「ワシントン・ナショナル・ギャラリー展」ブロガー特別内覧会 三菱一号館美術館
東京
chariot

丸の内の三菱一号館美術館で2月24日に開かれた、青い日記帳×「ワシントン・
ナショナル・ギャラリー展」ブロガー特別内覧会に行ってきました。
展覧会の会期は5月24日(日)までです。

ワ001

ワシントン・ナショナル・ギャラリーの創設者、アンドリュー・メロンの長女、エイルサ・メロンを
中心にして収集した、印象派とポスト印象派のコレクションから68点を紹介する展覧会です。

アンドリュー・メロン(1855-1937)は米国財務長官を務めた銀行家で、自分の美術コレクションを
寄贈してワシントン・ナショナル・ギャラリーを創設しています。
エイルサ・メロン(1901-1969)は自らの審美眼に基き、多くの印象派やポスト印象派の作品を
収集しています。

「弐代目・青い日記帳」主催のTakさんがモデレーターで、高橋明也館長の
挨拶があり、杉山菜穂子学芸員の解説を伺いました。

展示会場内の画像は特別に主催者の許可を得て撮影したものです。

ワIMG_0491


左 エドガー・ドガ 「競馬」 1871-72年
右 エドゥアール・マネ 「競馬のレース」 1872年

ワIMG_0494

ドガの「競馬」はノルマンディーの競馬場で、遠景の教会はモネがよく描いた
ルーアン大聖堂だそうです。
マネの「競馬のレース」はロンシャン競馬場で、疾走する様が描かれています。

左 アルフレッド・シスレー 「牧草地」 1875年
右 アルフレッド・シスレー 「ポール=マルリーの洪水」 1872年
ワIMG_0423

最初の展示は印象派の風景画です。

左 ウジェーヌ・ブーダン 「オンフルール港の祭り」 1858年
右 ウジェーヌ・ブーダン 「ブルターニュの海岸」 1870年

ワIMG_0432

ブーダンは浜辺や港を描いた作品8点が展示されています。

左 ピエール=オーギュスト・ルノワール 「ブドウの収穫」 1879年
右 ピエール=オーギュスト・ルノワール 「花摘み」 1875年

ワIMG_0459

左 ピエール=オーギュスト・ルノワール 「少女の頭部」 1890年頃
中 ピエール=オーギュスト・ルノワール 「猫を抱く女性」 1875年頃
右 ピエール=オーギュスト・ルノワール 「髪を編む若い女性」 1876年

ワIMG_0442

ワIMG_0447

「少女の頭部」はピアニストのウラジミール・ホロヴィッツの寄贈、
「髪を編む若い女性」はエイルサ・メロンのコレクションです。

左 オディロン・ルドン 「ブルターニュの村」 1890年頃
右 オディロン・ルドン 「ブルターニュの海沿いの村」 1880年頃

ワIMG_0448

黑の版画を制作していた時期の作品ですが、彩色画も描いていました。
小品で、色数も少なく形も単純化された、寡黙な絵です。
ルドンはこれらの絵は売らず、手許に残しておいたそうです。

左 ジョルジュ・スーラ 『「グランド・ジャット島」の習作』 1884/85年
右 ジョルジュ・スーラ 「海の風景(グラヴリーヌ)」 1890年

ワIMG_0454

左は大作、「グランド・ジャット島の日曜日の午後」のための習作のようです。
右の絵の青い枠はスーラ自身が描いた額縁です。
スーラは派手な額縁を嫌ったようですが、アメリカでの巡回展用にアメリカ人好みの額に
入っているそうです。
グラヴリーヌはフランスの北の端にあります。


左 ベルト・モリゾ 「窓辺にいる画家の姉」 1869年
右 ピエール=オーギュスト・ルノワール 「モネ夫人とその息子」 1874年

ワIMG_0471

左は、姉のエドマ・モリゾを描いていて、姉妹は画家を志しますが、エドマは結婚と
出産のために絵を描くのを止めています。
扇の絵を見ている姿はエドマが画家であることを示しているそうです。

右は、モネの家の庭でくつろいでいるモネ夫人のカミーユと長男のジャンをマネが
描いているところにやってきたルノワールがその様子に刺激されて描いた絵です。
カミーユは日本の扇を持っています。

左 アンリ・ファンタン=ラトゥール 「自画像」 1861年
中 エドガー・ドガ 「白い襟の自画像」 1857年
右 エドゥアール・ヴュイヤール 「21歳の自画像」 1889年

ワIMG_0474

左 ポール・セザンヌ 「3つの洋梨」 1878/1879年
右 アンリ・ファンタン=ラトゥール 「皿の上の3つの桃」 1868年

ワIMG_0502

セザンヌは構築的で、ファンタン=ラトゥールは質感まで表しています。

左 エドゥアール・ヴュイヤール 「会話」 1891年
右 エドゥアール・ヴュイヤール 「コーヒーを飲む二人の女性」 1893年

ワIMG_0518

小品で、アンティミスト(親密派)と名乗ったヴュイヤールの描いた室内の情景です。


左 ピエール・ボナール 「さびれた街の2匹の犬」 1894年頃
右 ピエール・ボナール 「革命記念日のパリ、パルマ街」 1890年

ワIMG_0514


左は犬のいる風景をさらりと描いていて、「小さな洗濯女」と似た雰囲気です。
右は7月14日のフランス国民祭のパリの街頭です。
主役は三色旗で、手前の3人も赤白青の3色になっています。


展示の最後はボナールが並んでいます。
ワIMG_0526


左 ピエール・ボナール 「画家の庭の階段」 1942/1944年
右 ピエール・ボナール 「庭のテーブルセット」 1908年頃

ワIMG_0528

初期に比べると色調が明るくなり、晩年の「画家の庭の階段」になると画面は華やかな
色彩にあふれています。


ピサロ、シスレーなど印象派の風景画からヴュイヤール、ボナールの親密な味わいの作品まで、
三菱一号館の古風な展示空間に程よく調和していて、落着いた雰囲気の中でゆっくりと
鑑賞することが出来ました。

2月8日に「ワシントン・ナショナル・ギャラリー展」に行った時の記事もご覧ください。

展覧会のHPです。


次回の展覧会は、「画鬼・暁斎―KYOSAI 幕末明治のスター絵師と弟子コンドル」展です。
会期は6月27日(土)~9月6日(日)です。

暁001

関連記事

【2015/02/28 20:44】 美術館・博物館 | トラックバック(0) | コメント(2) |
comment
 
コメントを書く
コメントは承認後に公開されます。ご了承ください。
  • こんばんは。
  • 展覧会によってはHPでブロガー内覧会の予告することがあるので、それに応募したりしています。
    ブログでなくても、TwitterやFacebookをやっていれば良いという企画も多いですが、応募者が多い時は抽選や先着順になります。

    【2015/03/03 21:42】 url[chariot #/8nqih4Y] [ 編集]
  • ブロガー特別内覧会なんてあるんですね
  •  凄いビッグネームが並んでますなぁ。全部で一体いくらするんだろう??・・・なんて俗な私orz
     今はネットの時代。口コミは下手なCM物よりよほど宣伝効果がありますからねぇ。ブロガー特別内覧会というのも有効かと思いますが、しかしこういう情報をいち早く手に入れる方々ってどうやってるの?

    【2015/03/03 07:32】 url[miss.key #eRuZ.D2c] [ 編集]
    please comment















    管理者にだけ表示を許可する

    trackback
    trackback url ↓
    http://nekoarena.blog31.fc2.com/tb.php/2560-7d1c8b41

    プロフィール

    chariot

    Author:chariot
    東京のビルの多い街で暮らしています。

    最近の記事

    最近のコメント

    最近のトラックバック

    カテゴリー

    ブログ内検索

    月別アーカイブ

    リンク

    このブログをリンクに追加する

    RSSフィード


    | ホーム |