「キトラ古墳壁画展」 東京国立博物館
上野
chariot

上野の東京国立博物館では特別展、「キトラ古墳壁画展」が開かれています。
会期は5月18日(日)までです。

キトラ001


奈良県明日香村のキトラ古墳の壁画を特別公開するもので、明日香村以外で
公開されるのは今回が初めてです。
キトラ古墳の壁画は現在はすべて取り外され、保存と修理が行われていて、
2016年には明日香村に新設される保存管理施設で公開される予定です。

キトラ古墳は7世紀末から8世紀初めの古墳で、被葬者は天武・持統・文武の
3代に仕えた阿倍御主人とも、天武天皇の子の高市皇子あるいは弓削皇子とも
考えられています。

キトラ古墳外観
キトラ006


展覧会では「四神」のうち、朱雀・白虎・玄武と、「十二支像」のうち、
子(ね)・丑(うし)が展示されています。
青龍は保存の都合で展示されていません。

朱雀
キトラ002

キトラ010

南を守る神です。
都の中心を南北に走る道路は朱雀大路と呼ばれます。
全体に黒ずんでいて、四神の中で一番伸び伸びとした筆遣いになっているそうです。
石室を閉じる石に描かれており、閉じられる前に明るい場所で描くことが出来た
からではないかということです。

白虎
キトラ003

キトラ009

西を守る神です。
会津藩の白虎隊の名前の元になっています。
ユーモラスな顔をしていて、口や胸に朱が入っています。
高松塚古墳の壁画と似た図柄ですが、高松塚が左向き(南向き)なのに対して、
こちらは右向き(北向き)です。

玄武
キトラ004

キトラ011

北を守る神です。
亀に蛇が巻き付いた形をしていて、睨み合っています。
高松塚古墳と似た図柄です。

キトラ古墳の石室内部
キトラ005


奥の漆喰壁に玄武が描かれているのが判ります。

出土した金具類や刀装具とともに、復元された太刀も展示されています。
細身の片刃直刀で、鞘は黒漆塗り、柄には鮫皮が巻かれています。


評判の展覧会で、私は5月1日の朝に開館時間の9時30分の20分前に博物館に着き、
会場である本館特別5室に入れたのは9時40分でしたので、30分待ちでした。
観終わって外に出たら、本館の外はとても長い行列が出来ていました。
これから暑くなるので、外で長時間待つのは結構大変そうです。

キIMG_0084


隣の表慶館では「飛鳥-キトラ2016-」が同時開催されています。
総合文化展(平常展)または特別展への入場料のみで入館出来ます。

キトラ007

キIMG_0080


エントランスにはキトラ古墳の朱雀を実物大に真鍮で再現した像が
置かれています。

キIMG_0098

キIMG_0100

キIMG_0095


藤原京の1/1000ジオラマです。
藤原京は持統・文武・元明の3代の都でした。

キIMG_0086


飛鳥に4体ある「猿石」の中の「山王権現」と呼ばれる石像のレプリカに、
360度プロジェクションマッピングを当てた映像コンテンツです。

キIMG_0088

キIMG_0092


キトラ古墳、高松塚古墳の画像を大型タッチモニターで拡大して観ることが出来ます。

キトラ008


むかし、自転車に乗って飛鳥の甘樫丘、石舞台古墳、天武持統合葬陵などを回った
ことを思い出します。

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【2014/05/03 19:51】 美術館・博物館 | トラックバック(0) | コメント(2) |
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  • こんばんは。
  • 飛鳥に行かなければ見られないと思っていた壁画を上野で見ることが出来るとは思ってもいませんでした。
    永久に人の目に触れることの無いつもりで神獣を描いた画工たちも、展覧会に並べられるとは想像もしなかったでしょう。
    それにしても被葬者が誰か気になります。

    【2014/05/06 23:25】 url[chariot #/8nqih4Y] [ 編集]
  • キトラの奇跡
  • 私もブログupした通りキトラ古墳見ました。奇跡ですよね。極彩色が現代に発見され、それが上野で見学できるのが。白虎などの絵を描いて封印した古代の人の気持ちは想像するしかありませんが。

    【2014/05/06 22:43】 url[あかーる #X037UcDo] [ 編集]
    please comment















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