古今集

chariot


春の夜のやみはあやなし梅の花色こそ見えねかやはかくるる

春の夜の闇は意味のないものだよ。
梅の色は見えなくても、香りはかくせないよ。

古今集41番の歌で、作者は凡河内躬恒(おおしこうちのみつね)です。


私が昔住んでいた家の庭に白梅がありました

子供の頃、塀に乗って遊んでいて、枝を伸ばして咲いている
梅の花の匂いを何気なく嗅いだことがあります。
その、意外に強くて甘い匂いに不意打ちに遭った思いがしました。
よほど印象が強かったのか、その時自分がセーターを着ていたことや、
塀の上に貼ったトタンの赤錆まで覚えています。

電気も無かった昔の夜は月が出ていなければ
本当に闇だったのでしょう。

目が使えないと嗅覚が敏感になります。
闇からただよってくる梅の香りは恋人の気配も感じさせ、
甘い幻想的な世界を想わせます。


梅1


梅3


湯島天神で咲き始めた梅です。
みんなに写真を撮られて、モテモテです。

2月8日から3月8日は湯島天神の梅祭りです。

ホームぺージはこちらです。
http://www.yushimatenjin.or.jp/pc/index.htm




【2008/02/11 09:57】 文学 | トラックバック(0) | コメント(0) |
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