「石の世界と宮沢賢治」展 国立科学博物館
上野
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上野の国立科学博物館では、企画展、「石の世界と宮沢賢治」が開かれています。
会期は6月15日(日)までです。
常設展の入館料で入場出来ます。

石001


宮沢賢治(1896-1933)は岩石や鉱物への興味が強く、小学校時代には
「石っこ賢さん」と呼ばれ、盛岡高等農林学校では地学を学び、各地の
地質図を作成していて、作品にもよく岩石や鉱物が登場しています。
その宮沢賢治の作品を通じて、石の世界を紹介する展覧会です。

会場内は撮影可能です。

イーハトーブ(岩手県)の地質図が床に貼ってあります。
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和漢三才図絵
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江戸時代の岩石・鉱物の名前には石英・雲母・瑪瑙など、現在と同じものも
ありますが、明治時代に多くは新しい名前に変えられています。

尋常小学校の理科の教科書と尋常小学校の鉱物標本セット
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現在と違って、教科書は文部省が作成しています。

明治時代の標本セット
宮IMG_0823

現在では宝石として扱われるトパーズも入っています。

帝室博物館(現在の東京国立博物館)から国立科学博物館に移管された
自然史資料(天産資料)の一部が展示されています。
宮沢賢治も上京した際に帝室博物館を訪れ、天産資料の展示を見ています。

足尾銅山産出の方解石
宮IMG_0819

結晶が丸い形になっています。

宮沢賢治は盛岡高等農林学校(現在の岩手大学農学部)に進学し、
卒業後は研究生となって、標本採集や地質図作成を行なっています。

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盛岡高等農林学校にあった島津製作所製の標本 岩手大学蔵
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宮沢賢治の採集した標本 岩手大学蔵
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研究生を終了した後、農学校の教諭となり、地質調査を続けています。

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黒板に地形図が描いてあります。

宮沢賢治が日本で最初に発見したバタグルミの化石
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宮沢賢治の作品に登場する、鉱物や岩石、化石の展示です。

丹礬(胆礬、たんばん)
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柘榴石
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孔雀石
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「気のいい火山弾」の主人公の火山弾
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宮沢賢治は活火山である岩手山などを通じて火山についての知識を
得ていました。

他にも「楢ノ木大学士の野宿」「十力の金剛石」「岩手軽便鉄道の一月」
などの作品に登場する岩石などが紹介されています。

筑摩書房刊 宮沢賢治全集 
宮IMG_0807

岩石や鉱物の写真が使われています。

宮沢賢治を岩石・鉱物の視点から捉えた面白い展覧会です。
私も地学は好きで、玄武岩や黄銅鉱といった名前を聞くと
わくわくするので、興味深く観ました。

展覧会のHPです。

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【2014/05/26 23:37】 美術館・博物館 | トラックバック(0) | コメント(0) |
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