「御法に守られし醍醐寺展」 渋谷区立松涛美術館
渋谷
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渋谷区立松涛美術館ではリニューアル記念特別展、「御法(みのり)に守られし醍醐寺展」が
開かれています。
会期は11月24日(月・祝)までで、11月3日(月・祝)までの前期と、11月5日(水)からの
後期で一部展示替えがあります。

醍醐002


醍醐寺は貞観16年(874)に理源大師聖宝(しょうぼう:832-909)が京都山科に創建した
とされる真言宗寺院で、醍醐天皇(885-930)の御願寺として手厚い庇護を受けています。

「過去現在絵因果経」 奈良時代・8世紀 国宝
醍醐003

醍醐004

5世紀に漢訳された過去現在因果経を絵入りの経巻にしたもので、釈迦の前世の善行と
現世の事績が素朴な表現で描かれています。
展示室では各場面の説明も添えられていて、10月28日から11月3日までと、
11月18日から24日までは15mある全場面が展示されます。

「大日経開題」 空海筆 平安時代・9世紀
大日経疏20巻を抜書きしたもので、伸びやかな筆遣いです。

「閻魔天像」 平安~鎌倉時代・12世紀 国宝
醍醐001

前期の展示です。
左手に人頭杖を持ち、水牛に乗った姿で、おだやかな表情を見せています。
中国の官人の服を着た閻魔様とは違った姿です。

「不動明王像」 平安時代・10世紀 重要文化財
醍醐005

剣と羂索を持ち、火炎を背負っています。

「織田信長黒印状」 桃山時代
醍醐寺三宝院での戦勝祈願の修法への礼状で、「天下布武」の印が捺されています。
礼状を出すところなど信長も律儀です。

「金天目・天目台」 桃山時代・16世紀
醍醐007

醍醐寺第80代座主の義演が秀吉の病気平癒を祈願した褒美の品と言われています。
天目は木の椀に金の薄板を延ばして被せ、天目台には金鍍金がされていています。
金の薄板は釉薬が途中までかかったようになっていて、芸の細かいところを見せています。

神護寺は豊臣秀吉の醍醐の花見でも有名です。

「豊臣秀吉像」 江戸時代・19世紀
醍醐006

勾欄のある御殿の中で、御簾を巻き上げ、山水画の衝立を背に繧繝縁
(うんげんべり)の畳に座していて、神像として描かれています。

「豊国大明神 神号」 江戸時代初期
醍醐009

神として祀られた豊臣秀吉の神号です。
秀頼八才と書かれており、下の方がやや詰まっていますが立派な筆遣いです。

「舞楽図屏風」 俵屋宗達筆 江戸時代・17世紀 重要文化財
醍醐008

後期の展示です。


規模は大きくありませんが、醍醐寺の歴史を辿れる興味深い展覧会です。

展覧会のHPです。


次回の展覧会は特別展、「天神万華鏡」です。
会期は12月9日(日)から2015年1月25日(日)までです。

天神001

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【2014/11/12 20:25】 美術館・博物館 | トラックバック(0) | コメント(0) |
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