「浮世絵Floating World(フローティングワールド)-珠玉の斎藤コレクション-」展 第2期 三菱一号館美術館
東京
chariot

三菱一号館美術館で開かれている、「浮世絵Floating World(フローティングワールド)
-珠玉の斎藤コレクション-」展の第2期に行ってきました。
期間は8月11日(日)まで、タイトルは「北斎・広重の登場-ツーリズムの発展」です。

浮001


斎藤文夫氏(川崎・砂子の里資料館長)の所蔵する浮世絵の発生期から
幕末・明治までを網羅する浮世絵のコレクションの展示です。

展示は3期に分かれ、期毎にすべて展示替えされて、3会期合わせて
約600点が展示されます。

第1期、「浮世絵の黄金期-江戸のグラビア」の記事です。

第2期は旅や行楽への関心の高まった19世紀初頭以降の作品、約160点の展示です。

ところどころにロートレックやフェリックス・ヴァロットンの版画も
さりげなく置かれています。

葛飾北斎は「琉球八景」7点、「冨嶽三十六景」11点などが展示されています。

葛飾北斎 「冨嶽三十六景 神奈川沖浪裏」 文政末期(1830頃) 大判 錦絵
浮001

冨嶽三十六景を代表する作品です。
鮮魚を江戸に運ぶ押送船(おしおくりぶね)が波に翻弄されています。

初代歌川広重は「東海道五拾三次」39点や肉筆画などの展示です。

初代歌川広重 「東海道五拾三次之内 日本橋 朝之景」 
 天保4(1833)年 大判 錦絵

浮002

南岸からの景色で、毛槍と馬印を立てた大名行列の一行が朝の日本橋を渡ります。
町の木戸は開けられ、手前の高札場の横では、日本橋の市場で仕入れた魚屋や
八百屋の棒手振りが商いに出かけるところです。
太鼓橋を渡る行列の足音、商人たちの声も聞こえて来そうです。
遠くには朝焼けの空に浮かぶ火の見櫓も見え、いかにも江戸らしい鮮やかな風景です。

手前の商人たちの数を増やした天保6(1833)年版もあります。

初代歌川広重 「東海道五拾三次之内 神奈川 台之景」
  天保4(1833)年 大判 錦絵

浮003

浮004


江戸湾を見渡せる高台の景色の良い所なので、高欄を張り出した茶店が並んでいます。
客引き女が旅人を引っ張り込んでいて、蓆を担いだ親子連れの巡礼の姿も見えます。

三代目歌川豊国・初代歌川広重 「双筆七湯巡 宮の下」 
 嘉永7年2月(1854) 団扇絵 錦絵

浮005

人気歌舞伎役者と箱根七湯の景色を組合わせた団扇絵で、人物を三代目豊国が、
背景を歌川広重が描いた合作です。
温泉場の宣伝に描いたもので、他に湯本・塔の沢・堂か嶋・芦の湯・底倉・木賀が
あります。

初代歌川広重 「月にみみずく」 天保初期 中短冊 錦絵
浮006

夜行性のみみずくが月夜に目を閉じて松風の音に聴き入っているという、
可愛い絵です。

 三日月の船遊山してみゝつくの耳に入たき松風の琴 八陣亭

他に歌川国芳の「縞揃女弁慶」10点、「流行猫の戯」5点、礒田湖龍斎、
歌川国貞(三代目歌川豊国)、などがあり、旅を中心にして、成熟した
江戸文化の様を見せてくれます。


第3期は8月13日(火)から9月8日(日)まで、タイトルは「うつりゆく
江戸から東京へ-ジャーナリスティック、ノスタルジックな視線」です。

展覧会のHPです。

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【2013/08/05 00:04】 美術館・博物館 | トラックバック(0) | コメント(0) |
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