「宇宙資源展 Pie in the sky」 東京大学総合研究博物館本館
本郷三丁目
chariot

東京大学本郷キャンパスにある東京大学総合研究博物館本館では特別展示、
「宇宙資源 Pie in the sky」が開かれています。
会期は9月29日(日)までです。
入場は無料で、月曜日と8月15日~18日、9月8日は休館です。

資001

東京スカイツリーから見た景色で、火星の衛星フォボスが浮かんでいます。
東京大学本郷キャンパスはフォボスの下にあります。

地球と宇宙にある資源についての展示で、地球に数億年かけて蓄積されてきた
天然資源を人類は数百年で使い尽くしてしまおうとしていることについての
警告を込めています。

「佐渡金山の絵巻」
展示室の入口には江戸時代の佐渡金山の採掘、精錬の様子を描いた、
長さ36mの絵巻が展示されています。
手堀りで、湧いてくる地下水の汲み上げも手作業ですから、金を得るまでに
大変な労力をかけていたことが分かります。

「鹿児島県菱刈鉱山産金鉱床のボーリングサンプル」
資003

金の品位は高く、佐渡金山より埋蔵量が多そうだということです。

「ナウル共和国についての解説
資002

南太平洋の島、ナウルは人口1万人の小さな島国ですが、数百万年かけて
堆積したアホウドリの糞がリン鉱石となり、その輸出によって島の人は
まったく働かなくても楽に暮らしていけるようになりました。
ところがリン鉱石の枯渇とともに収入は途絶え、経済は崩壊してインフラの
維持も難しくなり、一時は通信設備が壊れて外部との通信も出来なくなった
そうです。
産業を興そうにも島の人は働いたことがないので、まったく勤労意欲が
ありません。
それはやがては地球の各地で起こりうる現象と言えます。

「隕石の展示」
資005

資004

今年2月にロシアのチエリャビンスクに落下した隕石の欠片もあります。

宇宙から飛んでくる隕石には鉄などの金属が多く含まれていることがあります。

隕石の源である小惑星のうち、金属で出来ている半径1kmほどのものを地球に
持ち帰れば、産業革命以降の鉄の生産量に匹敵する鉄が得られるそうですが、
持ち帰る方法がまだありません。

Pie in the skyとは、絵に描いた餅という意味で、宇宙には膨大な金属資源、
エネルギー資源があるものの、それを地球に持ってくる技術は開発されておらず、
宇宙資源に頼るのはPie in the skyを取ろうとするようなものだということです。

資源と文明の将来について考えさせられることの多い、興味深い展示です。

展示のHPです。

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【2013/08/09 00:02】 美術館・博物館 | トラックバック(0) | コメント(0) |
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