「観世宗家の至宝」展 大倉集古館
六本木一丁目・神谷町
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虎ノ門の大倉集古館では、特別展「観世宗家の至宝」展が開かれています。
会期は6月3日(日)までです。

観001


観阿弥・世阿弥に始まる能楽観世流宗家は南北朝以来650年の歴史があります。
その観世宗家に伝わる能面・狩衣や唐織などの能装束・古文書類の展示です。

「花伝 第六花修」(部分) 室町・応永10(1403)年頃
観004

世阿弥自筆の「風姿花伝」で、自署のあるのはこの1点のみとのことです。
脚本制作の基本的心得、シテの自作自演のあり方などを実践的に論じてあるそうです。
題名が「花伝第六花修云」となっていて、本来の題名は「風姿花伝」ではなく、
「花伝」であったことが分かります。

「糺河原勧進猿楽舞台図」 江戸・元禄15(1702)年
足利義政が寛正5(1464)年4月に鴨川の糺河原で催した勧進能興行の模様を写した
図面です。
舞台正面に公方(将軍)の席があり、舞台の周りを山名、細川、畠山、京極、一色などの
大名の名が囲んでいます。
応仁の乱の始まる3年前に当たり、細川、山名も仲良く同席していて、細川勝元の名も
見えます。
演目は初日は邯鄲、三井寺など、二日目は敦盛、山姥、恋重荷など、三日目は白楽天、
二人静、杜若などとなっています。
現在では本舞台の横に付いている橋掛かりが、この図では舞台の真後ろに付いています。

「花色地亀甲鶴文様袷狩衣」 江戸時代前期
観002

「花色地青海波亀文様袷狩衣」 江戸時代前期
観003

5月6日まで展示されていました。
徳川秀忠より拝領の能装束です。
亀甲花菱には鶴、青海波には亀がくっきりと織り出されています。
金襴を織る技術が日本に伝わったのは天正の頃で、この狩衣は堺や西陣で作られる
ようになった初期の製品とのことです。


展覧会のHPです。




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【2012/05/19 00:52】 美術館・博物館 | トラックバック(0) | コメント(0) |
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