「田中敦子―アート・オブ・コネクティング」展 東京都現代美術館
清澄白河
chariot

東京都現代美術館では、「田中敦子―アート・オブ・コネクティング」展が開かれています。
会期は5月6日(日)までです。

田001


田中敦子さん(1932-2005)は大阪府出身で、1955年には吉原治良の結成した
前衛美術団体の「具体」に参加しています。

「作品(ベル)」 1955年 
ベルを縦に20個つないで、順に鳴る仕掛けです。
第1回具体美術展に出展されています。
展示場では13個がつないであり、スイッチを押すと近くのベルから順に鳴り響き、
音が遠ざかっていって、またこちらに戻ってきます。
音が往復してくるのを聞くのは面白い体験です。

「作品」 1955年
田0091

ピンク色の大きな布が屋外に展示されています。
町中を探し回って、自分の一番嫌いな色の布を選び、作品にしたそうです。
嫌い、ということも作品の動機になるようです。

「電気服」 1956年
田002

9色に着色した約80個の電球や約100個の管球で作られていて、電線のかたまりと
一緒に服のようにして着ます。
展示場では一定時間ごとに明滅して、とてもきれいです。
電球や管球は光ると手塗りされていることが分かり、アナログな感じがします。

田中敦子さんはその後、電球と電線のような丸と線で構成された絵画作品を
描くようになります。

『「電気服」に基づく素描』 1956年
田005

配線図のような作品です。

「地獄門」 1965-69年
田003

大小の丸から線が放射されて縦横に絡み合い、迫力のある画面になっています。
合成樹脂エナメル塗料の色彩も原色で強烈です。

「作品」 1962年
田004

大きな画面がほぼ同じ大きさの丸と線でびっしりと埋め尽くされています。

「金のWork A」 1962年
田006

丸と線が金地に描かれています。

田中敦子さんは「電気服」以降は大きな画面を丸と線で構成する作品を描き続けて
いました。
どこか原初的なエネルギーを感じる作家です。

展覧会のHPです。


「Cloudscapes」 トランスゾーラー+近藤哲雄
現0092

美術館の前庭に田中敦子さんの「作品」と並んで3月22日まで展示されていました。
箱の中に圧力と温湿度の異なる3つの空気の層を作り出して、
地上約3mの位置に人工的に雲を発生させる装置です。

階段の途中に霧がかかっています。

現0081


階段の上から見下ろしたところです。
雲の上にいる気分です。

現0085

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【2012/03/25 04:11】 美術館・博物館 | トラックバック(0) | コメント(0) |
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