「文字のチカラ・ 書のチカラ展」 出光美術館
日比谷・有楽町
chariot

日比谷の出光美術館では、書と絵画の対話 IIとして、 「文字のチカラ・
書のチカラ展」が開かれています。
会期は8月18日(日)までです。

書001

書のさまざまな表現を探るというもので、平安時代から現代にかけての書、
約80点が展示されています。


「高野切第一種」 伝紀貫之筆 平安時代 出光美術館蔵 重要美術品
古005

「高野切」は現存する古今和歌集最古の歌集で、一部が高野山に伝来したので
この名が付いています。

一幅の掛軸になっています。

 寛平のおほんときのきさいのみやの
 うたあわせのうた
           よみひとしら須
 うめかかをそてにうつしてととめては
 はるはすくともかたみならまし

寛平御時后宮歌合は寛平年間(889~893)に宇多天皇の母后班子の催した
歌合せです。


「花月帖(春・秋)」 伝本阿弥光悦 桃山時代
書001

金砂子を散らした華やかな地に流麗な筆遣いで書かれています。
続後撰集の歌です。

 いにしへの世々のみゆきのあとふりて花の名たかきみよしののやま

本阿弥光悦の書は他にも何点か展示されていて、書と絵画の融合の極致を
観ることができます。

「梅・撫子・萩・雪図」 尾形乾山 寛保2年(1742)
琳派006

四幅対になった軸物で、これはそのうちの萩図です。
金箔地に白萩を描き、和歌を添えています。

  行人の袖といふそてにうつろひてあはれ色なる野邊の萩原

「○△□」 仙厓 江戸時代
仙009

こちらは博多の禅僧、仙厓の書で、仙厓といえば、この絵が有名です。
画賛には、扶桑最初禅窟とあります。
後鳥羽上皇より聖福寺に賜った号で、日本最初の禅宗寺院という意味です。
聖福寺は南宋より帰国した栄西が最初に建てた禅寺です。


「一円相画賛」 仙厓 江戸時代
仙003

これくふて
茶のめ

悟りを得てもそこに留まることなく、更に前に進めという意味です。


他にも、石山切、藤原定家、一休、白隠、良寛などがあり、その中に現代の書も
交じっています。
藤原定家の書は定家様といわれる独特の書風で、良寛はほっそりとした書風です。

書の広がりを見せてくれる面白い展覧会です。

展覧会のHPです。


次回の展覧会は「仙厓と禅の世界」展です。
会期は9月21日(土)から11月4日(月・休)です。

仙002

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【2013/07/28 00:01】 美術館・博物館 | トラックバック(0) | コメント(0) |
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