「150年目の鴎外-観潮楼からはじまる」展 文京区立森鴎外記念館
千駄木
chariot

文京区立森鴎外記念館は今年の11月1日にオープンしました。
場所は文京区千駄木1-23-4で、不忍通りから団子坂を上りきった所です。

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以前は森鴎外の自宅の観潮楼の跡に建てた文京区立本郷図書館鴎外記念室でした。
その後、図書館の移転に続いて大掛かりな改築を行なったものです。
壁は煉瓦を削って白い色を出しています。

観潮楼時代は藪下通り沿いのこちらが正面玄関で、門の敷石が残っています。

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軍服姿の森鴎外が出勤前にここで軍馬と写っている写真もあります。
近所の人の思い出話では鴎外は乗馬が下手で、馬の背にかじりつくように
乗っていたそうです。

現在、開館記念特別展として、「150年目の鴎外 ―観潮楼からはじまる―」が
開かれています。
会期は2013年1月20日までです。
記念館のロゴマークもなかなか凝っています。

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展示室は地下1階でかなり深く、階段には自然光を取り入れています。

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展示室には森鴎外の日記、原稿、手紙、愛用品、写真や年表、森家関係系図などが
展示されています。
観潮楼の模型もあり、かなり大きな家だったことが分かります。

明治21年(1888)11月12日附の原稿、「脚気病原ノ検索」もあります。
脚気の調査に関して意見を述べたものです。

脚気については鈴木梅太郎(1874-1943)が米糠から抽出される物質に脚気の
改善効果があることを発見し、これをオリザニン(今のビタミンB1に相当)と
名付けています。
この説には反対論も強く、陸軍軍医総監だった森鴎外も反対論者の一人でした。

第2展示室には鴎外の次女の杏奴のご遺族より寄贈された資料が展示されています。

旅先から鴎外が杏奴に宛てた葉書も何点か展示されています。
1918年11月5日の奈良からの葉書には鹿の絵が描かれています。

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京都の東本願寺のカラー写真の絵葉書もあります。

 東京市本郷區千駄木町二十一
 森杏奴様

 類と一しょにゑん
 そくに行ったと
 いふ手紙が来まし
 た。 十四日

類は鴎外の三男です。
子供たちに優しい父親だったことが文面からも伝わります。

森鴎外のデスマスクもあります。
病気のやつれは見えますが、やや鷲鼻の立派な顔立ちをしています。
夏目漱石の葬儀で受付をしていた芥川龍之介は弔問に訪れた森鴎外を見て、
立派な顔をした人だったと述べています。

展覧会のHPです。

藪下通りに出たところにあるブロンズ像です。
一色邦彦の1991年制作の「舞」で、顔は明治の女性をイメージしています。

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観潮楼の旧表門から見ると、しろへび坂の向こうのビルの隙間ぴったりに
東京スカイツリーが見えます。

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森鴎外の頃はここから東京湾が見えたので観潮楼と名付けたのですが、
今は観塔楼になりました。

藪下通りです。

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こちらは団子坂です。

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団子坂を下りて、谷中の丘に上がる三崎坂(さんさきざか)です。

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