「画の東西~近世近代絵画による美の競演・西から東から~」 大倉集古館
六本木一丁目・神谷町
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虎ノ門の大倉集古館では館蔵品展、「画の東西~近世近代絵画による美の競演・
西から東から~」が開かれています。
会期は3月17日(日)までです。

東西001


大倉集古館の所蔵する近世近代の絵画作品を西と東の地域に分けて展示する企画です。

西は伊藤若冲、円山応挙、川合玉堂、竹内栖鳳、菊地契月などで、円山四条派系統です。
東は狩野探幽、狩野安信、英一蝶、横山大観などで、狩野派系統です。

■西

大津絵 「天狗と象の鼻くらべ」 18~19世紀 特殊東海製紙株式会社蔵
大津絵が4点、展示されています。
象の鼻が画面の上に伸びて、天狗の鼻に巻き付いていて、
困った天狗は白い団子のような物を象に差し出しています。
詞書には、「拝 ゆるせ 是 まんぢう」とあります。
天狗になるな、という教訓を描いているようですが、饅頭で勘弁して
もらおうというところが面白いところです。
8代将軍徳川吉宗の時に象が長崎にやって来て、将軍に献上されるため
江戸まで歩いて旅したことがあるので、大津宿の人たちは本物の象を
見たこともあったでしょう。

伊藤若冲 「乗興舟」 1767年
京都から大坂まで下る淀川の風景を墨で描いた版画絵巻です。
拓版画という、版木に紙を乗せ、墨を含んだたんぽで叩いて刷り出す、
拓本と同じ技法によっています。
墨の黒によって川沿いの林、家並み、橋、などの情景がゆったりと大らかに
広がっています。

川合玉堂 「高嶺の雲」 右隻 1909年 
大4-24-2010_005

晩年の穏やかな作風と違って、硬く鋭い筆遣いで険しい山稜を描き出しています。

川合玉堂は晩年は青梅に住んで多摩川沿いの風景を描いていますが、
出身は愛知県で、京都で円山四条派を学んでいます。

■東

英一蝶 「雑画帖」のうち、「猫」 17世紀後半
東西002

まるまった猫の毛の一本一本も描きこんで、柔らかな手ざわりを再現しています。
「雑画帖」は芸能、和漢の故事、名所、動物など、さまざまな画題を描いた
36枚を1帖にまとめたものです。
島流しにされる47歳以前の作とのことです。
会期中、場面替えがあります。


横山大観 「夜桜」 左隻・部分 1929年
大倉002

2月19日から3月3日までの展示です。
横山大観の代表作の一つで、1930年にローマで開かれた日本美術展覧会
「ローマ展」に出品された作品です。
篝火に浮かび上がる満開の山桜と山の端にかかる満月です。

横山大観は 「夜桜」 の展示の前後に、「瀟湘八景」が3点ずつ展示されています。

展覧会のHPです。

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【2013/02/09 00:11】 美術館・博物館 | トラックバック(0) | コメント(0) |
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