『心の美「富士山」を描く名画展』 日本橋三越
三越前
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日本橋三越本店では『心の美「富士山」を描く名画展』が開かれています。
会期は1月13日(月・祝)までです。
入場料は一般800円です。

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富士山の世界遺産登録を記念する展覧会で、日本画、洋画、版画
約60点が展示されています。

「日本画」

横山大観 「日出処日本」 1940年 個人蔵
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富士山といえばやはり横山大観です。
紀元二千六百年と皇紀が書き込まれています。
太平洋戦争が始まったのはこの翌年です。

横山大観 「日本心神」 1942年 個人蔵
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富士と雲と朝日と山桜です。
本居宣長の歌に拠っています。

  敷島の大和心を人問はば朝日に匂ふ山桜花

川端龍子 「怒る富士」 1944年 大田区立龍子記念館
大作で、題名の通りの富士と雷雲を迫力一杯に描いています。
川端龍子の息子は戦死していますが、この作品の翌年に日本は
敗戦を迎えています。

奥村土牛 「富士越え龍」 1976年 
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1976年は辰年に当たり、宝永火口に龍を配しています。
奥村土牛の富士には立体感があります。

田渕俊夫 「輝光」 1985年
大きな作品で、田渕さん特有の高空から見た眺望です。
画面一面に群青色の富士と裾野が描かれ、街の光が星のように
またたいています。

片岡球子 「赤富士に春来る」 1993年
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鈴蘭と満開の梅が描かれています。
笛吹市芦川町には鈴蘭の群生地があります。

稗田一穂 「富士の見える駅」 1994年 成川美術館
駅のホームから見上げた先に富士の山頂が見えます。
犬を連れた女性が踏切を渡っている、日常の風景の中の富士山です。

平松礼二 「日本の祈り」 2013年
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海は青海波、麓は桜の満開で、富士は紅白梅に包まれ、装飾的な作品です。


「洋画」

林武 「赤富士」 1967年 彫刻の森芸術文化財団
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浮彫のように厚塗りの赤富士で、大沢崩れも描かれています。

絹谷幸二 「蒼天富嶽龍宝図」 2008年
明るい群青色の空と富士の前で、玉を掴んだ龍が踊っています。


「版画」

川瀬巴水 「山中湖不動坂」 1936年 渡辺版画舗
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秋風が雲を走らせ、薄を揺らせています。

人々に親しまれてきた富士山も画家によりさまざまな捉え方、
思い、表現があるものだと思います。

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【2014/01/07 22:28】 美術館・博物館 | トラックバック(0) | コメント(0) |
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