「新・富嶽三十六景」 相田みつを美術館
東京・有楽町
chariot

丸の内の東京国際フォーラム地下1階にある相田みつを美術館では、
祝富士山世界文化遺産登録記念、西斎(ピーター・J・マクミラン)版画展、
「新・富嶽三十六景」が開かれています。
会期は1月26日までです。

西011


ピーター・J・マクミランさんはアイルランド出身の翻訳家、研究者、
詩人、アーティストです。
日本に住んで25年になり、百人一首や伊勢物語の翻訳などを手掛けて、
日本文化を世界に伝えています。
また、西斎の号を持ち、葛飾北斎の「富嶽三十六景」に想を得た、
「新・富嶽三十六景」を制作しています。

北斎の活躍した江戸の文化はサステナブル(持続可能)なものだったのに、
現代の消費社会はサステナビリティに無頓着で、環境破壊を引き起こしている
という警告も含んでいます。

展示されている作品はリトグラフやオフセット印刷に金箔貼りなどがされています。

「神奈川沖浪表」
西002

北斎の「神奈川沖浪浦」を元にした、地球温暖化の海面上昇で
呑み込まれそうになった富士山です。

「富士ハイウェー」
西001

高速道路が北斎の赤富士の頂上にまで延びています。

「コカコーラ富士」
西006

長沢芦雪の「富士越鶴図」を元にした、コカコーラの赤富士です。

「曼荼羅富士」
西008

富士曼荼羅図を元にした作品で、江戸時代の富士講に倣って
サラリーマンが富士登山をしている図です。
日を10円玉、月を100円玉で表しています。

「エプロン富士」
西004

横山大観の「雲中富士」がエプロンを着けたコスプレです。

「ヴィトン富士」
西005

日本人のブランド好きを示しています。

「さら富士」
西009

朱雀や玄武などの四神、出島貿易を行なったオランダ東インド会社の社章、
シーボルトによって日本からヨーロッパにもたらされた椿、絶滅危惧種など、
さまざまなモチーフが入っています。

「羽衣富士」
西010

能の「羽衣」がテーマで、富士は宝尽くしの文様の能衣装を着ています。
能面には鳳凰の形の宝冠が載っています。

「頂(いただき)」
西007

世界文化遺産登録を記念して制作された作品です。
富士山の等高線と赤い円の山頂を描いています。

「鶴富士」
西006

富士山の世界文化遺産登録を記念しての作品で、鶴は長寿を象徴し、
サステナビリティ(持続可能性)のイメージとして描かれているそうです。

どの作品も日本と日本文化への深い愛情と理解に基き、そして批評精神に
満ちています。

相田みつを美術館のHPです。




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【2014/01/23 22:43】 美術館・博物館 | トラックバック(0) | コメント(0) |
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