「大正・昭和のグラフィックデザイン 小村雪岱展」 ニューオータニ美術館
赤坂見附・永田町
chariot

赤坂のニューオータニ美術館では、「大正・昭和のグラフィックデザイン
小村雪岱展」が開かれています。
会期は11月25日(日)までです。

小村001


小村雪岱(こむらせったい)(1887-1940)は東京美術学校で日本画を学び、
大正3年(1914)に出版された泉鏡花の「日本橋」の装幀を行なって以来、
装幀家、挿絵画家として多くの作品を手がけます。

会場には小村雪岱の装幀による多くの泉鏡花の作品をはじめ、久保田万太郎、
里見弴、水上瀧太郎、田山花袋、岡本綺堂、村松梢風、大仏次郎、長田幹彦、
船橋聖一など、多数の作品が展示されています。

挿絵は子母澤寛の「突っかけ侍」、邦枝完二の「お伝地獄」「おせん」などの
挿絵や挿絵下図が展示されています。
「お伝地獄」では、波止場で男を殺したお伝が短刀を口に咥え、袖に入れた
両手を腰に当てて軽く見得を切るようにしている姿に凄みがあります。

舞台装置も手がけていて、長谷川伸の「一本刀土俵入」などは、現在も
小村雪岱の描いた舞台背景を基本にしているそうです。


「見立寒山拾得」 木版
小村002

小村003

小村雪岱の描く女性は鈴木春信の女性を粋にしたような風情をしています。

「雪の朝」 木版 大正13年(1914)頃
小村004

江戸情緒をすっきりとしたモダンな線で表すのが小村雪岱の持ち味です。
泉鏡花の「日本橋」の装幀などは最近の装幀家の作品に見えるほどです。

小村雪岱は川越の生まれで、東京に出てきたのは明治の半ば過ぎですが、
彼は近代的な感覚で江戸情緒を再現しているといえます。

関連記事

【2012/11/01 00:51】 美術館・博物館 | トラックバック(1) | コメント(0) |
comment
 
コメントを書く
コメントは承認後に公開されます。ご了承ください。
please comment















管理者にだけ表示を許可する

trackback
trackback url ↓
http://nekoarena.blog31.fc2.com/tb.php/1633-c47a3bf5

blog_name=【弐代目・青い日記帳 】 ♥   「小村雪岱展」
 
ニューオータニ美術館で開催中の 「大正・昭和のグラフィックデザイン 小村雪岱展」に行って来ました。 http://www.newotani.co.jp/group/museum/index.html 何度でも観たい作家のうちのひとり
【2012/11/08 22:34】

プロフィール

chariot

Author:chariot
東京のビルの多い街で暮らしています。

最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

カテゴリー

ブログ内検索

月別アーカイブ

リンク

このブログをリンクに追加する

RSSフィード


| ホーム |