「現代美術のハードコアはじつは世界の宝である展」 東京国立近代美術館
竹橋
chariot

竹橋の東京国立近代美術館では 、「現代美術のハードコアはじつは世界の宝である展 
ヤゲオ財団コレクションより」が開かれています。
会期は8月24日(日)までです。

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台湾資本の電子部品メーカー、ヤゲオ・コーポレーションのCEO、ピエール・チェン氏の
コレクションで、中国の近現代美術と西洋の近現代美術で構成されています。

マーク・クイン 「神話(スフィンクス)」 2006年 塗装したブロンズ
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前庭に展示されています。
スーパーモデルのケイト・モスがヨガをしている姿で、高さは330㎝あります。、

サンユウ(常玉) 「アヒルとボート」 1930年 油彩、キャンバス
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サンユウ(1901-1966)は中国出身で、1921年にフランスに渡り、以後パリで活動しています。
江南の風景でしょうか、川船には洗濯物が干してあり、舳では女性が髪を梳いています。
手前には60匹のアヒルが5列縦隊になって泳いでいます。
60というのは干支を表しているのでしょうか。
おおらかで、どこかとぼけた味わいのある絵です。

フランシス・ベーコン 「ルシアン・フロイドの肖像のための三習作」 
 1965年 油彩、キャンバス

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フランシス・ベーコンの作品に多い3部作形式で、荒々しく歪んだ人物像です。

2013年には東京国立近代美術館で 、「フランシス・ベーコン」展が開かれていました。

「フランシス・ベーコン展」の記事です。

アンドレアス・グルスキー 「V&R」 2011年 タイプCプリント
現002

ヴィクター&ロルフのファッションショーの場面で、グルスキーは複数の画像を合成し、
大きく引き伸ばして写真をつくるという技法を使います。
よく観ると別のモデルが同じ靴を履いているのが分かります。
一種の異時同図法になっていて、華やかな虚像を見せています。

2013年には国立新美術館で「アンドレアス・グルスキー展」が開かれていました。

「アンドレアス・グルスキー展」の記事です。

杉本博司 「最後の晩餐」 1999年 ゼラチン・シルバー・プリント
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レオナルド・ダ・ヴィンチの「最後の晩餐」の場面を蝋人形で再現して撮影したものです。
一人一人はリアルな人物が横一線に並んで、全体では不思議な空間をつくっています。

ロン・ミュエク 「若者」 2009年 ミクストメディア
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高さ65㎝の彫刻で、黒人の青年が自分の脇腹に出来た傷を何だろうと思って見ています。
観る人は、磔になったイエスがローマ兵に槍で刺された話を思い出します。
この若者は自分の受けている仕打ちに気付いていないのです。

ゲルハルト・リヒター 「叔母マリアンネ」 1965年 油彩、キャンバス
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叔母と自分の写真を元に、ピントのぼけた写真のようにして描いています。
ナチスの犠牲になったマリアンネの運命を暗示しています。1

他に、マーク・ロスコ、ザオ・ウーキー、アンディ・ウォーホル、ロイ・リキテンシュタインなどの
作品もあり、とても充実したコレクションです。
特に中国の美術については知らない作家が多く、観て面白く良い刺激になります。

美術の「価値」について考えるきっかけになるようにと、解説にはそれぞれの作品の
価格についても触れられています。
たしかに、考え込むほど高い価格の作品もあります。

展覧会のHPです。

次回の展覧会は「菱田春草展」です。
会期は9月23日(火・祝)から11月3日(月・祝)までです。

菱001

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【2014/07/07 20:58】 美術館・博物館 | トラックバック(0) | コメント(0) |
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