「再興第99回 院展」 東京都美術館
上野
chariot

上野の東京都美術館では、「再興第99回 院展」が開かれています。
会期は9月15日(月・祝)までです。
15日は午後1時30分までの入場、午後2時30分閉場です。

目録の表紙や切符の絵は松村公嗣、「ほたる」です。

院001


以下は同人の作品です。

宮北千織 「佳き日」
院009

従兄弟の結婚式に取材した作品で、プラハの教会のステンドグラスなども
取り入れているそうです。
手を高く揚げて花を撒きながら先導する女の子の手先からは、蝶や鳥も
飛び出しています。

後藤純男 「桜島」
院004

古寺を題材にすることの多い後藤さんですが、今回は桜島を描いています。
重厚な群青色の桜島から黒々とした噴煙が湧き、鈍い金色の空に広がっています。

西田俊英 「月窓」
西田012

部分
院008

窓の外には満月と桜、室内には男とボルゾイ、窓辺ではイグアナのような動物が
月を見上げています。
白い幻想に満ちていて、自分もこの世界の中に入り、月の光を浴びたくなります。

小田野尚之 「暮れゆく」
院005

部分
院006

中国山地の真中にある、JR姫新線岩山駅の夕暮れの佇まいで、電車がライトを
点けてやって来るところです。
古い木造駅舎の残る、1日の平均乗車人数が1桁という無人駅で、小田野さんによれば、
やっと電車が来た、という気持ちではなく、とうとう来てしまった、あれに乗らないと
今日中に帰れないという気持ちだったそうです。

村上裕二 「帰り道」
院003

部分
院007

子どもが浴衣姿の女性におんぶされて川沿いの道を行き、川向うには
工場の煙突が林立しています。
村上さんの言葉によれば、「ぼく自身の心を写してみた。人影は母と子か?
50歳になるこの年まで描く事をためらっていた」とあります。
村上さんは東京出身なので、どこの工場の記憶なのでしょう。 

院展が始まると今年も秋の団体展シーズンが始まったのだなと思います。

2013年の「再興第98回 院展」の記事です。

院展のHPです。

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【2014/09/10 20:23】 美術館・博物館 | トラックバック(0) | コメント(2) |
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  • こんにちは。
  • 確かに、印象に残る絵はしばらくするともう一度観たくなってきます。
    西田さんの絵は月の下の白い世界に引き込まれるようで、とりわけ印象深い作品でした。
    いつか何処かで又展示されると嬉しいのですが。

    【2014/09/15 08:20】 url[chariot #/8nqih4Y] [ 編集]
  • 第99回院展
  • 先週院展を見に行った時、私も宮北さんの絵と西田さんの絵が印象に残っていたのですが、猫アリーナさんの記事を読んで、もう一度行きたくなり今日行ってきました。
    西田さんの絵は去年からの同じボルゾイ犬の三部作、今回がその集大成でしょうか。犬と人間とイグアナ、それぞれの思いが伝わって来て私も色々な事を思い出しました。

    【2014/09/14 23:35】 url[まさちゃん #-] [ 編集]
    please comment















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