「木版ぞめき―日本で何が起こったか-」展  東京藝術大学大学美術館
上野
chariot

上野の東京藝術大学大学美術館では、展示室1・2で第2回国際木版画会議特別企画展、
「木版ぞめき―日本で何が起こったか-」が開かれています。
会期は9月14日(日)までで、入場は無料です。

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「ぞめき」とは「騒ぎ」という意味で、日本で発展した木版画は人々を魅了し、
心騒がせていることから付いた題名です。

展覧会では東京藝術大学の所蔵する日本の版画を7つに分類して展示しています。

1.「Great Japanese Nude」
浮世絵から近代版画まで、裸婦を集めています。
Nudeということで、相撲絵も1枚あります。

2.「ぼんまわし」
千社札とポチ袋の展示です。
千社札は江戸時代、デザインを競い、高値で売買もされていました。
盆回しは入札方式の一種で、対象の品をお盆に載せ、参会者が入札額を書いた紙を
載せていくものです。

ポチ袋は三遊亭あほまろさんのコレクションで、大正時代の物が揃っています。
ほとんどは和風の粋なデザインですが、中には大正ロマンを反映して洋風の物もあります。

3.「手に取りたくなる木版画」
木版印刷による本の展示です。
作者は尾形乾山、十返舎一九、河鍋暁斎などです。

4.「木版源氏物語」
戦時中の昭和18年に始まり、戦後の昭和34年に完成した、国宝源氏物語絵巻の
木版による複製の一部の展示です。
30~32版を使い、80~100回の摺りを重ねています。
カラー写真の発達する以前は、木版は重要な複製の手段だったことが分かります。

5.「東京藝術大学コレクション」
東京藝術大学の所蔵する仏画や歌麿、広重などの浮世絵、石井柏亭、恩地孝四郎などの
近代版画の展示です。
歌川広重の「名所江戸百景 大はしあたけの夕立」は、墨田川対岸の幕府の御船蔵も
描き込まれた、初版刷りです。

特別出展として、芸艸堂(うんそうどう)コレクションの「孔雀明王像」があります。
平成3年の制作で、長さ167.1㎝あり、1300度以上の摺りを重ねたということで、
鮮やかで繊細な色彩と線描が描いたように精緻に表現されています。

6.「彫/摺/場」
伝統木版の彫り、摺りの作業場が再現されています。
9月12日(金)の午後1時から午後3時まで作業の実演があります。

7.「大未来予想図絵」
最近の木版画作品の展示です。
伝統的な浮世絵版画などとはかなり趣きの違った、さまざまな技法の作品が揃っています。

展覧会のHPです。

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【2014/09/04 20:27】 美術館・博物館 | トラックバック(0) | コメント(0) |
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