「魅惑のコスチューム:バレエ・リュス」展 国立新津美術館
乃木坂
chariot

六本木の国立新津美術館では「魅惑のコスチューム:バレエ・リュス」展が開かれています。
会期は9月1日(月)までです。
休館日は毎週火曜日です。

バ001


バレエ・リュス(ロシア・バレエ)はロシア人のセルゲイ・ディアギレフ(1872-1929)が
結成し、1909年にパリで公演を始めたロシア・バレエ団です。

展覧会ではオーストラリア国立美術館の所蔵するバレエ・リュスの衣装
約140点やスケッチ、資料などが展示されています。

フランスで発達したバレエは19世紀後半にはフランスでの人気が衰え、
替わってロシアで盛んになっています。
バレエ・リュスもそのロシアのバレエ文化を土台にしています。

ストラヴィンスキーの「火の鳥」「ペトルーシュカ」「春の祭典」、ラヴェルの
「ダフニスとクロエ」、ドビュッシーの「遊戯」、レスピーギの「風変りの店」など、
多くの作曲家がバレエ・リュスのための曲を作曲しています。

多くの芸術家がバレエ・リュスの舞台美術や衣装を手がけていて、
多くの演目の舞台美術を担当したレオン・バクストの他、アンリ・マティス、
デ・キリコ、ジョルジュ・ブラック、アンドレ・ドラン、マリー・ローランサンなどの
デザインしたコスチュームが展示されています。


展示室に入ると、照明を落とし、壁面を暗紫色にした広い会場いっぱいに、
濃い色彩と斬新なデザインのさまざまなコスチュームが立ち並んでいて、
華やかなバレエの世界に引き込まれます。

コスチュームは演目ごとに集められていて、「イーゴリ公」「シェエラザード」などの
音楽も流れています。


「イーゴリ公よりポロヴェツ人の踊り」 1909年初演 デザイン:ニコラス・レーリヒ
バ005

ロシアの民俗衣装をヒントに作られています。

「青神(あおがみ)」 1912年初演 デザイン:レオン・バクスト
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ワツラフ・ニジンスキーの着たインドの神様の衣装です。
初期のバレエ・リュスはロシアや中東・インドなどを舞台にしたエキゾチックな
作品を多く上演しています。

「ナイチンゲールの歌」 1920年初演 デザイン:アンリ・マティス
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中国を舞台にした作品で、衣装のデザインはマティスです。


「鋼鉄の踊り」 1927年初演 デザイン:ゲオルギー・ヤクーロフ
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1917年に起きたロシア革命後のロシアを題材にした作品です。
ロシア革命では多くのバレエ・ダンサーがロシアを逃れてバレエ・リュスに
参加していますが、バレエ・リュス自体は一度もロシアで公演していません。


バレエ・リュスは1929年に主宰者のセルゲイ・ディアギレフが急死した直後に
世界大恐慌が起きたこともあって、存続が困難となり解散しています。
しかし、その活動が20世紀の芸術に与えた影響がどれだけ大きかったかは、
展示されている多彩なコスチュームを観ても想像出来ます。

展覧会のHPです。

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【2014/07/03 20:22】 美術館・博物館 | トラックバック(0) | コメント(0) |
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