「アルケオメトリア」展 東京大学総合研究博物館本館
本郷三丁目
chariot

東京大学本郷キャンパスにある東京大学総合研究博物館本館では、
「アルケオメトリア」展が開かれています。
会期は6月17日(日)までです。
入場は無料で、月曜日は休館です。

アル001


副題は「考古遺物と美術工芸品を科学の眼で透かし見る」となっています。

アルケオメトリア(Archaeometria)とは考古年代測定法のことです。
考古学での放射性炭素年代測定法や同位体の測定、X線CT、薄片観察観察などの
成果について、測定機器と一緒に展示されています。

放射性炭素年代測定法(14C年代測定法)は炭素14の半減期を利用して
年代を測定する方法です。

縄文土器についたオコゲを同位体(アイソトープ)の測定により分析すると、
彼らの食生活も分かります。

「火焔土器」 新潟県馬高遺跡 縄文時代中期
 長岡市馬高縄文館所蔵 重要文化財

アル002
 
1936年の大晦日に発見されたという、有名な土器です。

「火焔土器」とは元々この1点に付けられた愛称で、他の同型の土器は「火焔型土器」と
呼ぶそうです。
「火焔型土器」はその特異な形から祭祀に用いられたのではないかと言われていますが、
多くの土器には煮炊きした跡も付いています。

また、漆製品を測定すると、漆の原産地が日本産か大陸産かも推定出来ます。

「漆容器」 東京都下宅部遺跡 縄文時代 東村山ふるさと歴史館 所蔵
アル004


「ミイラ」 エジプト末期王朝(BC900~600) 東京大学 医学部標本室 所蔵
アル005


この、ミイラの入った木棺は1888年に帝国大学(現在の東京大学)が譲り受けた物で、
その時の説明書では女性神官となっていました。
その後、1975年にヒエログリフ(神聖文字)の解読によって、テーベでアメン神に仕えていた
男性神官で、ペンヘヌウトジウウという名であることが分かりました。

ミイラのX線CTによって、身長168cm、20台後半から30台前半で、骨盤を骨折している
ことも分かりました。
この骨折が死因かも知れないということです。
なぜ骨盤を骨折したのでしょうか。
落馬でもしたのでしょうか。
ミイラを作る際に脳を掻き出すため、眼窩の間の骨を壊した跡も残っています。

展覧会のHPです。


博物館の入口側の人骨の展示室に並んでいる頭骸骨の1個が無くなっていて、
「貸出中」と書いた紙が置いてありました。
頭骸骨も貸出されることがあるようです。


東京大学附属病院前の桜です。

東0075

東0093

東0094




関連記事

【2012/04/30 03:38】 美術館・博物館 | トラックバック(0) | コメント(0) |
comment
 
コメントを書く
コメントは承認後に公開されます。ご了承ください。
please comment















管理者にだけ表示を許可する

trackback
trackback url ↓
http://nekoarena.blog31.fc2.com/tb.php/1390-497583f6

プロフィール

chariot

Author:chariot
東京のビルの多い街で暮らしています。

最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

カテゴリー

ブログ内検索

月別アーカイブ

リンク

このブログをリンクに追加する

RSSフィード


| ホーム |