「曼荼羅展 宇宙は神仏で充満する!」 根津美術館
表参道
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表参道の根津美術館では特別展、「曼荼羅展 宇宙は神仏で充満する!」が
開かれています。
会期は9月1日(日)までです。

曼001


曼荼羅(まんだら)は密教の世界を絵画化したもので、両界曼荼羅や
浄土曼荼羅などさまざまの種類があります。
展覧会では約40件が展示されています。

「金剛界八十一尊曼荼羅」 日本・鎌倉時代 13世紀 重要文化財
曼003

金剛界曼荼羅は金剛頂経に基くもので、八十一尊曼荼羅はその一種です。
金剛とはダイヤモンドのことで、堅固な悟りの世界を大日如来を中心に整然と
並んだ諸尊によって表しています。
八十一尊曼荼羅は慈覚大師円仁が唐から請来した図に基くとされ、天台宗系に伝わる
曼荼羅です。

「愛染曼荼羅」 日本・鎌倉時代 13世紀 重要文化財
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部分
曼008

恋愛、縁結びを司るとされる愛染明王を主尊とする曼荼羅です。
愛染明王は一面六臂、忿怒相で表されます。
大日如来以外の仏を本尊として描く別尊曼荼羅の一つです。

「兜率天曼荼羅」 日本・鎌倉時代 13―14世紀
曼005

弥勒菩薩の住する兜率天(とそつてん)の様子を描いています。
弥勒菩薩は釈迦入滅から五十六億七千万の間、兜率天で思惟に
ふけっているとされています。
曼荼羅では弥勒仏は宮殿の中心で光明を放ちながら法を説いています。
鮮やかな金色と緑で壮麗な殿舎が細密に描き込まれています。
それぞれの仏の住する世界を描く浄土曼荼羅の一種です。
兜率天浄土を斜め向き構図で描く例は日本に数例あるのみとのことです。

「大日如来像」 平安時代 12世紀
曼004

大日如来は密教の中心にある仏です。
如来は悟りを得た存在であるため、通常は装身具を着けない姿で表されますが、
大日如来は宇宙のすべてを包摂することを表すため、宝冠や瓔珞(ようらく)を
着けています。
平安後期の貴族の「美麗」と呼ばれる美意識に拠っているとのことで、
やや下ぶくれのお顔の、荘厳で繊細な雰囲気の仏です。

副題の通り、神仏で充満している宇宙という、曼荼羅の世界を観ることの
できる展覧会です。


展示室5のテーマは「茶席の主・釜」です。
筑前の芦屋釜、下野の天明釜、京都の釜など約20点が展示されています。

「八角尾垂釜(はっかくおだれがま)」 芦屋 桃山時代 16世紀
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8つの面には瀟湘八景が描かれています。
損傷した釜の下の部分を打ち割って底を継ぎ足したので、こんな形をしています。

展示室6のテーマは「盛夏の朝茶事」です。
盛夏の朝茶事は、まだ涼しい明け方に始まり、日の昇る頃に終わる茶事です。
青磁など涼しげな茶器が展示されています。

「青磁筍花生」 龍泉窯 南宋時代 13世紀
曼007


展覧会のHPです。

次回の展覧会はコレクション展、「清雅なる情景 日本中世の水墨画展」です。
会期は9月11日(水)~10月20日(日)です。

水008

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【2013/08/18 00:00】 美術館・博物館 | トラックバック(0) | コメント(0) |
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