「動物礼賛」展 根津美術館
表参道
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表参道の根津美術館では特別展、「動物礼賛」が開かれています。
会期は2月22日(日)までです。

動物001


未年にちなんで、羊など動物を題材にした絵画や工芸品、約70点の展示です。

「双羊尊」 おそらく湖南省 前13~11世紀 大英博物館
動物001

大英博物館からやってきた羊です。
2頭の羊が対称形に背中合わせになった、珍しい形の尊(酒を入れる祭器)で、
大英博物館と根津美術館の2点しかないそうです。
全身が鱗のような模様で覆われ、口を開け、力強い表情をしていて、
羊ですが顎ひげを付けています。

「双羊尊」 おそらく湖南省 前13~11世紀 根津美術館 重要文化財
動物002

大英博物館の双羊尊とは細かいところが違っていて、口は閉じ、顔の表情も優しくなっています。
顎ひげや腹の下のヒレもありません。
長江流域の文化圏に属し、おそらく異なる時期に制作されたものだろうとのことです。
根津美術館の入館券にも使われています。

動物008

「間違い探しをしているみたい」と言いながら2つを見比べている人がいました。

泉屋博古館の所蔵する住友コレクションの青銅器14点も展示されています。

「虎卣(こゆう)」 西周前期 前11世紀 京都・泉屋博古館 重要美術品

蛙蛇文盤(あだもんばん) 高14.9cm 春秋前期 前7世紀 京都・泉屋博古館

羽文盦(うもんあん) 高22.2cm 前漢後期-後漢前期 期限前後 
京都・泉屋博古館 重要美術品


これらを2012年に泉屋美術館で開かれた、「神秘のデザイン―中国青銅芸術の粋―」展で
観た時の記事
です。

「蚕」 後漢時代 1~2世紀 根津美術館
「鍍金蚕」 後漢時代 1~2世紀 根津美術館
「蚕」は青いガラス製で長さ2㎝ほど、「鍍金蚕」は青銅製で4㎝ほどです。
絹の原料として中国で利用が始まったという蚕がいかに貴重な存在だったのかが分かります。

「十二因縁絵巻」(部分) 鎌倉時代 13世紀 根津美術館 重要文化財
動物004

羅刹(鬼)の姿をした、人間の苦悩の原因である12の因縁を折叱王が次々と退治して行き、
最後に苦悩の根本である無明羅刹を捕えているところです。
動物たちが並んでその様子を眺めています。

「花鳥図屏風」(部分) 芸愛筆 室町時代 15~16世紀 根津美術館
動物005

芸愛は生没年未詳で、京都で活躍した絵師です。
鷲や鷹が鷺や鴛鴦を襲うという、緊張感のある画面で、平和な花鳥図とはかなり趣きが違います。
鷹狩を好んだ戦国武将の嗜好を反映しているそうです。

「松梟竹鶴図」 双幅 狩野山雪筆 江戸時代 根津美術館
松の枝に止まった梟や藁屋根の上の鶏が上目遣いなところがユーモラスです。

「黄瀬戸獅子香炉」 桃山時代 16~17世紀 根津美術館 重要美術品
動物006

脚は動物の足をかたどり、つまみは猿が手を合わせたような形をしています。
動物をかたどった香炉も、蓋が動物の形の香炉もよくあるものの、
両方揃った形は珍しいそうです。
 
「鼠短檠(ねずみたんけい)」 江戸時代 18~19世紀 根津美術館
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鼠短檠は灯明の一種で、鼠と灯明皿はパイプでつながっており、灯明皿の油が減ると
パイプに空気が入り、その空気圧で鼠の口から体内に貯めてある油が滴り落ちる
仕掛けになっています。


展示室5は「百椿図」の展示です。

2012年に根津美術館で「百椿図」を観た時の記事です。

展覧会のHPです。


次回の展覧会はコレクション展、「救いとやすらぎのほとけ―菩薩」です。
会期は3月7日(土)から4月6日(月)です。

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【2015/01/13 19:37】 美術館・博物館 | トラックバック(0) | コメント(0) |
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