「モンゴメリと花子の赤毛のアン展~カナダと日本をつないだ運命の一冊~」 日本橋三越
三越前
chariot

日本橋三越本店では日加修好85周年記念、「モンゴメリと花子の赤毛のアン展
~カナダと日本をつないだ運命の一冊~」が開かれています。
会期は6月3日(月)まで、入場料は一般800円です。

この後、福岡、大阪、岡山、沖縄に巡回します。

アン001


小説「赤毛のアン」の原作者、ルーシー・モード・モンゴメリ(1874-1942)と、この作品を
日本で最初に翻訳した村岡花子(1893-1968)について紹介する展覧会です。

ルーシー・モード・モンゴメリはカナダ東部のプリンス・エドワード島に生まれ、
そこで15歳まで過ごしています。

アン003


幼い頃から読書好きで、古典を読破し、後に息子が回想したところによれば、
多くの詩を諳んじていたそうです。

プリンス・エドワード島での生活を織り込んで1908年に書かれたのが
「Anne of Green Gables(赤毛のアン)」で、プリンス・エドワード島は
英語圏に属しており、英語で書かれています。

会場には「Anne of Green Gables」の直筆原稿やモンゴメリの愛読書などが
展示されています。

アン007


モンゴメリのスクラップブック

アン008

興味のある物や新聞記事などを集めて切り貼りしたもので、「赤毛のアン」の
題材に使われた記事もあります。

村岡花子は山梨県出身で、父親の希望でメソジスト派の教会で幼児洗礼を受けています。

アン004

カナダ・メソジスト教会の宣教師によって設立された東洋英和女学院高等科を卒業し、
銀座の教文館に編集者として勤務しています。
東洋英和の図書館で英語の小説や詩の原書を読破し、やがて翻訳を手掛ける
ようになります。

「赤毛のアン」は1939年に、第二次世界大戦を前に日本を去る、教文館での同僚の
宣教師、ミス・ショーから原書を受け取って翻訳を思い立ったもので、戦時中も
翻訳を続け、1952年に出版しています。
日本での題名を最初は「窓辺に倚る少女」としていたものが、若い編集者の発案で、
「赤毛のアン」に決まったそうです。

村岡花子に託された「Anne of Green Gables」原書

アン005


「赤毛のアン」初版本 三笠書房

アン006


私も展示品を観ていて、アンが苺ジュースと間違えてワインを友だちのダイアナに
飲ませてしまい、大騒ぎになった話などを思い出しました。

原作には聖書やイギリスの古典文学からの引用が豊富に盛り込まれていて、
1993年の松本侑子訳にはその詳細な注釈が入っているということなので、
それも一度読んでみたいものです。

私の行ったのは平日でしたが、会場は女性を中心にかなりの来場者で賑わっていました。
孤児という恵まれない境遇にありながらも明るく生きていくアンに、多くの人が
共感しているのでしょう。

展覧会を紹介する、カナダ観光局の公式ウェブサイトです。

プリンス・エドワード島への旅行案内です。
「赤毛のアン」の舞台ということで、日本人に人気の観光地になっています。

アン002

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【2014/05/28 22:36】 美術館・博物館 | トラックバック(0) | コメント(0) |
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