「チョコレート展」 国立科学博物館
上野
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上野の国立科学博物館では、特別展、「チョコレート展」が開かれています。
会期は2013年2月24日(日)までです。

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会場では原料のカカオ豆、チョコレートの歴史、製造工程などが
分かりやすく展示されています。
会場は一部を除き撮影可能です。

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プロローグ

入口には科学博物館の横にあるシロナガスクジラと蒸気機関車が
チョコレートになって置いてあります。

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ZONE 1 チョコレートの原点~カカオ

原料のカカオの解説です。

カカオはアオイ科の植物で、ムクゲやオクラの親戚にあたり、原産地は
南米北部のアマゾン川上流の熱帯雨林地方らしいとのことです。

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カカオの実は持ってみると、意外と軽いです。

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コーヒーと同じで、品種によってチョコレートの味は違うそうです。

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ZONE 2 チョコレートをめぐる歴史

カカオ豆は中南米のマヤ、アステカ文明では貴重な作物で、液体にした
チョコレートとして宗教儀式でも飲まれていました。
軽くて保存が効くので、通貨としても使われていました。
カカオの原産地と思われるアマゾン川上流とメキシコあたりのマヤ、アステカの
地域は2000kmも離れているので、なぜそのような遠くに伝わったのか
分からないそうです。

中南米を征服したスペイン人によってチョコレートはヨーロッパに渡り、
嗜好品として飲まれます。
泡立てて飲むのが習慣だったので、ポットの中のチョコレートを棒で
かき回したりしていました。

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さまざまなチョコレートポットやチョコレートカップが並んでいます。

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カップが倒れないようにソーサーに支えの立襟が付いています。

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ロンドンでは1657年に初のチョコレートハウスがオープンしています。

やがて飲み物から食べるチョコレートに発展します。

オランダのバン・ホーテンはココアパウダーとココアバターの分離に成功します。
ココアバターは固形チョコレート開発のきっかけとなります。

イギリスのジョセフ・フライは1847年に固形チョコレートを発明します。

スイスのダニエル・ピーターとアンリ・ネスレは1875年にミルクチョコレートを
開発します。

スイスのルドルフ・リンツはコンチング(精錬)の機械を発明します。
コンチングはチョコレートの口溶けを良くし、香りや風味を生み出す
重要な工程です。

カカオの栽培には大量の労働力も必要で、奴隷を使った時代もありました。

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ZONE 3 チョコレートと日本

長崎の遊女が寛政9年(1797)に出島のオランダ人から「しょくらあと」を
6つ貰ったのが、日本でチョコレートが記録に現れた最初とのことです。

日本のチョコレートヒット商品のパッケージやポスターなども展示されています。

1918年に森永製菓は日本で最初の原料からの一貫生産によるチョコレートを
発売しています。
当初からビターとミルクがありました。

1926年には明治製菓もミルクチョコレートを発売しています。

1958年発売開始のグリコアーモンドチョコレートは最初はアーモンドを手作業で
チョコレートに入れていたそうです。

1962年発売開始の不二家LOOKチョコレートのパッケージは、インダストリアル
デザイナーのレイモンド・ローウィが手がけています。

1964年発売開始のロッテガーナミルクチョコレートのアーモンドの絵が描かれ、
赤地に金文字のパッケージは初期から現在まで基本的には変わっていません。


ZONE 4 チョコレートができるまで

カカオ豆が粉砕され、焙炒(ロースティング)され、精錬(コンチング)され、
型に入れられてチョコレートになるまでの製造工程を詳しく解説しています。

自分がカカオ豆になったつもりで、粉砕や焙炒の工程を通ります。

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ZONE 5 チョコレート・プロムナード~チョコレートをもっと知ろう

チョコレートの種類、ショコラティエの技などについての展示です。

外国のチョコレートのコレクションです。

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ショコラティエのつくるチョコレート菓子のいろいろです。

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ZONE 6 チョコレートの未来

チョコレートのパンダ、ハチ公、トリケラトプス、ティラノサウルス、
シーラカンス、などが居ます。

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ハチ公は1923年11月10日生まれで、今日が生誕90周年の誕生日です。

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シーラカンスと一緒にアンモナイトやサンゴもあってにぎやかです。

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写真入りオリジナルチョコレート、「フォトチョコ」も作れます。
会場で撮った自分の写真が円形の中に入ったチョコレートが出来上がります。
1個700円です。

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第2会場ではオリジナルチョコレートやいろいろなグッズが販売されています。

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日頃親しんでいるチョコレートの世界の奥の深さを知ることの出来る、
面白い展覧会です。
子供の頃に初めて食べた、紫色のパッケージの外国製のチョコレートの
濃厚な味を懐かしく思い出しました。


展覧会場を出たら夜でした。

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展覧会のHPです。


アメリカのチョコレート会社、ハーシーズとマーズの歴史を描いた作品です。



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【2012/11/10 00:22】 美術館・博物館 | トラックバック(2) | コメント(4) |
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  • flowerhさん、こんばんは。
  • 科学あり、歴史ありで、とても面白い展覧会でした。
    展覧会が終わったら、チョコレートで出来たあの動物や機関車はどうなるのか、何だか気になります。

    【2012/11/10 22:57】 url[猫アリーナ(chariot) #/8nqih4Y] [ 編集]
  • こんばんは~

    いつもとは一風違う、
    展覧会ですね。

    鯨すごいですね~

    食べたいけど食べれない(^^)

    食べたらいじめにあいそう(--;

    【2012/11/10 20:32】 url[flowerh #-] [ 編集]
  • 馬場ビーさん、こんにちは。
  • 会場を回っている間に頭の中がチョコレートでいっぱいになったところでショップに行くという、恐ろしい企画の展覧会です。
    閉館間際の時間でもショップにはかなりのお客さんがいました。

    【2012/11/10 13:17】 url[猫アリーナ(chariot) #/8nqih4Y] [ 編集]
  • 罪深い記事
  • すっごく面白そうな展示ですね。ずっと前のホットケーキ店の投稿といい勝負です。けれどダイエット中の身としてはツライ。
    チョコを買わずに博物館を去る事が出来るのか?

    【2012/11/10 10:23】 url[馬場ビー #-] [ 編集]
    please comment















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