「砂漠を生き抜く-人間・動物・植物の知恵」展 国立科学博物館
上野
chariot

上野の国立科学博物館では、企画展、「砂漠を生き抜く
-人間・動物・植物の知恵」展が開かれています。
会期は2014年2月9日(日)までです。
常設展の入館料で入場出来ます。

砂003


国立科学博物館と総合地球環境学研究所の主催で、過酷な自然条件の
砂漠で生きる人間や動物、植物の姿を紹介する展覧会です。

会場内は撮影可能です。

会場入口ではヒトコブラクダが出迎えてくれます。

砂0870

ラクダは体温を日中は約40度、夜明け前は約34度に変えることの出来る
変温動物で、体温と気温の差による発汗を防ぐことが出来るそうです。
ラクダがが「砂漠の舟」と呼ばれるのは、同じ側の前脚と後脚を同時に
出すので体が大きく揺れるためだそうです。

また、ラクダは人間に比べ、かなり濃い塩分の水でも飲むことが出来ます。

砂0897


スーダンの紅海沿岸ではラクダがマングローブの葉を食べるために
海の中を歩いて行くこともします。
人が踏むと痛いサンゴ礁もラクダは平気で、背が高いので2mの水深でも
人を乗せたまま進めるので、人は家畜の餌になるマングローブの葉を
刈り取ったり、漁労を行なったりします。

砂漠と接する海の部分の模型です。

砂0899


世界各地の砂漠の砂は粒の大きさなどがかなり違います。

砂0909

砂0907


砂埃、直射日光、炎熱、寒気に耐えられるよう、衣服も工夫されています。

砂0874


素焼きの水瓶や家畜の皮袋は表面から染み出す水が蒸発熱を奪う
ことによって、中の水は比較的低温に保たれます。

ヤギの皮袋は折り畳めるので、携行するのにも便利です。

砂0888


アルジェリアのフォッガーラは水源から地下水路で水を送る仕掛けで、
水の蒸発を防ぐ効果があります。
水は分水装置(カスリー)でナツメヤシの農園に配られます。

砂0877


各水路に正確な量の水を配るための分水器です。

砂0882

イランでカナートと呼ばれているものを思い出します。
東大寺のお水取りで若狭井から汲む水は福井県小浜の遠敷(おにゅう)川から
流れて来るとされていますが、これはカナートから得られた発想ではないか
とも言われています。

ナツメヤシにもさまざまな種類があり、アルジェリアには1000種類以上が
確認されているそうです。

砂0885

砂0924

中東の土産といえば甘い乾燥ナツメヤシですが、こんなに種類があるとは
知りませんでした。

ナツメヤシの葉はカゴ、ホウキ、ゴザなどいろいろ利用されています。
米作農業の稲の利用と似ています。

砂0922

砂0923


コーヒータイムはくつろぎと社交の場です。
左はスーダンのコーヒーを淹れる道具、右はエジプトのポットとカップ
(フィンジャーン)です。

砂0902

砂糖や香料と一緒に煮出して、小さなカップに注ぎます。
こうして飲むと汗にならないそうです。
スーダンでは男たちはどこでもパーティーに加われるように
出かける時はポケットにカップを入れて行くそうです。
私も一度飲んでみたいものです。


砂漠に生きる生命と人の生活について、分かりやすい解説があって
新しく知ることが多く、とても面白い展覧会です。

展覧会のHPです。

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【2013/12/10 23:08】 美術館・博物館 | トラックバック(0) | コメント(0) |
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