「没後10年 ロバート・ハインデル展-光と闇の中の踊り子たち-」 横浜 そごう美術館
横浜
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横浜のそごう美術館では、「没後10年 ロバート・ハインデル展-光と闇の中の踊り子たち-」が
開かれています。
会期は7月26日(日)までです。

ハインデル001


バレエのシーンを描いた作品で有名なアメリカの画家、ロバート・ハインデル(1938-2005)の作品、
約100点が展示されています。

ロバート・ハインデルはイラストレーターとして出発し、さまざまな雑誌に作品を載せています。

会場には、タイムライフ誌に掲載した、カラヤン、ロストロポーヴィッチ、マリア・カラスなどを
描いた作品が展示されていました。

「ダンス オブ パッション」 1982年
ハインデル002

イギリスのランバート・バレエ団のダンスです。
背景を省略し、ダンサーの一瞬の動きと、そこに表される感情をわずかな筆で
掬い取るように描いています。

「ウォール」 1987年
ハインデル006

オーディション直前のダンサーたちです。
一本のバーが画面に統一感を、赤い帯が昂揚感を与えています。

「ホワイト キャット」 1987年
ハインデル005

ミュージカルの作曲家、アンドリュー・ロイド・ウエバーの依頼で、「キャッツ」や
「オペラ座の怪人」を描いています。
満月の下で踊るヴィクトリアです。

「七代目菊五郎」 1997年
ハインデル007

ロバート・ハインデルは1993年の来日時に、能舞台での稽古を観ており、1996年に
は親交のあった高円宮殿下と共に、歌舞伎座で歌舞伎の「保名」を観ています。
これを基に能と歌舞伎を題材にした、各20点の作品を描いています。
「保名」は、安倍保名が亡くなった恋人の小袖を持って狂乱する様を表す舞踊です。

また、高円宮の案内で日本のバレエのリハーサルも観ており、日本のバレエダンサーを
描いた作品も何点か展示されています。

「ダークネス&ライト」 2003年
ハインデル003

2002年に急逝された高円宮殿下を悼んでの作品で、「ジゼル」を描いています。
黑の中に浮かぶ白に、鎮魂の思いを表しています。

「ムーヴィング オン」 2004年
ハインデル004

肺気腫の進んだロバート・ハインデルは海外バレエ団のリハーサルに同行できなくなり、
自宅のアトリエで過去の記憶により描くようになります。
本質を捉える分だけ、抽象化が進みます。

作品を観ていて、フランシス・ベーコンに似たところがあるなと思っていたら、解説によれば
フランシス・ベーコンを敬愛しているとのことでした。

同じバレエを描いても、ドガが都市の風俗風景としてバレエを描いているのに対して、
ロバート・ハインデルはバレエの中に深い精神性を視ています。


2012年には渋谷のBunkamura Galleryで開かれた、「ロバート・ハインデル展」の記事です。

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【2015/07/13 19:26】 美術館・博物館 | トラックバック(0) | コメント(0) |
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