『泥象(でいしょう) 鈴木治の世界―「使う陶」から「観る陶」へ、そして「詠む陶」へ』展 東京ステーションギャラリー
東京
chariot

東京駅の東京ステーションギャラリーでは、『泥象(でいしょう) 鈴木治の世界
―「使う陶」から「観る陶」へ、そして「詠む陶」へ』が開かれています。
会期は8月31日(日)までです。

泥象001


鈴木治(1926-2001)は京都市出身で、戦後間もない1948年に八木一夫、山田光らとともに
前衛陶芸家集団、「走泥社」を結成し、実用性を離れた、「観る陶」を制作しました。

「泥象」とは「土のかたち」という意味で、鈴木治が自分の作陶の思想を表した言葉です。

作品の多くは青白磁と赤い化粧土を塗った焼締めで、約140点が展示されています。

「作品」 1954年
泥象003

壷でも花活けでもなく、オブジェとしての陶器になっています。

「縞の立像」 1971年 樂翠亭美術館
泥象004

清澄な青白磁は作品の一つの中心です。

「馬」 1971年 京都国立美術館
泥象005

もう一つの中心は釉薬を使わず、素地を活かした焼締めです。
古墳の壁画や埴輪のような素朴な力強さがあります。
具象的な作品も多く、馬はよくモチーフになっています。

「花の馬」 1980年 
泥象006

花に囲まれた馬のイメージです。

「消えた雲」 1982年
泥象002

チラシに載っている作品です。
とぼけた味わいの題名です。

「風の区域」 1986年 資生堂アートハウス
泥象007

焼締めは、文字通り硬く締まった質感で、赤色に深みがあり、頼もしさを感じます。

「走れ三角」 1980年
泥象008
 
ユーモラスな作品も幾つかあります。
何だかイカのようです。
焼締めの「節分の客」(1967)は、曲がった四角の柱に牙のような三角が付いています。
青白磁の「神経質な鳥」(1975)は箱型の胴の上にトサカのような三角が何枚も並んでいます。


「掌上泥象 三十八景」(1987)や「泥象 四季」(1992)のように、一続きに並べた何個もの作品で
構成される、「詠む陶」という作品群もあります。


現代陶芸の開拓者の一人である鈴木治の軌跡をたどることの出来る、興味深い展覧会です。


展覧会のHPです。

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【2014/08/10 21:17】 美術館・博物館 | トラックバック(0) | コメント(1) |
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    【2014/08/10 21:37】 url[ #] [ 編集]
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