「やきものが好き、浮世絵も好き 山口県立萩美術館・浦上記念館名品展」 根津美術館
表参道
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表参道の根津美術館では特別展、「やきものが好き、浮世絵も好き
山口県立萩美術館・浦上記念館名品展」が開かれています。
会期は7月15日(月・祝)までです。

浦001


山口県立萩美術館・浦上記念館は、萩出身の実業家で美術品コレクターの
浦上敏明氏の寄贈による中国・朝鮮の陶磁器と日本の浮世絵版画を
展示する美術館です。

中国・朝鮮陶磁は130点が展示されています。

「藍三彩有蓋万年壺」 中国・唐時代 8世紀
浦002

唐時代によく作られた、万年壺という形で、蓋が付いています。
白釉の上に藍、緑、褐色の釉薬で模様が描かれた、可愛い壷です。

「青花月兎文栗鼠耳角扁壺」 朝鮮・朝鮮時代 18-19世紀
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染付で、両側にリスの形の耳が付いていています。
四角い画面に丸く輪を描いて、中にウサギの餅つきが描かれています。

「青花葡萄栗鼠文壺」 朝鮮・朝鮮時代 19世紀
浦006

全体に青みがかった染付で、ブドウとリスを描いています。
リスが大きな尻尾を立てて蔓を渡っています。


浮世絵は6月23日までの前期と6月25日からの後期で全点展示替えされます。

「難波屋おきた」 喜多川歌麿 大判錦絵 寛政5年(1793)
浦004

前期の展示です。
浅草の水茶屋・難波屋の看板娘おきたを描いていて、今で言う喫茶店の
メイドさんのブロマイドです。
牡丹唐草模様の帯を締め、お茶を運ぶ姿が雲母摺りの背景に浮き上がっています。

「富嶽三十六景 凱風快晴」 葛飾北斎 天保2-5年(1831-34)
浦005

前期の展示です。
後期には「神奈川沖浪裏」が展示されます。

「讃岐院眷属をして為朝をすくふ図」 歌川国芳 
 大判錦絵3枚続 嘉永3~5年(1850-1852)

滝沢馬琴の「椿説弓張月」の一場面で、讃岐院(崇徳上皇)に遣わされた
鰐鮫と烏天狗が、琉球に渡ろうとして海で嵐に遭った源為朝父子を救助しています。
大判を3枚並べて一つの絵にした躍動的な画面には迫力があります。

史実では、崇徳上皇は保元の乱に敗れ、讃岐に流されて、そこで憤死しています。
源為朝は崇徳上皇に従って戦い、捕えられて伊豆大島に流されています。


展示室6のテーマは「風待月の茶」です。

風待月は旧暦六月のことで、夏の盛りに風を待つ頃です。

「瀧図短冊」 冷泉為恭 紙本墨画 江戸時代・19世紀
流れ落ちる瀧の絵の両側に菅原道真の歌が上下に分かれて書かれています。
宇多上皇の吉野宮瀧御幸のお供の折に詠んだものです。

  水ひきに白いとはへて織るはたは
   たびの衣にたちやかさねむ

「古染付葡萄棚文水指」 明時代 17世紀
古染付とは明の天啓年間(1621-27)に景徳鎮で焼かれた染付雑器の
日本での呼び名です。
同じ形の水指が出光美術館で開かれている、「古染付と祥瑞展」にも
展示されています。

「古染付と祥瑞展」の記事です。

「祥瑞水玉文茶碗」 明時代 17世紀
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祥瑞(しょんずい)とは日本の茶人の注文により景徳鎮で焼かれた
染付磁器のことです。
小振りの茶碗で、鮮やかな青色の中に浮かんだ白い水玉が際立っています。

「藤原兼輔像」 紙本墨画淡彩 鎌倉時代 13世紀 重要美術品
茶室床の間の掛軸で、兼輔の歌も書かれています。

  みじかよのふけゆくまゝにたかさごの みねのまつかぜふくかとぞきく

展覧会のHPです。


次回の展覧会はコレクション展、「曼荼羅展 宇宙は神仏で充満する!」です。
会期は7月27日(土)~9月1日(日)です。

曼007


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【2013/06/26 00:03】 美術館・博物館 | トラックバック(0) | コメント(0) |
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