「現代日本画の精華 Part 2 ―郷さくら美術館収蔵品展―」 郷さくら美術館東京
中目黒
chariot

中目黒の郷さくら美術館東京では「現代日本画の精華 Part 2
―郷さくら美術館収蔵品展―」が開かれています。
会期は9月23日(日)まで、開館時間は11時、月曜日・火曜日が休館日です。

さ001


郷(さと)さくら美術館は、昭和生まれの日本画家の作品を中心にした
コレクションを展示する美術館です。
2006年に福島県郡山市に開館し、2012年3月に中目黒に東京館を開館しています。
東京館の場所は目黒区上目黒1-7-13で、地下鉄中目黒駅から5分ほどの所です。

目黒川を渡ります。

郷0001


欄干のプレートです。
昔は水車があり、富士山もよく見えたようです。

郷0003


美術館は桜をデザインした黒いタイルでおおわれています。

郷0010


1階展示室のテーマは、「桜の饗宴 Vol.2」で、大作の屏風など桜を描いた
作品16点の展示です。

年間を通じて桜を鑑賞できるように、「桜の饗宴」は常設展示になっています。

栗原幸彦 「春宵瀧桜」 四曲一隻 1993年
さ002

福島県三春の瀧桜です。
夜桜をスケッチしようと一番良い場所を選んだら、そこは以前中島千波さんが
描いた所だったことに気が付き、場所をずらして描いたとのことです。
地元のテレビ局の生中継でライトアップされていたので、好都合だと思って
スケッチしていたら、中継が終わってライトが消えてしまったので、
後は記憶でスケッチしたそうです。
枝の重なりまで立体的に描き込まれています。

中島千波 「春夜三春の瀧桜」 四曲一隻 1998年
さ004

同じ瀧桜です。
枝はおぼろに描かれ、花は盛り上がるように咲き、空には花びらも
舞っています。

2階展示室のテーマは、「異郷の人々(人物画)」で、国内やアジア各地に
取材した人物画13点の展示です。

松村公嗣 「想」 100号 1993年 
さ007

バレリーナに来てもらってスケッチしていて、いま一つピンと来るものが
無かったのが、休憩している時にこの構図を見つけたそうです。
対象を正面から捉え、白と黒の対比もくっきりとして華やかな、
存在感のある作品です。

平子真理 「黒帽子の踊り」 六曲一隻 2000年
さ003

ブータンで毎年行われる仏教祭事、ツェチュ祭の中の踊りです。
空間を大きく取って、太鼓を打ちながら回転、跳躍する躍動的な様を
描いています。
金地の輝きの中で極彩色の衣装が映え、俵屋宗達の「舞楽図屏風」を
思い出します。


3階展示室のテーマは、「悠久の世界(風景画)」で、国内外の風景画
13点の展示です。

北野治男 「COUNTRY ROAD」 100号 1989年 
さ006

ケンタッキーの早春の風景です。
アメリカに写生に行き始めた頃の作品とのことで、詳しい地図も無い田舎を
コンパスを頼りに移動し、ほとんど人にも行き会わなかったそうです。
エドワード・ホッパーを思わせる荒涼とした雰囲気があります。

二川和之 「湖畔静夜」 50号 1993年
さ009

月夜の武蔵野の光景です。
枯れた葦は月の光に照らされ、静寂な時間が流れています。

西田俊英 「星夜燦々」 四曲一隻 2002年
さ005

さ008


タージ・マハールはムガル帝国の第5代皇帝シャー・ジャハーンが亡き王妃の
ムムターズ・マハルのために建てた大理石の廟で、1653年に竣工しています。
後にシャー・ジャハーンは息子で第6代皇帝となるアウラングゼーブに
幽閉されてしまい、小窓からタージ・マハールを眺めては往時を偲んで
涙を流したということです。
月の光に照らされたドームは白く浮かび上がり、金色の星も降っています。
木の枝に寄り添うようにして止まっている二羽の鳥はシャー・ジャハーンと
王妃を表しているようです。


小規模ですが、気持ちの良い美術館で、特に桜の大作の展示は見事です。
側の目黒川の桜が咲く季節に訪れるのも趣きのあることでしょう。

郷さくら美術館東京のHPです。

関連記事

【2012/09/11 00:05】 美術館・博物館 | トラックバック(0) | コメント(0) |
comment
 
コメントを書く
コメントは承認後に公開されます。ご了承ください。
please comment















管理者にだけ表示を許可する

trackback
trackback url ↓
http://nekoarena.blog31.fc2.com/tb.php/1566-afab78a2

プロフィール

chariot

Author:chariot
東京のビルの多い街で暮らしています。

最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

カテゴリー

ブログ内検索

月別アーカイブ

リンク

このブログをリンクに追加する

RSSフィード


| ホーム |