「博物館でお花見を」 2012/4 東京国立博物館
上野
chariot

上野の東京国立博物館では今年も、「博物館でお花見を」が開かれています。
会期は春の庭園開放に合わせて、4月15日(日)までです。

花見001


本館の平常展では桜にちなんだ作品が数多く展示されています。
平常展は撮影自由です。

「花下遊楽図」 六曲一双(左隻) 狩野長信
   安土桃山~江戸時代・17世紀 国宝

花下遊楽図001

東花003

毎年春になると、この屏風と対面できます。
刀を差して踊っているのは男装した女性です。
狩野長信は狩野永徳の弟で、この「花下遊楽図」が代表作になります。
4月15日までの展示です。

「銀包桜樹文合口」 金具 後藤一乗 江戸時代・19世紀
花0072

花0074

鞘を覆う銀の板には桜と鈴、目貫には桜、笄には桜と蝶が彫ってあります。
目貫や笄は後藤一乗の作です。
5月6日までの展示です。

「桜花文鍔」 無銘 谷清兵衛 江戸時代・19世紀
花0022

一面に桜を散らした、鍔とは思えない華やかさです。
5月13日までの展示です。

「小袖 縮緬地鯉瀧草花模様」 江戸時代・18世紀
花0077

桜や笹、裾模様には鯉の瀧登りを刺繍しています。
鯉の瀧登りは出世を表し、武家の女性が着たとのことです。
4月26日までの展示です。

「掻取 桃色縮緬地瀧桜竹模様」 江戸時代・18世紀
花0105

掻取は内掛の公家での呼び方で、立木に雲の模様は公家女性の
デザイン様式とのことです。
桜木や花を刺繍でふっくらと縫い出しています。
4月26日までの展示です。

「色絵桜透文手鉢」 京焼き 江戸時代・18世紀
花0031

桜の形の透かしを入れ、青と緑で縁取りがしてあります。
色も形もすっきりと上品です。
5月6日までの展示です。

「色絵唐花文皿」 鍋島 江戸時代・17~18世紀
花0040

5つの唐花を描き、中心を白抜きにして桜の花を浮き出しています。
鍋島らしいデザイン感覚にあふれた作品です。
5月6日までの展示です。

花見の宴には欠かせない酒器類も展示されています。

「色絵瓢文瓢形徳利」 九谷・民山窯 江戸時代・19世紀
花0044

民山窯は再興九谷焼で、加賀藩士の武田秀平が開いています。
瓢箪型の徳利に瓢箪を描いて、リズム感があります。
5月13日までの展示です。

「色絵金彩桜柴垣文徳利」  「湖東」染付銘 湖東 江戸時代・19世紀
花0047

湖東焼は彦根で江戸時代中期に始まり、後に藩窯となって、特に井伊直弼のときに
盛んだったそうです。
桜の花や葉に金彩の入った、雅な絵柄です。
5月13日までの展示です。

浮世絵コーナーの30点はすべて桜を描いています。
4月15日までの展示です。

「三十六歌仙・在原業平朝臣」  鈴木春信 江戸時代・18世紀
花0110

桜の下を花魁が禿を従えて通ります。
在原業平の歌が書いてあります。

 世の中にたえて桜のなかりせば春の心はのどけからまし

「桜花に鷹」 葛飾北斎 江戸時代・19世紀
花0114

桜に鷹という豪華な取り合わせで、上に向かう画面には勢いがあります。

「名所江戸百景・隅田川水神の森真崎 」 歌川広重 江戸時代・安政3年(1856)
花0120

画面にかぶさるような桜、隅田川を行く舟や筏、遠くに筑波山の見える、
のどかな春景色です。

掛軸の展示もあります。

「牧牛図」 渡辺崋山 江戸時代・19世紀
花0102

墨の濃淡で量感を表した牛は目に表情があります。
牛の背で雀と遊ぶ子供は桜の柄の着物を着ています。

桜とは違いますが、伊藤若冲の掛軸が目に留まりました。

「松樹・梅花・孤鶴図」 伊藤若冲 江戸時代・18世紀
花0095

鶴は卵のような形をしていて、いつもながら大胆な造形です。

期間中、いろいろなイベントも行われています。
桜の作品をめぐるスタンプラリーもあって、5つのスタンプを全部押したら
オリジナル缶バッジがもらえます。
私ももらって来ました。

花0123

東京国立博物館設立140周年を表す、「140」の数字の「0」の中に、
菱川師宣の「見返り美人図」が入っています。

展覧会のHPです。

昨年の、「博物館でお花見を」の記事はこちらです。

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【2012/03/31 04:01】 美術館・博物館 | トラックバック(0) | コメント(0) |
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