「ホキ美術館所蔵 森本草介展」 日本橋三越
三越前
chariot

日本橋三越本店では「ホキ美術館所蔵 森本草介展」が開かれています。
会期は2月17日(月・祝)まで、入場料は一般800円です。

森008


森本草介さん(1937~)は東京藝術大学油画科出身で、在学中に安宅賞を
受賞しており、現在は国画会会員です。
写実画の代表者の一人で、作品はセピア色の細密な写実による女性像や
静物、風景などです。

展覧会では写実画専門の美術館である千葉市のホキ美術館の所蔵する
33点が展示されています。
ホキ美術館のコレクション第1号は森本さんの作品です。

抽象画が盛んだった戦後の日本では写実画は長く評価されませんでしたが、
森本さんはその中にあってずっと写実を追及してきています。

「モノクロームの肖像」 2002年
森002

衣装は奥さんのスケッチを元にデザイナーに作ってもらったものです。
森本さんは自然の素材の布を描くことが好きだということです。

「光の方へ」 2004年
森004

体の輪郭線をわずかにぼかして、やわらかな雰囲気を生み出しています。
森本さんの裸婦は背中を描いたものが多く、アングルの「グランドオダリスク」と
同じような構図の作品もあります。
森本さんの言葉には、「女性の背中は人それぞれ微妙な違いがあり、
神秘的で魅力がある。永い間その魅力にとりつかれ、描き続けている」と
あります。

「コーヒータイム」 2007年
森003

カップはパリのサントノーレ通りの陶磁器店で買ったものです。
アスティエでしょうか。

「休日」 2009年
森005

古風な衣装は奥さんのデザインです。
間接光の中で、毛糸、絹、木綿それぞれの質感が表されています。

「未来」 2011年
森001

この作品を描いている時に東日本大震災が起こり、作品がパレットに
倒れかかったものの、何とか事無きを得たそうです。
未来への希望を込めて名付けたタイトルとのことです。

「果物たちの宴」 2001年
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好きな果物を並べたそうで、聖餐のようにパンとワインもあります。
グラスに入ったワインはとても柔らかい色合いをしています。

「田園」 2001年
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スイスとの国境に近いフランスの村の景色で、岸辺には牛が佇んでいます。

風景画も何点か展示されていて、アキテーヌ地方、モレ=シュル=ロワン、
サント=マドレーヌ大聖堂の丘などフランスの風景が描かれています。
どれもやはり淡いセピア色の光におおわれています。

森本さんの作品は油彩の細密さを持ちながら、優しく柔らかで、
日本的な味わいがあります。
それが森本さんの人気の高い理由でしょう。

森本さんは、「美しいものを描きたい。美しいものは、女性の若さや、
花、果物など。すぐに消えていってしまうので、それを留めておきたい
のです」と語っています。


ホキ美術館のHPです。

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【2014/02/08 22:34】 美術館・博物館 | トラックバック(0) | コメント(2) |
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  • おはようございます。
  • コメント、ありがとうございます。
    森本草介さんの作品には落着いた優しさがあるので、観ていて心が安らぎます。
    ホキ美術館の森本草介さんのコレクションは日本で一番多いそうです。

    【2014/02/09 09:02】 url[chariot #/8nqih4Y] [ 編集]
  • おはようございます。
    森本草介氏、初めて知りましたが、とってもCOOLですね!
    ホキ美術館もはじめて知りました。
    一度行って見ます。
    いつも素敵な情報をありがたく頂いています^^

    【2014/02/09 05:55】 url[薄荷脳70 #z3DJMOlI] [ 編集]
    please comment















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