「フランシス・アリス展 Part II ジブラルタル海峡編」 東京都現代美術館
清澄白河
chariot

東京都現代美術館では、「フランシス・アリス展 Part II
ジブラルタル海峡編」が開かれています。
会期は9月8日(日)までです。

アリス001


フランシス・アリスさん(1959-)はベルギー生まれで、現在はメキシコシティ
在住です。
ヴェネツィアで建築を学び、建築家となりますが1990年代からアーティストと
して活動を始めます。
主にメキシコやラテンアメリカの社会状況を題材にした、アクション、映像、
絵画、写真などの作品を制作しています。

展覧会は「Part I のメキシコ編」に続き、6月29日から 「Part II
ジブラルタル海峡編」が開かれています。

Part IIではスペインとモロッコの間のジブラルタル海峡でのプロジェクトの
模様などが展示されています。

ジブラルタル海峡は狭いところで幅14kmあって、ヨーロッパと北アフリカを
隔てています。
2008年の8月の同じ日にヨーロッパ側のスペインと、北アフリカ側のモロッコで
撮った映像が放映されていて、対岸を眺めに来た人たちの様子が映されています。
スペイン側は観光地なのでしょう、記念写真を撮っている人が多くいます。

「川に着く前に橋を渡るな」プロジェクトは、2008年8月12日にヨーロッパ側の
スペインと、北アフリカ側のモロッコから子供たちが手に小さなヨットを持って、
列になって同時に対岸に向かって進んでいくというものです。

会場ではその模様の映像が放映されていて、天気の良いおだやかな日ですが、
海を進む子供たちはやがて波の勢いに翻弄されます。
狭い海峡が実はヨーロッパとアフリカを隔てる強固な壁であることを暗示しています。

子供たちの持っていたヨットや履いていたサンダルも展示されています。
モロッコのサンダルはバブーシュといって、かかとの部分を踏んで履く、
独特の形をしています。


パナマで撮った映像もあります。

アリスさんがパナマ運河沿いの田舎道の消えかかった中央線を塗り直しています。
黄色いペンキの缶を置き、ペイントブラシで塗っている姿は作業員のようで、
誰もアートの制作中とは気付きません。
後ろを古いバスが通り、目の前の運河を大きなコンテナ船が通っていきます。
古い家からはラテン音楽が聞こえ、物憂げにベンチに座っている人がいます。

運河は海と海をつなぐ物ですが、アリスさんはパナマの中の社会的分離状況を
表現しているように見えます。


展覧会のHPです。

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【2013/07/24 00:07】 美術館・博物館 | トラックバック(0) | コメント(0) |
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