「夢見るフランス絵画 印象派からエコール・ド・パリへ」展 Bunkamuraザ・ミュージアム
渋谷
chariot

渋谷のBunkamuraザ・ミュージアムでは「夢見るフランス絵画 
印象派からエコール・ド・パリへ」展が開かれています。
会期は12月14日(日)まで、会期中は無休で、11月14日(火)のみ休館です。

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日本の個人が所有する、フランスの印象派からエコール・ド・パリの画家たち
16人の作品71点が展示されています。
フランス絵画と言えば思い出す馴染みの深い画家揃いなので、心安く観ていられます。


クロード・モネ 「エトルタ、夕日のアヴァル断崖」 1883年
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エトルタはフランス北西部の海岸で、石灰岩の断崖のつくる風景が
多くの画家に好まれ、描かれています。
海面に映る夕陽の色が印象的です。

クロード・モネ 「睡蓮のある池」 1919年
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晩年の睡蓮の連作の一つです。
積み藁を描いた作品も展示されています。

ポール・セザンヌ 「大きな松と赤い大地(ベルヴュ)」 1885年頃
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セザンヌの生地近くの風景です。
筆触を同じ方向に揃えて、リズムと統一感を生んでいます。

ピエール=オーギュスト・ルノワール 「ド・ガレア夫人の肖像」 1912年
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画商ヴォラールの紹介で描いた作品で、モデルのド・ガレア夫人は髪飾りや
ネックレスをを着け、指輪をいくつも嵌め、扇を持って長椅子に座っています。
長椅子は古代ローマの様式を取入れた帝政様式で、壁の絵の額縁も
古代ローマの儀仗用の斧(ファスケース)をイメージしているようです。
古典的な構図であるところなど、ルノワールの遊び心を感じます。


エコール・ド・パリとは主に1920年代を中心にパリで活動した画家たちを言い、
特定の画風がある訳ではありません。

アメデオ・モディリアーニ 「小さなルイーズ」 1915年
フ007

アメデオ・モディリアーニ(1884-1920)はイタリア出身のエコール・ド・パリの画家です。
元は彫刻家を目指していたモディリアーニが、健康の悪化で彫刻を断念し、
絵画に専念するようになった頃の作品で、たくましい腕などに彫刻のような
量感があり、顔はアフリカ彫刻のようです。

アメデオ・モディリアーニ 「バラをつけた若い婦人」 1916年
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長い顔と首がモディリアーニの特徴で、どこか悲しげな表情をしています。

モイズ・キスリング 「若い女性」 1939年
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モイズ・キスリング(1891-1953)はポーランド出身のエコール・ド・パリの画家です。
キスリングの描く女性は大きな目をして、やるせなさが漂っています。
ちょっと俗っぽいところが魅力でもあります。

マルク・シャガール 「大きな花束」 1978年
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マルク・シャガール(1887-1995)はロシア(現在のベラルーシ)出身の
エコール・ド・パリの画家です。
パリ、ロシア、パリ、アメリカ、南仏と活動の場を移していますが、
作品にはよく故郷の思い出が描かれています。
遠くに見えるのも故郷の町、ヴィテブスクです。

ラウル・デュフィ 「ニースのホテルの室内」 1928年
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豪華な赤い室内と青い南仏の海と空を元気よく取り合わせ、
室内の鏡にも外の青色を映しています。


他に、ユトリロ、ドラン、ヴラマンク、ローランサン、レオナール・フジタなどの作品もあります。
すべて個人コレクションなので、この展覧会はこれだけの作品を揃って観ることの出来る貴重な機会です。


次回の展覧会はBunkamura25周年記念、『キャプテン・クック探検航海と「バンクス花譜集」』展です。
会期は12月/23日(火・祝)から2015年3月1日(日)までです。

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【2014/11/02 19:29】 美術館・博物館 | トラックバック(0) | コメント(0) |
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