南方系の顔立ちです。
庄内藩は戊辰戦争では敢闘し、会津潘が降伏した後に初めて新政府に恭順していますが、
西郷の好意により戦後処理でも優遇され、多くの藩士が西郷を慕うことになります。


第一章 船出

島津斉彬にまつわる品などの展示です。

「桜島之図掛幅」 島津斉彬筆 江戸時代末 個人蔵 玉里島津家資料
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大正3年(1914)の噴火で大隅半島と陸続きになる前の姿です。

天璋院篤姫が日用に使っていた品々も展示されています。
篤姫は徳川13代将軍家定の未亡人だったので、東海道を東上してくる新政府軍の
参謀だった西郷隆盛に徳川慶喜の助命を願う嘆願書を送っています。


第二章 流転

流人時代の資料です。

「アームストロング砲の砲弾」  19世紀 鹿児島県歴史資料センター黎明館蔵 
文久3年(1863)の薩英戦争で、イギリス軍艦より打ち込まれた砲弾です。
アームストロング砲は後装式で砲身に飛距離を延ばすライフルが刻んであります。
上野戦争では佐賀藩のアームストロング砲が威力を発揮し、彰義隊の壊滅を早めています。

この薩英戦争や尊王攘夷派の公卿の七卿落ちなど、政情が急変したため、
島津久光によって沖永良部島に流されていた西郷はその手腕を期待されて、
赦免召還されています。
もっとも、西郷を嫌っていた久光は赦免を許可する時も腹立ちのあまり銀煙管の
吸い口を強く噛んで、歯の跡を付けてしまったそうです。


第三章 飛翔

禁門の変から戊辰戦争にかけて、西郷の活躍が始まっています。

「討幕の密勅」 慶応3年(1867)10月13日付 鹿児島県歴史資料センター黎明館蔵
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6月17日までの展示です。
慶應3年(1867)に薩摩藩と長州藩に出されており、こちらは薩摩藩に出されたもので、
島津久光と12代藩主島津茂久(後の忠義)宛になっています。
本文の後ろから3行目に「殄戮賊臣慶喜」とあります。
殄戮(てんりく)とは殺し尽くすという意味で、討幕の指示に当たります。

「江戸開城談判下図」 結城素明 大正時代末-昭和時代初 明治神宮蔵
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慶応4年3月14日に田町の薩摩藩邸で行なわれた、新政府軍の西郷隆盛と
旧幕府の勝海舟の会見の場面です。
この会見により、翌日に予定されていた江戸城総攻撃は回避され、江戸城の
無血開城が決まっています。
この絵では、客である勝は座敷の上座に座り、刀を自分の左に置いています。
通常は刀を右に置いて、抜き打ちする意思の無いことを示すのが礼儀です。

彰義隊の立てこもる上野の山を新政府軍が攻撃した時、東京藝術大学の辺りは
長州軍などが進撃しています。


第四章 英雄

明治政府の発足から西南戦争までの西郷です。

西郷の軍服も展示されていて、かなりの長身で、胴回りも大きかったことが分かります。

「西郷隆盛所用 刀装具(縁頭、目貫)」 筑山軒元茂作 文政3年(1820)個人蔵
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犬好きだった西郷が、優秀な猟犬だった「雪」を借りる代わりに渡した品です。
陸軍大将就任時の明治天皇からの下賜品とされ、梅を愛で、鶴を飼っていたという、
宋代の詩人、林和靖(967 - 1028)の姿が彫られています。
一生、官に仕えようとしなかった林和靖と、政治的な野心の無かった西郷には
似たところがあります。
それにしても、天皇からの下賜品を犬の借り賃にしてしまうことには驚きます。

「西郷札」 明治10年(1877)6月 鹿児島県歴史資料センター黎明館蔵
西郷軍が戦費調達のため発行した紙幣で、紙を布で挟んであります。
当初から信用力は薄く、西郷軍の敗北により、価値を失っています。

「博愛社救護所」 日本赤十字社
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日本赤十字社は1877年(明治10年)の西南戦争の時に、佐野常民と旧大名の
大給恒(おぎゅうゆずる)らによって熊本に設立された博愛社を前身としています。
西南戦争では佐賀で医師や看護人を雇って各地で負傷者の救護に当たっています。
民家を使った救護所に負傷兵を運び込んでいて、まだ髷を結っている人も見えます。
この頃の博愛社のマークは日の丸の下に赤の一文字です。

「城山本営からの檄文」 明治10年(1877)9月22日付 
 鹿児島県歴史資料センター黎明館蔵

鹿児島の城山に追い詰められた西郷軍の本営から出された、最後の檄文です。
後世に恥辱を残さぬよう、城を枕に決戦すべき、と書かれています。
この翌々日、西郷軍は総攻撃を行ない、全滅しています。

「敬天愛人」 西郷隆盛書 明治7-8年(1874-75) 鹿児島市立美術館蔵
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6月19日からの展示です。
西郷の思想を表した、有名な言葉です。

明治維新の大きな難関だった明治4年(1871)の廃藩置県では、西郷は薩摩・長州・土佐より
集めた御親兵5000名を率いて、諸潘の抵抗を抑え、改革を成功させています。
そして、西南戦争では西郷軍、政府軍それぞれ6000人以上の戦死者を出したことで、
西郷は身をもって士族を滅ぼし、明治維新を完成させたことになります。


エピローグ 人々の中の西郷

西郷隆盛は西南戦争を起こしたため、逆賊とされましたが、明治22年(1889)の
大日本帝国憲法の発布に伴う大赦により、汚名が除かれたことを機に、
銅像の建設計画が始まっています。

先日、三の丸尚蔵館の「明治の御慶事」展で展示されていた、大日本帝国憲法の
原本には黒田清隆、大山巌、西郷従道など薩摩閥の大臣たちの署名が並んでいました。

銅像は明治31年(1898)に完成し、上野戦争で西郷の率いる薩摩軍の攻め上がった
山王台に建っています。
制作は東京美術学校(現在の東京藝術大学)教授だった高村光雲のチームが
行ないましたが、西郷は1枚も写真を残していないので顔の造作に苦労した
ということで、顔の部分がまだ造られていない木型の写真も展示されています。
高村光雲自身も若い頃、上野で戦争が始ったことを上野山下の職人仲間に
知らせようとして、銃弾の飛び交っていることも知らずに、その下を駆け回っています。

鋳造の責任者は東京美術学校の教師(後に教授)の岡崎雪声で、岡崎は楠木正成像、
日本橋欄干彫刻の鋳造も行なっています。

また、制作に当たっては、西南戦争で常に西郷に付き従い、城山では西郷の助命嘆願の
ため政府軍に派遣されたこともある河野主一郎(1847-1922)が何度も現場に足を運んで
助言しています。

「上野山王台西郷隆盛銅像」 歌川延一画 明治32年(1899) 江戸東京博物館蔵
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6月19日からの展示です。

浴衣を着て犬を連れた西郷さんの銅像は、現在も東京を代表するスポットの一つに
なっています。
故郷に退隠して、愛犬のツンを連れて兎狩りをしていた姿を表しています。

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帯に提げているのは罠に使う藁です。
脇差の鞘が帯から抜けるのを防ぐ返角(かえりづの)も忠実に再現されています。

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銘板には、2万5千人以上の寄付を集めて制作されたとあります。

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この像により、西郷隆盛は「西郷どん」から、「上野の西郷さん」になって、長く人々の記憶に
残ることになりました。

展覧会のHPです。


【2018/05/29 19:48】 美術館・博物館 | トラックバック(0) | コメント(0) |
「ビー ア グッド ネイバー コーヒーキオスク 六本木」
六本木一丁目
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六本木のアークヒルズサウスタワーの地下1階にある、
「ビー ア グッド ネイバー コーヒーキオスク 六本木
(BE A GOOD NEIGHBOR COFFEE KIOSK ROPPONGI)」に
行ってきました。
場所は港区六本木1-4-5です。

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カウンターで注文すると席まで持ってきてくれます。
BGMはアメリカンポップスでした。

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ミニドラ焼とカプチーノで635円です。

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大きさ控えめのドラ焼は美味しいカプチーノとよく合います。

東京メトロ六本木一丁目駅に直結しているので、近くの泉屋博古館、智美術館、
大倉集古館(改修中)の行き帰りに利用するのにも便利なお店です。

以前、「ビー ア グッド ネイバー コーヒーキオスク 六本木」に行った時の記事です。


【2018/05/27 18:55】 お店 | トラックバック(0) | コメント(2) |
「夢二繚乱」展と「イザベラ・バード展」 東京ステーションギャラリー
東京
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東京駅の東京ステーションギャラリーでは、「夢二繚乱」展が開かれています。
会期は7月1日(日)まで、入館料は一般900円です。

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千代田区との共催の展覧会で、千代田区九段南にある出版社の龍星閣の創業者、
澤田伊四郎の収集した、竹久夢二コレクションが千代田区に寄贈されたのを
記念して開かれています。
澤田伊四郎の龍星閣は竹久夢二の画集を何度も出版し、出版に当たって
澤田は夢二に関する膨大な作品・資料を収集しています。

「故郷の秋」 明治42年(1909) 夢二郷土美術館蔵
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竹久夢二(1884-1934)は岡山県瀬戸内市邑久町本庄の酒造業の家に生まれています。
邑久町(おくちょう)は里山に近く、現在ものどかな農村です。
夕暮れ時の郷愁を誘う情景で、木の枝は葉を落とし、蓮池の蓮も枯れています。

「画文集『揺籃』表紙」 明治36年(1903)
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手書きの冊子で、外国文学の翻案や創作、挿絵が載っていて、文章には
推敲の跡が残っています。
ドイツのシラーやフランスのドーデを読んでいたことが分かります。

竹久夢二は大正3年(1914)に東京日本橋に「港屋絵草紙店」を開いて、
千代紙などを販売しています。

千代紙「きのこ」 大正3-5(1914-16)
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千代紙にしては珍しい図柄で、モダンなアール・ヌーヴォーの影響が見られます。

「得度の日」(「桜さく国 紅桃の巻」口絵) 明治45年(1912) 
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夢二独特の、袖で顔をおおって泣く女性が描かれています。

セノオ楽譜 「夢見草」
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セノオ楽譜は大正6-昭和4年(1917-29)に妹尾幸陽が西洋音楽の普及のために
発行した1000曲以上の楽譜集で、
竹久夢二は約280曲の表紙を手掛けています。
オペラや賛美歌などの他に、夢二自身の作詞した、「宵待草」もあります。
ヨーロッパ風の図柄が多く、少年時代に神戸に居た時以来という、
ヨーロッパへの憧れが強く表れています。

「歌劇 ホフマン物語 船歌」はヴェネツィアの運河とゴンドラです。

「ケンタッキィホーム」はベンチでアコーディオンを弾く若い男性と寄り添う女性で、
ヒマワリも咲いています。

「お江戸日本橋」は浮世絵風で、振袖姿の女性が傘を手に橋の上に立ち、
遠くには白壁の土蔵が見えます。

中山晋平作曲全集表紙絵 昭和5年(1930)
大ヒットした「東京行進曲」は、粋な洋装の女性がリキュールのグラスを手にしています。

「鉾をおさめて」はクジラ漁の歌ですが、漁師が大きな魚を背に負っていて、
青木繁の「海の幸」を思わせます。
竹久夢二は青木繁を見たことがあるのでしょうか。

「緊縮小唄」という、時世を反映した歌もあって、富士山の麓の民家からは
炊煙が上がっています。
仁徳天皇の故事にちなんでいるのでしょう。

「『出帆』原画」 昭和2年(1927)
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「出帆」は都新聞に連載された自伝的小説で、134点の自筆挿絵の原画が
展示されています。
都新聞は1884年に東京で創刊された新聞で、現在の東京新聞の前身です。

展示室では、「出帆」の挿絵を使った、波乱の多い竹久夢二の長大な経歴解説が
展示されています。

龍星閣の出版した、竹久夢二の美麗な画集や肉筆画、楽譜集、絵本、絵葉書、千代紙など、
500点以上が展示され、竹久夢二の世界を存分に味わえる展覧会で、澤田伊四郎の
夢二への思い入れの深さが分かります。
作品を一点一点観ていくと、夢二の抒情性とともに、モダンなデザイン感覚の面白さも
伝わってきます。

展覧会のHPです。


竹久夢二の故郷、瀬戸内市邑久町本庄には夢二郷土美術館があります。

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夢二郷土美術館のHPです。


また、東京都文京区弥生には竹久夢二美術館があります。

竹久夢二美術館のHPです。

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東京ステーションギャラリーの回廊では、「TRAIN SUITE 四季島」運行開始1周年
記念企画 、「イザベラ・バード展」が開かれています。
会期は7月1日(日)までで、入館には「夢二繚乱」展の入館券の購入が必要です。

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イザベラ・バード(1831-1904)はイギリスの旅行家で、明治11年(1878)に通訳だけを
連れて、東北から北海道を旅行し、アイヌ文化にも触れ、旅行記を残しています。

JR東日本のクルーズトレイン、「TRAIN SUITE 四季島」とイザベラのコースとは
かなり重なることからのタイアップ企画です。


次回の展覧会は、「生誕100年 いわさきちひろ、絵描きです。」展です。
会期は7月14日(土)から 9月9日(日)までです。


【2018/05/26 18:55】 美術館・博物館 | トラックバック(0) | コメント(4) |
「ビーンアンドポップ 」 池袋
池袋
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「ビーンアンドポップ (Bean&Pop)」は池袋駅東口、池袋公園横の
WACCA IKEBUKUROの4階にあります。
場所は豊島区東池袋1-8-1です。

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40席ほどの店内は全席禁煙、席の間も広く、吹き抜けもあって、
ゆったりとしています。
BGMは無く、静かな雰囲気です。
スペシャルティコーヒーとポップコーンという、面白い組合せのお店で、
スペシャルティコーヒーは3種類ありました。

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注文を受けてからドリップで淹れるので、席で待ちます。

エチオピア・モカ500円です。

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やや薄めですが、たっぷりあって苦味は少なく、美味しいです。

いつも大賑わいの池袋ですが、お店に座って空を眺めていると、
ほっとして落着きます。

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【2018/05/25 20:14】 お店 | トラックバック(0) | コメント(0) |
「第13回 新池袋モンパルナス西口まちかど回遊美術館」
池袋
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池袋駅西口周辺では「第13回 新池袋モンパルナス西口まちかど回遊美術館」が
開かれています。
会期は5月30日(水)までです。

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池袋モンパルナスとは、昭和初期から戦後にかけて池袋周辺に集まっていた
芸術家のアトリエ群と芸術活動、文化を云います。
「新池袋モンパルナス西口まちかど回遊美術館」はこれにちなんで、
池袋駅西口周辺の各所で、展覧会やイベントを行なう催しです。

会場地図(部分)
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5月25日から5月30日まで、東京芸術劇場5階ギャラリーでは
「池袋回遊派美術展」が開かれます。

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同じく30日まで、東武百貨店池袋店では「水森亜土 絵画展」が開かれています。

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6階の美術画廊とアートギャラリーを使って、水森さんの明るく元気いっぱいの作品が
展示されています。
26・27日には水森さんのサイン会がある予定でしたが、都合で中止になりました。

6月24日まで、椎名町の熊谷守一美術館では「熊谷守一美術館33周年展」が開かれ、
約100点の作品が展示されています。

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この他、立教大学など各所でさまざまな展示やイベントが行われています。

「新池袋モンパルナス西口まちかど回遊美術館」のHPです。


【2018/05/24 19:58】 美術館・博物館 | トラックバック(0) | コメント(0) |
「第7回 東山魁夷記念 日経日本画大賞展」 上野の森美術館
上野
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上野の森美術館では、「第7回 東山魁夷記念 日経日本画大賞展」が開かれています。
会期は5月28日(月)までです。

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日経日本画大賞は新進の日本画家を表彰するため、日本経済新聞社が2002年に
創設した賞です。
展覧会では入選作品24点が展示されています。

浅見貴子 「桜木影向図」 大賞
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浅見さんは樹木を紙の裏側から墨で描いています。
影向(ようごう)とは神仏が現れることを言います。
桜の木に神仏の姿を感じたのでしょうか。

金子富之 「高靇」
金子さんはさまざまな魔物、妖怪を描いています。
五本爪の龍を墨で迫力一杯に描いていて、正面から見た龍の顔は
獅子頭にも似ています。

2015年に日本橋髙島屋美術画廊で、「―精霊・神仏奇譚―金子富之展」が
開かれていました。
「―精霊・神仏奇譚―金子富之展」の記事です。

田中武 「斉唱―神7の唄」
素足の7人の女性が歌を歌っていて、小磯良平の「斉唱」に倣っています。
乗っているのは黒い土嚢で、古くなって土がこぼれ、雑草も生えていて、
原発事故の汚染土を詰めた袋だと分かります。

2015年に日本橋髙島屋美術画廊で、「田中武 浄(じょう)・穢(え)
~Pure land, This impure world~」展が開かれていました。
「田中武 浄(じょう)・穢(え) ~Pure land, This impure world~」展の記事です。

谷保玲奈 「ウブスナ」
谷保3

ウブスナは産土と書き、土地の守り神のことです。
横650㎝あり、クラゲやイソギンチャクのような海の生物、陸の植物、
それに金魚などが画面を埋め尽くし、遠くに富士山を臨む海も見えます。
色彩も強烈で、さまざまな生命器官が湧き上がり増殖しているように見え、
圧倒される光景です。

2017年に日本橋髙島屋美術画廊で、「谷保玲奈展 -ウブスナ-」が開かれていました。
「谷保玲奈展 -ウブスナ-」の記事です。

伴戸玲伊子 「流水譚」
川の流れや広がる海を描いた、重く壮大な景色で、東日本大震災の津波も想像させます。

2011年にそごう横浜店美術画廊で、「伴戸玲伊子 日本画展」が開かれていました。
「伴戸玲伊子 日本画展」の記事です。

山本太郎 「熊本ものがたりの屏風」
熊本地震で廃業することになった襖表具材料店の材料を使って、熊本の人たちの
持っている、それぞれの思い出を表す品を何点かの屏風に描いています。

2015年に日本橋髙島屋美術画廊で、「古画降臨 山本太郎展」が開かれていました。
「古画降臨 山本太郎展」の記事です。


古典的な日本画とは異なる、日本画の可能性を追求した意欲的な作品揃いです。

展覧会のHPです。


上野広小路の証券会社のパンダも五月の風を楽しんでいます。

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【2018/05/22 20:26】 美術館・博物館 | トラックバック(0) | コメント(0) |
「ル プチメック ヒビヤ(Le Petitmec HIBIYA)」 日比谷シャンテ
日比谷
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「ル プチメック ヒビヤ(Le Petitmec HIBIYA)」は 日比谷シャンテの1階にあります。
場所は千代田区有楽町1-2-2です。

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今年の3月にオープンした、京都発のベーカリーカフェで、約40席、全席禁煙、
2面がガラス壁で、店内は明るく、広場を眺めることができます。

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いろいろな種類のパンが横に長く並んでいて、対面販売方式で、買うときは
パンの列に沿って歩きながら選び、店員さんに取ってもらいます。
人気のあるお店で、後ろにもお客さんがいるので、後戻りできず、
1回で決めてしまわないといけません。

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鶏もも肉のココナッツ風味サンドイッチ420円とカプチーノ480円(税抜)です。

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とても美味しいサンドイッチで、食べ応えがあります。

パンの買い方はちょっと不便ですが、他のパンも試してみたくなるお店です。


【2018/05/20 22:14】 お店 | トラックバック(0) | コメント(0) |
「ガレも愛した―清朝皇帝のガラス」展 サントリー美術館
六本木・乃木坂
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六本木のサントリー美術館では「ガレも愛した―清朝皇帝のガラス」展が開かれています。
会期は7月1日(日)までで、休館日は火曜日です。

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中国でガラス工芸の飛躍的に発展した清朝時代のガラス工芸品と、それに魅了された
エミール・ガレの作品の展示です。
清朝のガラス器は高度の技法を用い、西洋のガラス器とは異なる趣きがあります。

清朝では康熙帝が1696年に紫禁城内に玻璃廠(ガラス工房)を設け、宮廷用のガラス器を
製造させたことに始まります。

「玉琉璃象嵌帯鉤」 戦国時代 紀元前4~前3世紀 MIHO MUSEUM
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ガラス玉が嵌め込まれたバックルです。
ベルトとバックルは元々、北方の騎馬民族の習俗です。

「藍色鉢」 清時代 おそらく雍正年間(1723~35) サントリー美術館
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康熙帝に続く雍正帝時代の作で、この頃までは成分のバランスが安定せず、
経年劣化して崩壊した物も多く、僅かしか現存していないそうです。

「白地二色被山水遊馬文蓋付壺」 1対 
 清時代 乾隆年間(1736~95) サントリー美術館

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色の違うガラスを重ねた被せガラス(きせガラス)を削り出しています。
乾隆帝の時代になると技術も飛躍的に発展し、最盛期を迎えます。

「紫色亀甲文切子鉢」 清時代 乾隆年間(1736~95) サントリー美術館
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古代ササン朝ペルシャのガラス工芸の影響を伝えるカットグラスです。

「青色文字入双耳瓶」 清時代 乾隆年間(1736~95) 永青文庫
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古代の青銅器の形を模しています。
清朝のガラス器は玉器や青銅器を模した品が多く、重厚さがあります

「金星ガラス瓶」 清時代 乾隆年間(1736~95) 
 ヴィクトリア・アンド・アルバート博物館

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アベンチュリングラスという、溶けたガラスに金属片を混ぜて星のような
煌めきを出す、ヴェネツィアの技術を使っています。


撮影可能の作品もあります。

「黄色鳳凰文瓶」 1対 清時代 乾隆年間(1736~95) サントリー美術館
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木の枝に止まる鳳凰を浮彫りしています。

「紅色宝相華唐草文鉢」 清時代 乾隆年間(1736~95) サントリー美術館
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高台や宝相華文は削り出しています。

「雪片地紅被騎馬人物文瓶」 清時代 乾隆年間(1736~95) サントリー美術館
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鉾をかざした2人の騎馬武者が疾走して戦う躍動的な場面で、軍旗も風になびいています。
被せガラスの地は雪の舞うような模様が出ています。

「青緑色長頸瓶」 清時代 乾隆年間(1736~95) 東京国立博物館
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型吹成形の後、底面を浅く研磨して、高台にしています。

「乳白地多色貼獅子浮文扁壺」 清時代 乾隆年間(1736~95) 東京国立博物館
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色違いのガラスを貼って、親子の獅子を表しています。
背面に「大清乾隆年製」と彫ってあります。

町田市立博物館所蔵の鼻煙壺のコレクションも並んでいます。
鼻煙壺(びえんこ)とは粉末にしたタバコを鼻から吸い込む嗅ぎタバコを
入れて持ち運ぶ小さな容器で、清時代に盛んに作られ、ガラス製も多くあります。

「白地六彩吉祥文鼻煙壺」 清時代 乾隆~嘉慶年間 18世紀
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「白地五彩菊猫蝶文鼻煙壺」 清時代 乾隆~嘉慶年間 18世紀
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「雪片地青被人物文鼻煙壺」 清時代 乾隆~嘉慶年間 18世紀
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「白地桃色マーブル文鼻煙壺」 清時代 嘉慶~光緒年間 19世紀
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アール・ヌーヴォーの工芸家、エミール・ガレ(1846~1904)は中国や日本の工芸への
関心が高く、影響を受けた作品を生み出しています。
清時代の作品と並べて展示してあって、見分けに迷う程よく似た作品もあります。

花器「おだまき」 エミール・ガレ フランス 
 1898~1900年 サントリー美術館

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おだまきの花弁の立ち上がる様を表した、妖しいほどの造形です。

花器「カトレア」 エミール・ガレ フランス 1900年頃 サントリー美術館
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内側にも折った八角形の器で、大きく咲いたカトレアと、しぼんだカトレアを
大胆に貼付けています。

展覧会のHPです。

次回の展覧会は「琉球 美の宝庫」展です。
会期は7月18日(水)から9月2日(日)までです。

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【2018/05/19 20:29】 美術館・博物館 | トラックバック(0) | コメント(0) |
「スターバックス・コーヒー 東京ミッドタウン店」 2018/5
六本木
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東京ミッドタウンイーストにある「スターバックス・コーヒー 東京ミッドタウン店」に
行ってきました。
場所は港区赤坂9-7-2です。

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スターバックスのReward Ticket(1枚700円分)が2枚溜まったので、サントリー美術館に
行ったときに寄って、2階のリザーブバーでリザーブコーヒーを飲んでみました。

リザーブホームメイドバニララテ780円とリザーブサイフォンコーヒー750円(税抜)です。

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キウイフルーツタルト460円はこの季節に合った緑色が引き立ちです。

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少し前のことですが、東京ミッドタウンでは「FLOWER ART AWARD 2018」が開かれ、
各階にさまざまなフラワーアートが展示されていました。

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【2018/05/18 20:16】 お店 | トラックバック(0) | コメント(0) |
「明治の御慶事―皇室の近代事始めとその歩み」展 大手町 三の丸尚蔵館
大手町
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宮内庁三の丸尚蔵館では、「明治の御慶事―皇室の近代事始めとその歩み」展が
開かれています。
会期は8月5日(日)までで、入館は無料です。
5月27日(日)までの前期、6月2日(土)から7月1日(日)までの中期、7月7日(土)からの
後期で一部展示替えがあります。

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明治150年に当たる今年、明治時代の皇室の御慶事や諸行事に関する美術品や資料を
紹介する展覧会です。

「明治大嘗祭図」 明治時代 宮内公文書館
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後期の展示です。
大嘗祭(だいじょうさい)は天皇の即位の礼の後、初めて行なわれる新嘗祭
(にいなめさい)です。
新嘗祭は天皇が毎年秋に行なう収穫祭です。
初めて東京で行われた明治4年(1871)の明治天皇の大嘗祭の祭場を描いています。

「色絵金彩薔薇に鸚哥図花瓶」 明治初期 三の丸尚蔵館
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前期・中期の展示です。
薩摩焼の大きな花瓶で、バラとインコがあざやかな色彩で描かれています。
明治2年に浜離宮内に迎賓館として建てられた延遼館にあった備品で、
延遼館の所管が外務省から宮内省に移った際に共に移っています。

「憲法発布式図」 床次正精 明治23年(1890) 宮内公文書館
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明治22年2月11日の大日本帝国憲法発布式典の模様を描いています。
明治天皇が黒田清隆首相に憲法を授けています。

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外交団の中に辮髪の清国の外交官の姿もあります。

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床次正精(とこなみまさよし、1842-1897)は薩摩出身で、戊辰戦争にも参加し、
後に検事・判事を務めますが、独学で洋画も学んでいます。

「大日本帝国憲法」 明治22年(1889) 宮内公文書館 
前期の展示です。
明治22年2月11日の日付、睦仁(明治天皇)の署名、大きな天皇御璽、内閣総理大臣
黒田清隆、枢密院議長伊藤博文、以下大隈重信、西郷従道、井上馨など各大臣の
署名が続いています。
文部大臣森有礼の署名もありますが、森有礼は2月11日の憲法発布式典の当日に、
出席のため官邸を出たところを国粋主義者に暗殺されています。

「旭日双鶴松竹梅図」 荒木寛畝・野口小蘋 明治27年(1894) 三の丸尚蔵館
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前期の展示です。
明治天皇の大婚25年を祝って、会計検査院より献上された目出度い絵柄の三幅対です。
大婚25年とは銀婚式(silver wedding)のことで、軸などの表具も銀をあしらっています。
西欧の習慣だった銀婚式は明治天皇の銀婚式により、日本でも広まっています。

「大納言公任捧梅花図」 杉谷雪樵 6曲1双 明治27年(1894)  御物
銀箔地の屏風で、右隻には御殿、左隻には月、雪を被った紅白梅、梅の枝を持つ
公達が描かれ、雪月花が揃っています。
村上天皇の御世、雪の積もった夜に、天皇に梅の花を折って持ってくるよう命じられた
藤原公任が雪を被った梅の花を持参し、歌を詠んだという話に拠っています。

しらしらししらけたる夜の月影に雪かきわけて梅の花折る

説話集の撰集抄にあるお話ですが、村上天皇(926-967)と藤原公任(966-1041)では
時期が合いません。
明治天皇の大婚25年を祝って、各親王・親王妃より献上された品で、銀婚ということで、
銀箔地に描かれ、清雅な趣きがあります。
杉谷雪樵(1827-1895)は熊本藩の御用絵師の出身で、幕末から明治にかけて
活躍しています。

展覧会のHPです。


次回の展覧会は修理完成記念「春日権現験記絵―甦った鎌倉絵巻の名品―」(仮称)です。
会期は8月18日(土)から10月14日(日)までです。


三の丸尚蔵館のある大手門を入ったところです。
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大手堀
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白鳥も1羽、泳いでいます。
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私の行った5月15日にはモーリタニア大使の信任状捧呈式が行われ、
馬車列が東京駅丸の内口から皇居に向かって出発していました。

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馬車の金色が日の光に輝き、蹄の音が行幸通りに響いていました。


【2018/05/17 19:47】 美術館・博物館 | トラックバック(0) | コメント(0) |
『田中智 ミニチュアワールド「Face to Face もっとそばに」』展 銀座 ポーラ ミュージアム アネックス
銀座一丁目
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銀座のポーラ ミュージアム アネックスでは、『田中智 ミニチュアワールド
「Face to Face もっとそばに」』展が開かれています。
会期は5月27日(日)まで、会期中は無休、入場無料です。
場所は中央区銀座1-7-7、ポーラ銀座ビルの3階です。

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田中智さんは大阪在住で、nunu's houseというブランド名で、実物の1/12サイズの
指先に乗るような小さなミニチュアを制作しています。
どれも本物そっくりの精巧さで、どうやって作ったのだろうと感心します。

おせち
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ひな人形
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そうめん
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朝顔
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フルコース
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フルーツ
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ロールケーキ
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ケーキ
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タルト
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ジュエリー
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靴屋
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洋品店
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フォルクスワーゲンミニバスの移動カフェ
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会場はかなり賑わっていて、皆さんいっぱい写真を撮っていました。

展覧会のHPです。


【2018/05/15 19:19】 美術館・博物館 | トラックバック(0) | コメント(0) |
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Author:chariot
東京のビルの多い街で暮らしています。

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