「新春の国宝 那智瀧図 仏教説話画の名品とともに」展 根津美術館
表参道
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表参道の根津美術館ではコレクション展、「新春の国宝 那智瀧図 
仏教説話画の名品とともに」が開かれています。
会期は2月11日(月・祝)までです。

根001

「那智瀧図」 鎌倉時代 13〜14世紀 国宝
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展示室2に、この掛軸だけが展示されています。
ご神体の飛瀧権現(ひろうごんげん)としての那智の瀧です。
高々とした崖からまっすぐ流れ落ちる瀧を真白に描いています。

下3枚は拡大したものです。

崖の木々は紅葉し、山の端には月も姿を見せています。
根003

画面下には、神木である杉の大木を伐らずに屋根を突き抜ける形にして
建てた拝殿も見えます。
根004

拝殿横には亀山上皇(1249-1305)が参詣の記念に建てたと思われる
卒塔婆があります。
根005

自然崇拝が形となった図で、仏画の来迎図ような荘厳さがあります。

「絵過去現在因果経」 良盛筆/慶忍・聖衆丸画 
 鎌倉時代 建長6年(1254) 重要文化財

根006

釈迦の前世の物語と現世の伝記を記した経で、上半分に絵が添えられています。
釈迦の前身の太子が出家を決意して白馬に乗ってひそかに城を出て行く場面です。

東京藝術大学所蔵の天平時代の国宝、絵因果経の素朴な描き方に比べて、
表現が豊かになっています。

(参考)「絵因果経」 天平時代 8世紀後半 国宝 東京藝術大学蔵
芸004

芸005


「天狗草紙絵巻」 鎌倉時代 永仁4年(1296)頃 重要文化財
根007

天狗草紙絵巻は奈良・京都の大寺院の僧侶の驕慢を天狗にたとえて風刺・非難
したものとのことです。
展示されている部分は世の無常を悟った天狗たちが集まって、それぞれの
宗派の方法で修行に励むことを誓っている場面です。
天台、華厳、法相、三論、念仏などの名前が見えます。

「善光寺縁起絵」 鎌倉時代 13〜14世紀 重要文化財
根008

阿弥陀三尊像が長野の善光寺に祀られるまでを描いた三幅対の真中の絵です。
善光寺阿弥陀の特徴である一光三尊(一つの光背の中に三尊が立つ)形式の
阿弥陀像の下には善光寺の伽藍が描かれています。
礼拝の対象としての仏画と縁起絵とを組合わせた図像とのことで、阿弥陀三尊は
金色に輝いています。


展示室6は「寿ぎの茶会」と題して、新春にふさわしい茶道具の展示です。
茶室の掛軸は冷泉為恭の「小松引図」、茶碗は伝覚々斎作の「赤楽富士茶碗」が
展示されています。

展覧会のHPです。

次回の展覧会はコレクション展、「遠州・不昧の美意識 名物の茶道具」です。
会期は2月23日(土)~4月7日(日)です。

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【2013/01/17 00:10】 美術館・博物館 | トラックバック(0) | コメント(0) |
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