「清麿-幕末の志士を魅了した名工-」展 根津美術館
表参道
chariot

表参道の根津美術館では生誕200年記念特別展、「清麿-幕末の志士を
魅了した名工-」が開かれています。
会期は4月6日(日)までです。

清001


幕末の刀工、源清麿(1813-1855)の鍛えた太刀・刀約50点の展示です。

脇差、短刀、薙刀、素槍、十文字槍などもあって、清麿の作風を
知ることが出来ます。
精巧な細工の拵えも何点か展示されています。

太平洋戦争直後にGHQによって接収され、後に返還されて文化庁の
所蔵となった一振りもあります。
GHQが赤羽の倉庫に保管していたことから赤羽刀と呼ばれています。

源清麿(本名 山浦環)は信州小諸の名主の子で、江戸に出て幕臣の軍学者、
窪田清音(くぼたすがね)に入門します。
ここで刀工としての才能を認められ、窪田清音の屋敷内に鍛冶場を設けて
作刀に専念します。

その後、天保13年(1842)に長州萩に赴き、そこで作刀を行ない、江戸に戻り
四谷に住んだことから四谷正宗とも呼ばれています。

「太刀 銘 為窪田清音君 山浦環源清麿製/弘化丙午年八月日」 
 弘化3年(1846) 個人蔵 重要美術品 長野県宝

清002

清003

清004

江戸に戻った後、恩人の窪田清音に贈った太刀です。


「刀 号 一期一腰(いちごひとこし)の大 銘 源清麿/嘉永元年八月日」
  嘉永元年(1848) 個人蔵


「脇指 号 一期一腰の小 銘 源清麿/嘉永元年八月日」 
 嘉永元年(1848) 個人蔵

清005


清006

脇差
清007

刀は大切先(おおきっさき)と呼ばれる、長い切先です。

清麿にはこのような迫力のある大切先の刀が多くあります。

源清麿は嘉永7年に42歳で突如自害していますが、その理由は不明です。
ペリーのアメリカ艦隊がが来航し、日米和親条約の結ばれたりして
世情騒然とした時期に当たります。


展示室2には根津美術館の所蔵する神護寺経18巻が展示されています。

清010

12世紀の平安時代に京都の神護寺に寄進された紺紙金字一切経の一部です。
鳥羽天皇の発願で、後白河法皇の時に寄進されたものとされ、当初は5400巻
あったと考えられています。


展示室5は旧竹田宮家の雛人形と雛道具の展示です。

清009

明治天皇皇后両陛下から竹田宮家に嫁がれた第6皇女常宮昌子内親王に
贈られた雛人形一対と雛道具、約70点が飾られています。

雛道具には皇室の紋章である十六八重表菊が蒔絵で施されています。
雛道具には大名の婚礼道具には見られない菓子箪笥や武家独特の
旅行用具の挟み箱もあります。


展示室6のテーマは「花時の茶事」で、春の風物をあしらった茶道具が
展示されています。

清008


茶室の掛軸は、伝藤原行成筆、「貫之集切」(平安時代・11世紀)です。

 ちるがうへにちりもまがふかさくらばなかくてぞこぞのはるもすぎにし

展覧会のHPです。





次回の展覧会は特別展、「燕子花図と藤花図」です。
会期は4月19日(土)~5月18日(日)です。

燕子001

関連記事

【2014/04/01 21:02】 美術館・博物館 | トラックバック(0) | コメント(0) |
comment
 
コメントを書く
コメントは承認後に公開されます。ご了承ください。
please comment















管理者にだけ表示を許可する

trackback
trackback url ↓
http://nekoarena.blog31.fc2.com/tb.php/2180-764da2e0

プロフィール

chariot

Author:chariot
東京のビルの多い街で暮らしています。

最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

カテゴリー

ブログ内検索

月別アーカイブ

リンク

このブログをリンクに追加する

RSSフィード


| ホーム |