2012年「大谷コレクション展」 赤坂 ニューオータニ美術館
赤坂見附・永田町
chariot

赤坂のニューオータニ美術館では、「大谷コレクション展」が開かれています。
会期は12月26日(水)までです。

油彩画、日本画、版画など、約40点が展示されています。

この展覧会では版画が多く展示されていました。

アンリ・リヴィエール 「時の魔術第7図(にわか雨)」 1888-1902年
大谷002

急な雨に降られた農婦があわてて牛を追いながらぬかるんだ道を走っていきます。
広々として奥行きのある景色で、風にあおられて揺れる木々、同じ形の家並みが
リズミカルです。

アンリ・リヴィエール(1864-1951)はフランスの画家で、幼馴染のシニャックと
ともにパリのカフェ、シャ・ノワールに通って、ロートレック、スタンラン、
オーリオルなどと親交を持っています。
ジャポニズムの影響を受け、葛飾の「富嶽三十六景」にならって、
リトグラフ「エッフェル塔三十六景」を制作しています。

リヴィエールの作品は2点、展示されています。

ジョルジュ・オーリオル 「フランスの古歌」 1898年
大谷001

真中に樹のまわりに女性が集まって、樹下美人のような形になっています。
象徴主義的な雰囲気で、ドニの作品を思い出します。
女性の服の花模様が装飾的です。

ジョルジュ・オーリオル(1863-1938)はフランスの画家、デザイナーで、
パリのカフェ、シャ・ノワールでロートレック、リヴィエール、スタンランなどと
親交を持っています。
特にジャポニズムの影響を強く受けた作家とされています。

オーリオルの作品は10点、展示されています。

フランク・ウィリアム・ブラングィン 「ブリュージュのプレディクヘーレン橋」
 1913-19年

大谷003

夜の闇の中に街灯に照らされた壁が浮き上がる、叙情的な雰囲気の景色です。

フランク・ブラングィン(1867~1956)はベルギー生まれで、イギリスで
活躍した画家、版画家、デザイナーです。
2010年には西洋美術館で「フランク・ブラングィン展」が開かれています。

「フランク・ブラングィン展」の記事です。

彫りと摺りは漆原由次郎(木虫)が担当しています。
漆原由次郎(1888-1953)は版画家で、長く大英博物館の嘱託を勤め、版画の修復、
復刻を行なっています。
また、フランク・ブラングィンの作品を木版画にしています。
川瀬巴水とは同年代で、作品にも川瀬巴水に似た浮世絵的な情緒が感じられます。

ブラングィンの作品は2点、展示されています。


他に油彩画では、ビュフェ、ドラン、ヴァン・ドンゲン、ヴラマンクなど、
日本画は加藤栄三、郷倉千靱、堂本印象、橋本関雪、山口蓬春の掛軸があります。


美術館のあるホテルニューオータニ・ガーデンコートのクリスマスツリーです。

オータニ0004

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【2012/12/20 00:12】 美術館・博物館 | トラックバック(0) | コメント(0) |
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