「きかんしゃトーマスとなかまたち」 そごう美術館
横浜
chariot

横浜のそごう美術館では「絵本原画展 きかんしゃトーマスとなかまたち」が
開かれています。
会期は5月18日(日)までです。

トーマス001


TV人形劇、「きかんしゃトーマスとなかまたち」はイギリスの牧師、
ウィルバート・オードリー原作の「汽車のえほん」シリーズをTV番組化
したものです。
展覧会では「汽車のえほん」の原画など約340点と、TV撮影に使用された
模型機関車などが展示されています。

ウィルバート・オードリー(1911-97)は少年時代、グレート・ウェスタン鉄道の
沿線に住んでいて、鉄道に興味を持つようになります。
後の1942年、息子のクリストファーがはしかに罹って退屈していた時に
聞かせた話が「汽車のえほん」の原型となります。
ビアトリクス・ポターの「ピーター・ラビット」が友だちの息子に送った
絵手紙から始まったのと似ています。

「ジェームスとシルクハット」 レジナルド・ダルビー画 1948年
トーマス002


レジナルド・ダルビーは第11巻までを担当した画家で、色彩は明るく、
シーズの原型を作っています。
ただ、細部を正確に描かないのがオードリーの気に入らず、第11巻を最後に
喧嘩別れしています。

「みんなのだいひょう」 ジョン・T・ケニー画 1960年
トーマス003

ジョン・T・ケニーは第12巻から第17巻までを担当しています。
機関車の描写が細かくリアルになり、リアルさを好んだオードリーに
喜ばれます。

「ダックと公爵」 ガンバー&ピーター・エドワーズ画 1965年
トーマス004

ガンバー・エドワーズとピーター・エドワーズ夫妻は第18巻から
第26巻までを担当しています。
ケニーの眼病のための交代で、ガンバーが背景を、夫のピーターが
機関車を描き、さらに精密になった描写にオードリーは感謝しています。

「Golden Jubilee」 クライブ・スポング画 1995年 日本未出版
トーマス005

オードリーは第26巻で執筆を終えますが、今度は息子のクリストファーが
引継ぎます。
画家はクライブ・スポングに代わり、時代の流れを反映してディーゼル車も
主役として登場します。

イギリスは1947年に鉄道を国有化しており、それに合わせて、シリーズに
登場している太っちょ重役も局長に変わっていたりして、イギリスの鉄道史の
一端を知ることもできます。

イギリスで始まった産業革命を代表する蒸気機関車が絵本の主人公になるという、
イギリスの懐の深さを感じさせるシリーズです。

私もこの展覧会を観た後に調べて、蒸気機関車にもタンク機関車や
テンダー機関車などの種類があることを知りました。
トーマスはサイド式タンク機関車です。

絵本としてだけなく、鉄道ファンにも楽しめる展覧会です。

展覧会のHPです。

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【2014/04/13 20:13】 美術館・博物館 | トラックバック(0) | コメント(0) |
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