「橋本コレクション 指輪 神々の時代から現代まで―時を超える輝き」展 国立西洋美術館
上野
chariot

上野の国立西洋美術館では、「橋本コレクション 指輪 神々の時代から現代まで
―時を超える輝き」展が開かれています。
会期は9月15日(月・祝)までです。

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2012年に国立西洋美術館に寄贈された、橋本貫志氏(1924-)の収集した
指輪を中心とする宝飾品約870点のうち、約300点を展示する展覧会です。

「スカラベ」 紀元前1991-1650年頃、エジプト アメシスト、金
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古代エジプトではスカラベ(フンコロガシ類)は糞を転がす様が太陽を運ぶのに
似ているとして、復活や再生の象徴とされています。
この指輪も護符の役割を持っていました。
アメシストはエジプト中王国時代(紀元前20055-1752)に普及したそうです。

「女神ニケ」 紀元前4世紀後期、古典期ギリシャ 金、ガラス
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ニケはギリシャ神話の勝利の女神です。
有翼の姿で表され、ルーヴル美術館の所蔵する「サモトラケのニケ像」で有名です。
青いガラスの上に金箔で描かれ、小さなロゼット文が囲んでいます。
かつては透明ガラスにおおわれていたそうです。

「ハートのギメル・リング」 17世紀 金、ルビー、ダイヤモンド
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ギメルはイタリア語で双子という意味で、2個でセットになった指輪です。
台の内側に彫ってあるのは骸骨で、「メメント・モリ(死を忘れるな)」という
ラテン語の格言を表しています。

「フェデ・リング」 17世紀、イギリス 金、エナメル
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握り合う手の形を表した結婚指輪で、現在も用いられる意匠です。

「ダイヤとエメラルドの花」 18世紀後期 ダイヤモンド、エメラルド、金、銀
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ロココ時代の作で、植物をあしらったデザインはとても優雅です。

「エメラルドのソリティア(一粒石)リング」 1840年頃 金、エメラルド
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古風な感じですが、19世紀のロマン主義時代の作で、中世や
ルネッサンス様式を思わせる復古調の意匠です。
実物は深みのある青色が輝いています。

「真珠とエナメルの花」 1900年頃 フランス 
 真珠、ダイヤモンド、エナメル、金

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植物を題材にしたアール・ヌーヴォーの意匠で、作者はジョルジュ・フーケ
(1862-1957)です。

「アール・デコのダイヤのリング」 1920年頃 プラチナ、ダイヤモンド
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曲線的なアール・ヌーヴォーに続くアール・デコ調の直線的で幾何学的なデザインです。

「アメシストと二羽の鳥」 イギリス 1920年頃 
 アメシスト、ペリドット、エナメル、銀

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アーツアンドクラフト運動の意匠で、作者はジョージ・ハント(1892-1960)、
堅牢な職人技を見せています。

会場には古代から現代まで、意匠をこらしたさまざまな種類の指輪が並び、
ライトに照らされて光り輝いています。
技法の変化の展示もあって、ダイヤモンドもいろいろなカットがあります。
各時代の衣装や、西洋美術館の所蔵する、指輪などの装飾品の描かれた作品も
共に展示されています。
一つ一つ観ていて、その多彩さに飽きることがありません。

展覧会のHPです。

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【2014/07/23 20:53】 美術館・博物館 | トラックバック(0) | コメント(0) |
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