「アート オブ ブルガリ  130年にわたるイタリアの美の至宝」 東京国立博物館
上野
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上野の東京国立博物館の表慶館では特別展、「アート オブ ブルガリ  130年にわたる
イタリアの美の至宝」が開かれています。
会期は11月29日(日)までです。

ブルガリ001


ブルガリ・ローマ本社の保有する作品を中心に、約250ピースを展示する展覧会です。
「ブルガリ」はUの字の無かった古代のローマ字に倣って、「BVLGARI」と表記します。

会場の表慶館には巨大なポスターが掲げられています。

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ソティリオ・ブルガリ(1857-1934)はギリシャのエピルスで銀細工師の家に生まれ、
自身も銀細工職人となります。
オスマン帝国の支配に対する戦いを逃れて1881年にイタリアに渡り、1884年に
初めてローマに店舗を開いています。

初期には、ブルガリの出自を反映して、ビザンティンとイスラムの融合した、
東方的な意匠の宝飾品を作っています。

1920-30年代はアール・デコ様式の時代で、フランスのデザインの影響を
受けていますが、やがて独自のデザインを考案するようになります。

1940年代に初めて蛇(セルペンティ)をかたどったブレスレットウォッチを制作し、
セルペンティはブルガリを代表する作品となります。

「セルペンティ」ブレスレットウォッチ
 ゴールド、エナメル、ダイヤモンド 1970年頃

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蛇は脱皮するので、古代から若さや永遠のシンボルとなっています。


第2次世界大戦後の1950年代になると、フランスとは異なるスタイルを確立します。
丸く研磨するカボションカットを施した石を中心にして、さまざまな色を組合わせています。

ネックレス 
 ゴールド、エメラルド、アメシスト、ターコイズ、ダイヤモンド 1965年

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葡萄の房のような豊穣さがあります。


1975年にはケース部分にBVLGARI ROMAの文字を刻印した腕時計を制作しています。

「ブルガリ・ローマ」ウォッチ ゴールド、レザー/麻ストラップ 1975年
ブルガリ004


古代のコインに刻まれた文字に着想を得たデザインで、顧客へのクリスマスギフトとして
制作したデジタルウォッチが評判になったことに始まります。

日本や中国など、東洋に着想を得た作品もあります。

「富士山」ブローチ 
  ゴールド、プラチナ、マザー オブ パール、エナメル、ダイヤモンド 1971年

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背景にマザー オブ パール(真珠母貝)を使い、浮世絵風の構図で、
富士山はダイヤモンドを積み上げた、豪華なブローチです。

ソートワール 
 プラチナ、サファイア、ダイヤモンド 1969年 エリザベス・テイラーコレクション

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エリザベス・テイラーの40歳の誕生日に夫のリチャード・バートンから贈られた品で、
エリザベス・テイラーの紫色の瞳に合っています。
ペンダントを外してブローチとしても使えます。

映画「クレオパトラ」の撮影でローマを訪れたエリザベス・テイラーはブルガリに
魅了されています。

会場には「クレオパトラ」で着た衣装とともにエリザベス・テイラーのコレクションも
展示されています。

「トロンビーノ」リング 
 プラチナ、サファイア、ダイヤモンド 1971年 エリザベス・テイラーコレクション

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トロンビーノは小さなトランペットという意味で、ブルガリを代表するデザインの一つです。


会場の表慶館ではドームや壁に映像が映され、暗い照明の中で宝飾品が煌き、
音楽も流れて、優雅な雰囲気に包まれていました。
ブルガリのデザインの変遷について知ることも出来て、とても面白い展覧会です。

展覧会のHPです。


2012年のブルガリ銀座タワー開業5周年の企画で、蛇のイルミネーションが
ビルにまとい付いていました。

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【2015/10/01 19:33】 美術館・博物館 | トラックバック(0) | コメント(0) |
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