[フィラデルフィア美術館浮世絵名品展 春信一番! 写楽二番!」 三井記念美術館
三越前
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日本橋の三井記念美術館では特別展、「浮世絵誕生250年、フィラデルフィア美術館浮世絵名品展 
春信一番! 写楽二番!」が開かれています。
会期は8月16日(日)までです。
アメリカ・フィラデルフィア美術館の所蔵する4000点以上の浮世絵から150点を選び、
日本で初めて公開するものです。
7月20日までの前期と7月22日からの後期で、ほぼ半分ずつ展示替えされます。

浮世絵001


鈴木春信が一番多く、30点が展示され、清長、歌麿、写楽、北斎、広重などの作品も
展示されています。

鈴木春信 「やつし芦葉達磨」 明和2-4年(1765-67)頃
浮世絵002

「芦葉達磨」は達磨大師が芦の葉に乗って長江を渡ったという故事を描いたもので、
禅画の画題になっています。
達磨の代わりに芦の葉に乗った女性は輪郭線を用いず、着物の部分だけで
3回刷りを重ねているそうです。
月夜を表す灰色の地に、達磨を暗示する紅色が映えています。

錦絵と呼ばれる多色刷りの版画はこの鈴木春信の頃に完成しています。

初代喜多川歌麿 「歌撰恋之部 稀ニ逢恋」 寛政5-6年(1793-94)頃
浮世絵003

画面いっぱいに半身を描く大首絵によって、恋する若い娘の一瞬の表情を捉えています。
少しあごを引いた姿は初々しさと気持ちの張りを見せて、袖の間からのぞく指にも
表情があります。

東洲斎写楽 「三代目大谷鬼次の江戸兵衛」 寛政6年(1794)
大金を脅し取ろうと、懐から両手を突き出し、口を引き結び、にらみつけている瞬間です。
写楽の作品は11点が前期後期に分けて展示されます。

葛飾北斎 「富嶽三十六景 凱風快晴」 天保元~3年(1830~32)頃
浮世絵005

葛飾北斎の代表作です。

歌川国芳 「かごのとりすゞめいろどき」 弘化2-3年(1845-46)頃
浮世絵004

夜の吉原の情景が団扇の台紙用の紙に摺られています。
吉原雀の言葉通り、男の雀たちが籠に入れられた格子女郎を冷かしています。
歌川国芳はよく猫、金魚、雀などを人に見立てています。


私は展覧会初日の6月20日の朝一番に行ってきましたが、かなりの入館者で賑わっていました。
作品保護のため、室温を下げてありますので、何か着る物を用意しておかれると良いでしょう。

展覧会のHPです。


次回の展覧会は特別展、「蔵王権現と修験の秘宝」です。
会期は8月29日(土)から11月3日(火・祝)までです。

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【2015/06/22 19:37】 美術館・博物館 | トラックバック(0) | コメント(0) |
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